えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
横浜聡子監督の『いとみち』を見ました。
青森弁がきつくて、自閉的になって悩んでいる高校生、十六歳の女子の物語は津軽三味線の音楽の話でもありました。その十六歳の女子、相馬いとを演じる駒井蓮さんがかわいらしいのだけど、とてもリアル。監督の横浜聡子さんも、駒井蓮さんも青森出身なのだそう。
見ながら、青森の何気ない風景の中を旅しているようでもあります。青森は、昔、青春18切符で旅した時、岩手の盛岡から秋田に向かう列車の中で、通り過ぎてしまっていた。太宰治とか寺山修司の故郷で、三上寛さんとか、偉大な詩人、作家がいっぱいいます。主人公の相馬いとが冒頭のシーンで読みながらうたた寝をしてしまうのは、永山則夫の『なぜか、海』で彼は青森の出身であった。永山則夫が死刑になった時、国家とか権力というのはこういう風に人を殺して、その大きな集団の中に自分も確かに存在して、そんなことが理由であろうか、とてもいたたまれない嫌な気分になったことを思い出す。
さて『いとみち』は音楽によって自由になれて、それによって人とも何かの結びつきができて、それが多分、「いとみち」ということで、とても素敵な映画でした。
それから、豊川悦司さんは年をとっても、とてもかっこいい。こうありたいものです。
ところで、生で聴く太棹の津軽三味線の音は、ベンベンと叩く太鼓とギターとベースが合わさったようなハードロック的な爆音です。青森の人ではないぼくだけれども、津軽三味線には昔から伝えられてきたソウルがあると感じてしまいます。
映画『いとみち』公式サイト
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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