えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

entry_top_w.png

浅草演芸ホールで令和六年十一月上席昼の部を見ました。演芸の前にいつも通りに浅草寺でお参りをし、御神籤をひくと大吉でごさいました。

「第八 大吉

 勿頭中見尾 
(づちゅうにびをみることなかれ)
 分華須得理
(ぶんくわすべからくりをうべし)
 禾刀自偶然
(くわとうおのづからぐうぜん)
 當遇非常喜
(まさにひとようのよろこびにあふべし)

 頭の中で失敗や結末を恐れることなく、どうどうと目標達成に努力しましょう。
 文学にも武道にも真の心を得られ、充実した気持ちとなるでしょう。
 かまを用いて稲刈りをするように、実りを得て幸せが自然と来るでしょう。
 心正しく、道を守れば幸せとなりましょう。」

ゆめゆめうたがふことなかれ
 
閑話休題、例のごとく見た演目を書き出してみます。前座の隅田川わたしくんの「狸の札」、二つ目の春風亭一猿くんの「鶴」、春風亭柳枝師匠の「寄合酒」、立花家あまね師匠の三味線弾きの、唄いの民謡、二つ目の春風亭貫いちくんの「オカルトサークル」、柳家わさび師匠の「動物園」、林家八楽師匠の紙切り、桂三木助師匠の「寿限無」、春風亭百栄師匠の「コンビニ強盗」で一回目の仲入りとなりました。アサダ二世さんの奇術、古今亭文菊師匠の「替り目」、林家木久蔵師匠の「たいこ腹」、おしどりのお二人の漫才、春風亭一朝師匠の「目黒の秋刀魚」、鈴々舎馬風師匠の「楽屋外伝」で二回目の仲入りです。蝶花楼桃花師匠の「桃太郎」、翁家社中のお二人の曲芸、春風亭柳朝師匠の「熊の皮」、橘家圓太郎師匠の「強情灸」、ホンキートンクのお二人の漫才、主任は春風亭三朝師匠の「やかんなめ」でございました。

特に印象に残った演目です。柳家わさび師匠の「動物園」で大爆笑。古今亭文菊師匠の「替り目」もやはりいい。ぼくは文菊師匠の古典落語が好きなのです。江戸の気持ちいい風吹く春風亭一朝師匠の「目黒の秋刀魚」。蝶花楼桃花師匠の「桃太郎」は大胆な改変を加えた噺で、もしかして忖度とかをする今のテレビでは放映されないかましれない部分もあり、面白すぎます。落とし噺は自由だ。春風亭三朝師匠の「やかんなめ」の大爆笑。寄席はパラダイスだなぁ。
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png

草野翔吾監督の『アイミタガイ』を見ました。梓を演じる主演の黒木華さんの透明な感じがいい。草笛光子さんがはまっています。風吹ジュンがおばあちゃん役で出ていたりします。物語は善意のシンクロニシティでゆめゆめうたがふことなかれ。ドラマもおしまいの方でぼくが眼に涙をためていると、後ろの辺りの席から見知らぬおじさんのすすり泣きが聞こえてきました。いい映画。

映画『アイミタガイ』オフィシャルサイト 2024年11/1公開
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png

横浜DeNAベイスターズが日本シリーズで日本一になったのがうれしい。おれは子どもの頃の大洋ホエールズからのファンなのです。この前、優勝してからの26年は長かった。来年は今年、果たせなかったセ・リーグのリーグ優勝をして日本一となってほしい。

まだ、ぼくはこの前に日本一となった時のデザインのキャップがあって、それで応援しに行っているのだが、新しい今のキャップを買わなきゃ。
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png


伊勢原ぺんぺん食堂で「ただいまおかえりが聞こえる場所 PART2」とタイトルされたライブを見ました。パワフルで誠実な、いのうえりょうたさんの歌、暗い世間であっても、ぼくの頭を前に向かせるかのような内藤タイトさんの面白い歌で十分に場が暖まったあと、輪さんの登場です。今は石垣島にいる輪さんの故郷への凱旋ライブです。輪さんは世界中を旅をして、歌をうたって生きてきたのだなと、ぼくは思う。その旅の気持ちのいい、涼しい風が歌にのってふいておりました。
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png

かつしかシンフォニーヒルズのアイリスホールで『林家つる子独演会 つる子の芝浜』を見ました。見た演目を書き出してみます。前座の三遊亭歌きち師匠の「初天神」、 林家つる子師匠の「やかん」と「箱入り」で仲入りとなりました。仲入りをあけて、林家つる子師匠の(つる子版)「芝浜」となります。

滑稽噺の「箱入り」で大爆笑。有名すぎる古典落語、人情噺の「芝浜」はつる子師匠により、話の筋はそのままに大胆な改変がされたもので、どういう改変かというと、女性視点による「芝浜」というより、ダイアログの落語の魅力はそのままに、たくさんの話者としての女房の語りの導入により、面白さと純な魚屋夫婦の愛の深みは増して、ぼくは大変、感動し、目頭にも何かこみあげてくるものすらございました。そういえば、伝説の古今亭志ん生の弟子への口癖は「なんでもいいんだよ」だったそうだけれど、そんな言葉も思い出されます。林家つる子師匠は素晴らしい。落語は素晴らしい。
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png
法師温泉の長寿館へ旅をしました。インターネットを見ていて、その長寿館の湯船の写真が大好きな川瀬巴水の版画「上州法師温泉」そのままであるのを見て、とても興味をそそられ、行ってきました。



















