えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

東中野の映画館ポレポレで『ミャンマー・ダイアリーズ』を見ました。
今の軍政下のミャンマーで生命に危険がおよぶために匿名で映画を撮った10人の映画監督のクーデターのあった2021年の10編の物語に市民の撮影したドキュメンタリー映像がさしはさまれるこの映画は映画史に残るような傑作となっているような気がします。別々に撮られた10編の顔が秘匿された映像が生々しく同時代性を強く呼吸し、あたかもつながった連作のようでもあり、強靭な物語を喚起し、ドキュメタリーの映像とも有機的に連携し、驚くべき作品になっております。
ドキュメタリー部分の戒厳令下の街で人々の抗議の意味を込めての家の窓から鍋を叩く姿に、ぼくの眼に涙が溢れ出ます。この映画に感銘しめずらしく買ったパンフレットから引用します。
「さらに、誰でも比較的容易におこなえる抵抗と団結の意志の示し方として、決まった時刻と緊急時に一斉に鍋やフライパンなどの金物を打ち鳴らすことも繰り返された。これは、悪霊を追い払うという儀礼的な意味を持つ、人々の精神世界に深く根差した行為であった。」
あー、昔、ぼくの勤めていた会社に派遣社員として来ていたミャンマーの若者たちはどうなったのだろうかと安否が気になります。ぼくも映画を見ながら心の中で鍋やフライパンを鳴らしておりました。そして、人々に暴力をふるう軍の政府を未だに支援している日本政府にここで抗議し、ミャンマーの自由と平和を祈り、ミャンマーの人たちのことを忘れずに応援していきたいと思います。
ミャンマー・ダイアリーズ

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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。


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