えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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8月11日、山の日ぐらいから、風邪か何かで調子悪い。ほっておけば治るさと思っていたのも悪かった。症状はひどくなり、喉が痛くなり食事も受け付けないほどに。

医者に行くべきだと考え、さて、今はお盆休みかもしれないと、行きつけの町医者のホームページを調べると、やはり休みだった。

近頃、最寄りの駅近くにできたクリニックのホームページを調べると、夏休みも取らずに開業していているではないか。ふらふらと熱のある体を動かし、その新しいできだはわかりのクリニックに行く。若い医師がおり、解熱鎮痛剤と咳止めと抗生物質を処方され、一週間後、熱も下がり、顔にできた吹き出物のようなものも薄くなっていたのだが、まだ喉に痛みを感じるので、また駅近くのクリニックに再び行き、症状を話す。医師は別の薬をぼくに処方したのたが、そこからが恐ろしい経験であった。

新しく処方された薬を飲み始めると、痰と唾液がどしゃ降りの雨のごとく出てきて、一時間に一回は吐いてしまい、何度もうがいせずにはいられず、布団と洗面所の間を行ったり来たり、食事もまったく喉を通らなくなり、二晩ぐらい眠れなかった。

もしかして、とぼくは思い、薬を飲むのを控えると、少しは症状は収まる。三度、駅近くのクリニックへ訪問し、あらましを伝える。ぼくの話を聞いた医師は、痰が出るのはいいことですよ、などと言う。薬には当たり外れがあるからとも言われ、そんあものなのか、と思う。更には、薬の処方には段階があるだの、薬を試して合う薬に当たるだの、次は漢方で行ってみるかなどと言う。ぼくは、いろいろ試してください、とか、次は漢方で行ってみてください、などとは言えないのだよ、と心の中で思った。

数日して、ぼくはそのクリニックの診察券をゴミ箱に捨てた。駅近くのそのクリニックの前を通ると、そこが病院とは絶対に思えななくなっていたのだ。

医療に携わる皆さま、江戸時代の本草学者、儒学者、貝原益軒の『養生訓』にあるこんな言葉があるのを知っているかい? 知らなければ知っていた方がいいよ。忘れていたなら、思い出した方がいい。

「医は仁術なり。仁愛の心を本とし、人を救うを以て志とすべし。わが身の利養を専ら志すべからず。天地のうみそだて給える人をすくいたすけ、萬民の生死をつかさどる術なれば、医を民の司命という、きわめて大事の職分なり」

「醫は仁術なり。人を救ふを以て志とすべし」

(一カ月で7キロ痩せて、今年の夏はビールもほとんど飲まなかった)
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えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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