行きの足で、五徳山水澤観世音に寄り、自らの心身健康と世界の平和をお祈り申し上げます。御神籤をひくと「大吉」でとても幸先がよい。

「第九十九番 大吉

 紅日当門照 こつじつもんにあたりててらす
 暗月再重圓 あんげつふたたびちょうえんたり
 遇珍須得宝 ちんにおうてすべからくたからをう
 頗有称心田 すこぶるしょうありかならずすみやかならん

 紅日とは能く照り輝く日なり
 門に当りとは天のめぐみをうける意味
 雲のかかった暗い月もはれて
 ふたたびまどかな月を見る
 珍に遭うてとは思いがけぬ宝をうる事あり
 目上の人に引き立てられ出世立身すべし
 大吉なり」

ゆめゆめうたがふことなかれ

法師温泉は水上温泉をさらに北に車を走らせ、群馬県と新潟県の県境の山の中、森の中にあって、長寿館は一軒家で明治時代の建てものが歴史のかなたから忽然と姿を現す。川瀬巴水の版画は長寿館の三つある湯船のひとつの法師の湯でところどころで黒いごろた石がしかれているところでぷくぷくと湯もわいていて、それがかすかに硫黄の香りただよう無色透明のこのうえない上質。しかも苔むした屋根の明治からの建てものが風情と情趣をさそう。あまりの素晴らしさに、ぼくは何度も湯船に足をはこんでしまいました。読んだ句。

 窓に舞う紅葉ははらり湯はぷくり

館内の古い日本建築と屋根に見える太い黒い梁も美しい。飾られた調度品もぼくの心を歴史の向こうに誘うかのようなのです。

夕食は上州牛のステーキ、松茸の土瓶蒸し、鯉のあらいの刺身、岩魚の南蛮漬けなど、ぼくのあまり食べたことのないものも出て、どれもとても美味しい。地酒の「誉国光(ほまれくにみつ)」のきりっとした美味しさよ。

翌朝、館内を散歩していると流れている川に岩魚がおよいでいるのを見て驚く。毛鉤を投げて一匹ぐらい釣って、放ちたいものだ。けれども、釣り竿は持ってきてはいなく、今は禁漁期間です。読んだ句。

 古旅館の秋の川には岩魚かな

帰りの足で濱名神社をお参りしました。国のこの重要文化財は修復中でありました。御神籤をひくと「中吉」。

「誠

 どんな人生になるかは
 誰にもわからない
 どんな人生にするかは
 あなただけが分かる

 誠の心を持って生きよ
 嘘や上辺の言葉は自分自身を裏切る

 運勢中吉」

ゆめゆめうたがふことなかれ
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png

相模大野の相模女子大グリーンホールで『八起寄席すぺしゃる 相模原出身女流落語家三人の会』を見ました。相模原出身の三人の女流落語家とは二つ目の古今亭佑輔さんと鈴々舎美馬さん、前座の立川のの一さんの御三方。相模原に女性落語家が三人もいるのなんて驚きです。更には古今亭佑輔さんは東洋大学出身でぼくの後輩にあたる人ではないですか。ちなみに美馬さんは桜美林大学出身で、のの一さんは日本大学出身だそうで、近ごろでは東京大学出身の落語家もいるそうな。

見た落語を書き出してみます。立川のの一さんの「時そば」、古今亭佑輔さんの「権助提灯」、鈴々舎美馬さんの「金明竹」で仲入りとなりました。そして、立川のの一さんの「粗忽長屋」、鈴々舎美馬さんの「エステサロン」、主任は古今亭佑輔さんの「寝子」。

おなじみの古典落語「金明竹」や「粗忽長屋」で大爆笑。古今亭佑輔さんの「寝子」は長講の吉原を舞台にした新作の怪談の序の段で、全編を次の機会には聴いてみたく存じます。こういうのを「新古典」というのかしら? フランス文学ならジャン・コクトーみたいではないか。その古今亭佑輔さんの「寝子」の枕を聴いていると、なぜか古今亭文菊師匠が連想され、古今亭に流れる血を感じてもしまいます。

落語は面白い。
entry_bottom_w.png
<< 前のページ 次のページ >>
[21]  [22]  [23]  [24]  [25]  [26]  [27]  [28]  [29]  [30]  [31
plugin_top_w.png
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
4 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
えいちゃんのお奨め

ライブのお知らせ

ぼくのTwitter

plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
最新コメント
[05/19 Pg Soft]
[05/04 ペコ]
[12/23 ロンサム・スー]
[07/27 gmail account]
[08/29 えいちゃん]
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
ブログ内検索
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
最新トラックバック
plugin_bottom_w.png
Copyright えいちゃん(さかい きよたか) by えいちゃん All Rights Reserved.
Template by テンプレート@忍者ブログ