えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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はっぴいえんどの「風街ろまん」を聴いているのですが、去年のBSNHKで放映していた「名盤ドキュメント3 はっぴいえんど『風街ろまん』(1971)~“日本語ロックの金字塔”はどう生まれたのか?~」の中でメンバー、確か松本隆さんか細野晴臣さんによる裏話の、このアルバムはオリンピック以前の東京をイメージして作ったということを知って、ますます好きになってしまいました。

2020年に第二回の東京オリンピックが開催されるのですが、松本隆さんは、無難に、これでまた東京の風景はいろいろ変わると思うよ、というのとは対照的に、細野晴臣さんは、前回の反省もなく、こんなことしていいのかという気持ちがある、と懐疑の言葉を言っていたのが印象でもありました。細野さん曰く、東京オリンピック以前の東京は、たくさんの路面電車が走っている季節の移り変わりを本当に風に香りに感じるような街であったそうです。それでこのアルバムの名が「風街ろまん」と付けたそう。それが名曲「風をあつめて」の詞の中の「起きぬけの路面電車」もあって、ということなのだそう。そして、松本隆さんの六本木の生家は強制移転で追われたようなものだったそうです。今年で中野サンプラザもなくなるそうですよ。こういうのっていいことなのだろうか。

「風をあつめて」はソフィア・コッポラ監督の「ロスト・イン・トランスレーション」の中での挿入歌として使用され、この曲は海外でも有名なのだそう。ぼくは未見です。このアカデミー脚本賞の映画を見てみたい。

はっぴいえんどが活躍していた当時、日本語のロックは外国でも通用するのかという議論があって、はっぴいえんどの面々は、通用しないこともない、などと思っていたそう。今、このBSNHKの番組で細野さんは、日本語にこだわっていたからこそ、これだけのクオリティーのものができた、と述懐していました。

あっ、すみません、ぼくは神奈川住まいのよそ者なのに東京について言い過ぎたかもしれません。内ジャケットも素敵すぎる「風街ろまん」が傑作であるということでお許しを。








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つたやから借りてあったDVDで小林正樹監督の「がんばっぺ フラガール」を見る。2011年3月11日の東日本大震災以降のスパ・リゾート・ハワイアンのフラ・ダンサーを追ったドキュメンタリーです。すばらしい映画でした。感動しました。

震災後、新しくできたホテル棟を「モノリスタワー」というらしい。キューブリックの映画「2001年 宇宙の旅」に出てくるあのモノリスで、ビルの外観がモノリスなのです。そのセンスもいいと思う。

スパ・リゾート・ハワイアンに行ってみたくなりました。誰か行こ。都内から無料の長距離送迎バスが出ているらしいです。

http://ganbappe.j-cqn.co.jp
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初詣とは年が明けてから始めて神社や寺院に参拝する行事をいうらしいのですが、そうならば、今年の初詣は大山寺ということになりました。二番目の詣が阿夫利神社で、今日、三番目に家から一番近い神社に詣でたのでした。そこで、またもや、おめでたきことかな、神さまからのありがたきご託宣を承ったのです。良きことは人と分け合えなどと浮かび、みなさまに披露したく存じます。

「思ふ事
  思うが
  まゝに
 なしとげて
 思ふ事なき
  家の内哉」

ゆめゆめうたがうことなかれ。
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渋谷にある小さな小さな映画館アップリンクに1966年の沖縄久高島の生活と宗教儀式を記録したドキュメンタリー映画「イザイホウ」を見に行く。小さな劇場といえども、驚いたことに満席の盛況でした。

この映画に取り上げられている12年に一度開かれていたこの「イザイホウ」という祭り、神事は1978年を最後に後継者不足ということもあり、開かれなくなってしまっている。モノクロの画面から濃密で物質的ではない別の豊かさな時が流れ、あたりを漂っていたようなのだ。なんとあれ、昨年で3回連続のイザイホウの中止だったもよう。

1966年の久高島はなんとも貧しいのだけど、女たちに何ものか、神聖な何かが憑依しているかのようなその儀式にぼくは眩暈のようなものも感じ、その後のおおよそ半世紀で失われたものも小さくはないと、ぼくは深くため息をついてしまう。

http://www.kaiensha.jp
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こんな夢を見た。

