えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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藤子・F・不二雄の「劇画・オバQ」を読む、不思議な読後感でした。大人になった正ちゃんでもよっちゃんでもゴジラでもキザオでもハカセくんでもなく、ぼくものころのままのQちゃんのようだと思う。さびしいようなすがすがしいような妙な気持ちです。藤子不二雄の漫画では「オバケのQ太郎」が一番好きで、赤塚不二夫の漫画では「もーれつア太郎」が一番好きです。さて、明日は何をして遊ぼうかな? おやすみZZZzzz.....






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銀座で「藤城清治卆寿記念90展」を見た後、国会議事堂前で行われている原発反対の集会に行ってみた。ぼくは原発には反対です。あんな危険なものが、世界のいたるところにできたら、そのうち事故で世の中は終わってしまって、地球に生き物が生きていられなくなるんじゃないか。そういう意味でも、核兵器と同じように原発にも絶対反対。

で、話は少しそれて、その集会でジンタらムータのバックでリザードのワカさんがベースを弾いていた。ワカさん、国会議事堂前の集会ではいつもボランティアでPAをやっているという。高校生のころ、リザードのギグにはよく行ったもんだ。白髪になったワカさんは、変わってしまったこともあるだろうけれども、心のどこか、あのころのままなんだ、と思うと、何か、胸がじーんとしました。

ワカさん、ベースは昔のようにピックで弾いていました。余談ですが、ぼくは、キャロル・ケイからリック・ダンコ、ジャン・ジャック・バーネルとピック弾きのベーシストが嫌いじゃありません。

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銀座にある経文館ウェインライトホールで開催されている「藤城清治卆寿記念90展」に行ってくる。藤城清治さんの影絵は大好きなのです。実物を見ると本当に美しいよ。東京12チャンネルの懐かしい深夜の天気予報の影絵のあの人です。



そう、展覧会会場のそこかしこから、女子からの、かわいい、かわいい、という感嘆の声もいろんなところからぼくの耳に聞こえてきた。かわいくて美しいんです。日本人の美意識の基本なのかな。

藤城清治さんのこれらの影絵は芸術品であるとともに美術品であり、工芸品であると思う。アンディー・ウォーホールは自身のシルクスクリーン制作の工房を"factory"と呼んでいたのだけれど、「ケロヨン」というかわいいキャラクターももつ藤城清治さんは、日本のポップ・アートの草分けのような人で、昔、テレビで見たその工房は美しい何かを作る手工業の工場(こうば)なのだと思った。藤城清治さんは90歳になられてもその工場の工場長をされていて、その美しい心でいつまでも美しいものを作り続けて欲しい、と思いました。

http://www.kyobunkwan.co.jp/blog/archives/5845
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最近の自分の個人的事情もあって、稲盛和夫さんの著した「京セラフィロソフィー」を読了した。600頁もある大著には、平易な言葉で、新書でいうと4冊分ぐらいだろうか、内向きの螺旋階段を少しづつ上るか、下るかのように、同じテーマがつづられていた。当たり前的な話に感心してつまらなく、つまらないけれど、感心する、そんな内容。

京セラとKDDIの創業者は、JALも再建し、今、最も注目される経営者であり、その稲盛さんが、京セラ社内のみに配布している社訓集「京セラフィロソフィー手帳」を自ら、ひもとき、読み解いている。どこの本屋でも平置きされていて、「生き方」に続くベストセラーになろう。

この本から想像される内部から見た京セラは共産主義のようだ。そのことからか、京セラは元祖ブラック企業との説もある。その昔、よくゴルフをしてもらった年上の友だちの友だちが京セラ系の企業に再就職したことがあって、思い出すに、その友だちの友だちからブラック企業に勤めているがゆえの疲弊感のようなものは感じられなかったけれど、明日、運動会なんだ、絶対参加なんだ、まー、こういうのもいいことなのかな、などと言っていた。京セラは社内行事は原則、全員参加なんだそうだ。やはり、「京セラ」ではなく、「共(産)セラ」のほうがしっくり来るかも。ぼく自身は、社内行事とかいやではなく、社内旅行とかバーべ―キューとか、おもしろがって、ほいほい参加するけどね。

