えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

アレクサンダー・ペイン監督の「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」を見に海老名のTOHOシネマズに行った。見はじめて30分ぐらいは眠くなったけれど、この映画の二人の主人公である父と息子がスクリーンの中でモンタナからネブラスカまで旅を始めると、おもしろくなり、何のストーリーもなく、小さなエピソソードの積み重ねばかりで、一人のヒーローも出てこないのだけれど、あっという間の110分だった。この映画はアレクサンダー・ペイン監督が最も尊敬する小津安二郎監督に敬意を込めてのモノクロ・フィルムなんだそうだけれど、ドイツのヴィム・ヴェンダースに続く、小津映画の後継者がアメリカから出てきたことがうれしい。この映画を見ながら、こういう話はアメリカも日本もなくて、万国共通なんだなぁ、と思った。アメリカの片田舎をモノクロでとらえた映像が美しく、父と息子の苦くて、おかしみもあるユーモラスの旅を見終わった後に胸にじんわり暖かいものが残っていた。
http://nebraska-movie.jp/

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