ぼくはどこかのライブ・ハウスで山口冨士夫のギグを見ている。生前のおなじみの曲を冨士夫ちゃんはたくさん演奏して、あっという間に時間は過ぎていく。バックのバンドはだれだったのだろう。今は冨士夫ちゃんと同じく天国にいる青ちゃん(青木真一)、佐瀬さん(佐瀬浩平)、良(川田良)とかがいたのかもしれない。あっという間に演奏は終わり、アンコールはなかった。いつの間にかぼくは楽屋に山口冨士夫といる。他のメンバーはおらず、数人のファンがいる。冨士夫ちゃんはそこで、立ってエレキギターをアンプを通さずに弾きながら、新曲を披露してくれる。「あの娘とレイン・ドロップス」というようなタイトルの曲で、雨の日に歌われる失恋ソングのようでもあり、壊れていく環境の地球を憂いているようにも受け取れる内容で、ぼくの胸に深く入ってきて、ぼくは冨士夫ちゃんに、「いい曲ですね」と声をかける。冨士夫ちゃんは「そうだろ、もっと歌いたかったんだけどな。新曲もたくさんできたよ」と答えてくれる。ぼくは思い切って、「ぼくがその歌、歌ってもいいですか」と尋ねると、冨士夫ちゃんは笑いながら、「ああ、いいよ、歌ってくれよ」と言ってくれる。

そこで目が覚めた。ということで、こんな初夢を昼寝していると見てしまったのです。山口冨士夫さん、ありがとう。
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昨年の大晦日の夜はロックのかかるバー、スクールオブロックにおりました。2015年、平成二十七年を迎えるとともに、ずっとかかっていたジャニス・ジョップリンがスティービー・ワンダーになり、バーにいるみんなで、とにもかくも乾杯をし、しばらくしてぼくは伊勢原に向かい大山寺と阿夫利神社で初詣をしました。そこでこんな神さまからの託されたお言葉をお授かりました。みなさまのご多幸をお祈りしつつ、ご披露させていただきます。

「かき曇る 空さえ
  晴れて さしのぼる
日かげ のどけき
    我こゝろかな」

あけましておめでとうございます
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ぼくは乗り鉄系のてっちゃんでもあって、だから、たまに鉄分補給のために旅をしてしまう。ローカル線の小海線としなの鉄道に乗る小さな旅に出ました。


小海線の風景
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中村キース・へリング美術館

旅の番外編として、中村キース・へリング美術館に行ってみました。

この前、行った中央林間のバー、パラダイス本舗に飾ってあったキース・へリングの絵がなんかいいなぁ、と思って、ここにも来てみたいと思っていたのです。

ティーシャツのイラストとかで複製されて流布されているものではなく、本もののキース・へリングのアート作品を見ると、それはデザイナーのデザインではなくて、本当に芸術家が魂を込めて、命をかけて創造した文字通り芸術である、その存在感にずしりと重く胸に響くものがありました。

美術館のラストの展示コーナーでキースが口角泡を飛ばして演説し、激しくホモセクシュアルがホモセクシュアルであることの権利を擁護しているビデオが流れていました。キース・へリングというと若き心優しき穏やかな人というイメージがあったのですが、こんな人でもあったのかと意外に思いました。もしかして、コクトーやサルトルから天才と呼ばれながらも生涯、過激な政治発言を繰り返したジャン・ジュネのようなところもあったのかもしれません。

彼が死んでから20年以上経ち、同性婚を法律で認める国も現れ、後天性免疫不全症候群(AIDS)にも良い薬が次々に開発され、適切な治療を続ければ、通常の寿命を全うすることが十分可能となっているらしいのです。

あと10年、遅く生まれていれば、キースは31歳で死ななくてよかったのかもしれませんが、今、ぼくたちがが知っているキース・へリングという芸術家もいなかったかもしれません。1980年代が生んだ鬼っ子のような芸術は、今や永遠となって、ぼくの胸をざわつかせています。
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小淵沢で馬が散歩していた
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小海線の列車
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小諸のタイ輸入雑貨店

歩いているとポツンとこんな雑貨店がありました。
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居酒屋ちゃんちき

小諸駅近くの居酒屋「ちゃんちき」です。明鏡止水という地酒を飲みながら、馬刺しと鰻の白醤油焼きを食べました。おいしかった。
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車窓からの曇った雪景色

曇った雪景色って、枯山水のようで、車窓から眺めていると心が穏やかになります。
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しなの鉄道の列車
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中央線の今も残る古い列車

これで帰ってきました。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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