稲盛和夫さん、春を過ぎ、今は夏の真っ盛りですね。けれど、すべては春夏秋冬をめぐるのです。この「京セラフィロソフィー」には希薄で、それを引き裂くかのような、ダモクレスの剣、もしくは、ふいにかき曇り、撃つ雷かのような、自然学者、チャールズ・ダーウィン翁の二つの言葉をもう一つの警句として捧げ、自分への戒めともします。

「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である」

「自然淘汰とは、有用でさえあれば、いかに小さな事であろうとも、保存されていくという原理である」







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ジブリのアニメが素晴らしくて、原作を読みたくなり、読了したところです。それは岩波少年文庫刊、ジョーン・G・ロビンソン作の「思い出のマーニー」。上下の二巻、子どもの本とは思えないほどの読み応えもあって、とても良かったです。物語の時空が飛んでいって、メビウスの輪のようで、読み終えたら、また初めから読みたくなってしまうような作品でした。

それから、女の子同士の友情というものがどんなことなのか、少し、分かったような気もします。

あなたも、今年の夏の思い出に、この本を開き、イギリスの北のノーフォークの村までマーニーに会いに来てはいかがでしょう?








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東北学を提唱する民俗学者、赤坂憲雄さんの著した「ゴジラとナウシカ」が面白くて、一気に読んでしまった。全4章のうち、3章がゴジラ及び怪獣論でナウシカ論は最後の1章のみで、ナウシカ論は多分、序論となり、この先、継続して何かが書かれるように思えた。赤坂さんは先の東日本大震災が起きた後、初代の「ゴジラ」と「風の谷のナウシカ」ばかりを見て、感銘を受け、これらの文を書くこととなったらしいが、その出発点はぼくも昔、読んだことがあり、なるほどと思った川本三郎さんの有名なゴジラ論「ゴジラはなぜ「暗い」のか」であった。この本の出発点と思われる川本さんゴジラ論を引用しておきます。

「戦争で死んでいった者たちが、いまだに海の底で日本天皇制の呪縛の中にいる。ゴジラはついに皇居だけは破壊できない。これを「ゴジラ」の思想的不徹底と批判するものは、天皇制の「暗い」呪縛力を知らぬ者でしかないだろう」

赤坂さんは民俗学による想像力を翼にして飛び、三島由紀夫の短編「英霊の声」を接合し、大胆に歩みを進めていて、日本映画の他の怪獣たちにも言及し、面白かった。そして、「ナウシカ」へと続く。宮崎駿さんの作品の多くが柳田国男らの民俗学からかなり直接的に影響もされているらしい。思い浮かべれば「となりのトトロ」、「風の谷のナウシカ」、「もののけ姫」、「千と千尋の神隠し」など。昔、インタビューで宮崎さんは「千と千尋の神隠し」の前にヨーロッパ旅行をし、ヨーロッパの伝統の深さと奥行きにかなわない、とある種、観念し、それを乗り越えるために柳田国男ばかり読んでいた、と言っていたのを思い出した。赤坂さん、さらに書き継いで、論じてください。






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鉄分補給ということで列車に乗る旅にでました。まだ乗ったことのない飯田線が目当てだったのですが、飯田線は偉大です。飯田線の駅のほとんどが、駅舎もあるかないかわいからないような無人駅だったのです。そして、伊那谷の知らない町にいる自分にやすらいでしまいます。


元善光寺に寄ってみました。長野の善光寺と伊那谷の元善光寺で両者そろうということになるそうです。小さなお寺でいいお告げももらいました。


飯田駅前のラーメン屋さん「新京亭」です。ふつうの醤油ラーメンがおいしかった。


飯田の知らない町を散歩します。


散歩していたら偶然発見した柳田国男館です。レトロモダンの風情。柳田国男の書庫兼研究室だったたてものを移築したそうです。


散歩していたらそこにあった飯田市立追手町小学校です。昔の風情がよかったです。


夜に宿でテレビを見ていたら、低いどーん、どーんという音が聞こえました。外を見てみたら、遠くで花火があがっていました。十五日の夜です。この美しさは写真には写りません。お盆ですね。あの町、この町、いろんな町に祖先の霊がやって来ているような気もしました。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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