えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

entry_top_w.png

成人の日に町田天満宮に行ってみました。町田の街を歩いていると、成人式の晴れ着を着た人を見かけたりします。二十歳かぁ。(法律の変わった今でも十八才ではなく、成人式は二十歳が多いそうです。)ぼくは、今、還暦で、「二十歳から還暦のここまでくるのは、光陰矢の如しの速さ、早さだぞ」と若い人に知らせたくもあります。ぼくの過ぎて行った年月、いろいろ悔いることもあるけれど、これでよかったような気もするのは不思議ですな。なぜか「情けは人の為ならず」などということも思い浮かびました。これは「情けは人のためではなく、いずれは巡って自分に返ってくるのであるから、誰にでも親切にした方が良い」ということ。読んだ句一つ。

 天満のぺちゃくちゃお喋り咲く春着(春着:はるぎ)
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png
ユダヤ系アメリカ人でホロコーストサバイバーを両親に持つノーマン・フィンケルシュタイン博士の有名な演説「ワニの涙」。

「私はもうそんなことには敬意を払わない。全く好きでもないし、敬意も払わない。ワニに涙にはだ。ワニの涙というのは、私はこれまでホロコーストを切り札にされることは嫌だったが、今からは言わざるえない。亡くなった私の父はアウシュビッツに入っていた。亡くなった私の母もアウシュビッツに入っていた。私の母はマイダネク強制収容所にいた。私の父方の家族は全員殺された。私の母方の家族は全員殺された。私の父も母もワルシャワ蜂起を経験した。だから正確かつ詳細にその両親が三人の子どもに教えたことがあるから、私は決してイスラエルに黙っていない。パレスチナ人に戦争犯罪を犯し、これ以上卑劣なことはないと私が思えるような彼らの苦しみ、殉教を利用して、自分たちの拷問、残忍さ、住居の解体、イスラエルが毎日行っていることを正当化するのであれば、金輪際、泣いても脅かしても無駄である。もし君にすこしでも心があるのなら、パレスチナ人のために泣いているはずだからだ。」

entry_bottom_w.png
entry_top_w.png

有楽町よみうりホールで「新春の賑わい 江戸の伝統芸能特選」を見ました。明けた年の寿ぎじゃったよ。上島敏昭さんひきいる浅草雑芸団の江戸伝統の大道芸、五代目松本源之助さんひきる松本源之助社中の江戸里神楽、林家一門、前座、林家ポン平さんの落語、お馴染みの「味噌豆」、二つ目で今年、真打となる林家つる子さんの落語、威勢よくすっ飛んでいく「反対俥」、林家正蔵師匠は古典落語の王道中の王道をいって「おすわどん」。泣きながら、でも笑って始めて、今年をいい年にしようじゃありませんか。
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png
最近、この世界とか世の中のこともあって、ギターを持って歌っていると、ムカムカと腹がたってきてしかたない。そして、次の日、腹が立った自分がいやになる。人間、穏やかに生活し、穏やかに生きねばなりません。早く無駄な恋とかの歌ばかり歌う呑気な歌手にもどりたい。世界に戦争があるというのは、精神衛生にも非常によろしくない。早く、世界中、誰もが普通に平和に生きれる平和な世の中になってほしいです。
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png


神保町シアターで小津安二郎監督の『長屋紳士録』と『お茶漬の味』を見ました。これで戦後の小津安二郎の映画はすべて、映画館で見たことになります。

『長屋紳士録』は落語の長屋の人情噺のような風情が素敵すぎます。飯田蝶子演ずる戦争が終わった直後のバラックの家に子役の青木放屁演ずる親とはぐれた子のめでたしめでたしの別れが涙をさそいます。

『お茶漬の味』は、海外に単身赴任する夫と妻が別れの前の夜にお茶漬を食べるという、それだけの話で、これだけでよく映画として成立させて、客を感動させるのは、奇跡のようなことではありますまいか。映画が終わりふと隣に座っていた知らない若い女子を見ると、涙で赤く目をはらしているようでした。木暮実千代演ずるつんつんした妻に佐分利信演ずる夫のやさしいこと、やさしいこと。夫は糠漬けのきゅうりかなにかを包丁で切る妻に手を切らないかいと気づかい、着物のにの腕の裾をそっともってやったりします。ご飯を食べる妻が自分の手が糠味噌臭いというと、夫は指が驚いているんじゃないかという。いつの時代も人の求めているのは同じで、さりげないやさしさと気づかいなのですな。そして、めでたしめでたしとなります。

小津の人を見る目のやさしさに心を打たれた二本でした。
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png

ダニー・ネフセイタイさんの著した『イスラエル軍元兵士が語る非戦論』を読みました。イスラエルに出自を持つダニー・ネフセイタイさんの自伝的な内容とユダヤ人の苦難の歴史についてのことも含み、非戦論にたどりつくこの本はとても説得力があり、世界が進むべき平和への方向を指し示してもおります。武器によって武器に勝っても平和が訪れないのは、現在の世界で自明のことだとぼくはこの本を読んで改めて思います。そう、武器を捨てて、話し合うことしかないのだと思います。すべての紛争、戦争を停止させ、ダニー・ネフセイタイさんのいう「心を使って」、相手のことを想像し、痛みを慮り、武器を永遠に掘り起こせない地中深くに埋めてしまい、憎しみを手放しましょう。そうしなければ、人類は同じ悲惨の繰り返しです。だから、ぼくも、すべての人が平和に生きれるために、非戦を願い、非戦を祈っております。

イスラエル軍元兵士が語る非戦論/ダニー・ネフセタイ
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png

古賀豪監督の『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』を見ました。見始めると、ぼくは、この映画の昔の日本のどこかの村の因襲にまみれた怪しげな世界に、鬼才、市川崑監督の『犬神家の一族』を思い出してしまう。物語が進むと更に更に、映画は妖気ただよう世界に進んでいき、すさまじい。小学生が見ると、トラウマになりそうです。日本でしか成立しない物語に戦後日本への批評も表される。日本のアニメはやはり凄い。そして、ついに鬼太郎は誕生するのです。

映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』公式サイト
entry_bottom_w.png
<< 前のページ 次のページ >>
[70]  [71]  [72]  [73]  [74]  [75]  [76]  [77]  [78]  [79]  [80
plugin_top_w.png
カレンダー
10 2025/11 12
S M T W T F S
1
2 6
10 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
えいちゃんのお奨め

ライブのお知らせ

ぼくのTwitter

plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
最新コメント
[05/04 ペコ]
[12/23 ロンサム・スー]
[07/27 gmail account]
[08/29 えいちゃん]
[08/29 みさき]
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
ブログ内検索
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
最新トラックバック
plugin_bottom_w.png
Copyright えいちゃん(さかい きよたか) by えいちゃん All Rights Reserved.
Template by テンプレート@忍者ブログ