えいちゃん(さかい きよたか)

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スハイブ・ガスメルバリ監督のスーダンを舞台にしたドキュメンタリー映画『ようこそ、革命シネマへ』を見ました。

1989年、軍事独裁政権により表現の自由を奪われ、思想犯として拘禁されたり、国外への亡命を余儀なくされたりした四人の映画監督たちが30年近い時を経て再び出会い、映画館のなくなったスーダンに再び、映画館をと、古い野外映画館を借りて、映画を上映しようとする話でした。前半はその古いボロボロの野外映画館を掃除したり、改修したりするゆっくりとしたおじいさんのシーンが続き、少しうとうとしてしまった。

少しはきれいになった映画館で、夜、試しとしてチャップリンの古い映画を上映をするシーンでは、近所の子どもたちが集まってきて、笑っている。うっとりするような美しいシーンでした。

独裁の政治が続く中、近所の人にアンケートを取ったりして、この四人の監督たちが上映しようとしたのはタランティーノの『ジャンゴ 繋がれざる者』。どうなったかはこれ以上は申すまい。

おじいさんたちが主人公のゆったりとした映画だけど、自由ということを何か考えさせられ、感じさせられ、甘苦さと不思議な幸福感に満たされました。

この映画の原題は"TALKING ABOUT TREEES"で、ナチスに焚書された『三文オペラ』の劇作家、ベルトルト・ブレヒトのこんな言葉によるのだそう。

「こんな時代に木々について語るのなんて犯罪のようなものだ! これは恐怖や悪を前に沈黙するのと変わらない」

この映画に登場する映画監督の一人はこんなことも言っておりました。

「私は誰よりも楽観主義者だ。絶望から希望が生まれる」

スーダンに再び映画館が戻り、人々がいろんな映画を見れる日が来るのを願わずにはいられません。

映画『ようこそ、革命シネマへ』公式サイト
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えいちゃん
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S.E.
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音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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