えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
フィンランドの巨匠、ミカ・カウリスマキ監督の『世界で一番しあわせな食堂』を見ました。
同じくフィンランドの巨匠、アキ・カウリスマキ監督とは兄弟で、ミカ・カウリスマキお兄さんなんだね。二人とも、日本の巨匠、小津安二郎監督を尊敬していて、ミカ・カウリスマキには「静かなる反抗者」という論考もあるそうなのだが、ぼくは未だそれは読んでいない。『世界で一番しあわせな食堂』の主人公は、フィンランドの片田舎の町に訪れた妻を亡くした中国人のコックで、アキ・カウリスマキ監督の前作『希望のかなた』の主人公はフィンランドにやって来たトルコ人で、二人とも、ネーションやらステート、いわゆる国家という怪物、化け物に絡めとらわれてしまいつつあるこの世界に静かなる反抗を企てているのかもしれない。
この『世界で一番しあわせな食堂』は何のストーリー展開もなく、淡々と進んでいき、おしまいの方ですこしハラハラしつつ、ハッピー・エンドで締めくくられ、全編を通してほっとするようなユーモア溢れる多幸感に満ちていて、見てよかったな、と思いました。
どちらがいいともいえないのだけれど、小津映画はなんとも惜別とした別れでエンディングとなり、カウリスマキの映画は出会いの後の希望でファイナルとなるのですね。
この映画に出てくるフィンランドの人たちのやさしさにぼくのハートはあたたかくなる。
映画『世界で一番しあわせな食堂』 公式サイト
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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