えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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会社帰りに映画館に寄り、クリント・イーストウッド監督の「ハドソン川の奇跡」を見た。事故のあった航空便をハドソン川に水面着陸させ、乗客、155名の命を救ったた奇跡のような史実を描いていた。

主役である機長、サリー・サレンバーガー演じるトム・ハンクスが本当にかっこいい。最近のトム・ハンクスを見ると、ぼくは二人のアメリカ映画を支えた名優、ジャック・レモンとジーンハックマンを思い出してしまう。「チャイナ・シンドローム」のジャック・レモン、そして、「フレンチ・コネクション」や「ミシシッピー・バーニング」のジーン・ハックマンです。

さて、「ハドソン川の奇跡」にもどり、はらはらどきどきする映画を見ながら、機械とかコンピューターではなしに、人間を人間たらしめているものって何だろうかなどと考えてしまう。おもしろかった。

映画『ハドソン川の奇跡』オフィシャルサイト - ワーナー・ブラザース公式サイト
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こんな夢を見た。ぼくはどこかのライブ会場にいる。立食のパーティー会場にもなっていて、古友だちがたくさん来ている。ぼくがある友だちと話していると、入口から死んでしまった友だちが歩いて来て、ぼくに近づいて来る。ぼくも、あっとお思い、彼に近づき挨拶をする。よっ、久しぶりと声をかけ、右手と左手の両手をあわせて、握手をする。友だちは見たこともないような無精髭をはやし、少し疲れた風なのだけど、確かに彼なのだ。けれど、少し目をはなしたすきに彼は姿を消して、いなくなっている。隣にいた友だちに今の見たか、来ているんだよと声をかけると、確かに見た、見た、来ているんだねと答える。しばらくして、ぼくはパーティー会場を歩き、別の友だちにそのことを話すと、その友だちも、おれも見た、見た、きているんだよと答える。すると、どこから、えいちゃんとぼくを呼ぶ声がし、ぼくは声のした方に歩いて行く。彼の姿は見えない。ぼくは見えない姿に手をさしのべてみる。人の形にかすかに暖かい。来ているんだとぼくは思う。

そこで目が覚めた。その友だちが旅立ったのはちょうど今ごろの季節だったっけと思い出した。
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ボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞したよ。なんだか、うれしい。ロックン・ロールとかフォークとかブルーズとかの決して芸術としては評価されない音楽を好きでずっと聞き続けてきたぼくにも喜びはひとしおなのです。国を越えて、世界に(ジョン・レノンも歌っていた)ロックン・ロール・ピープルはどれぐらいいるのだろう?

ちょっと昔、バンドでディランの"Knockin' On Heaven's Door"を反戦歌のつもりで意訳して歌っていた。けれど、それだけではないんだよ。歌とか音楽というのはきみの感じるままに感じればいいだけ。百人の聞く人がいれば、一つの音楽も百通りの歌になるんだよ。

♪♪♪
母さん、このバッチをはずしておくれ
ブリキのがらくたみたいに感じるんだ
暗い雲があたりにせまってきて
もうどこにも逃げられそうにないのさ

天国のドアをノックしているみたいだ
天国のドアをノックしているみたいだ
天国のドアをノックしているみたいだ
天国のドアをノックしているみたいだ

父さん、この銃を受け取っておくれ
もう誰も撃ち殺したくないのさ
黒い水がそこらにあふれてきて
もうどこにも逃げられそうにないのさ

天国のドアをノックしているみたいだ
天国のドアをノックしているみたいだ
天国のドアをノックしているみたいだ
天国のドアをノックしているみたいだ

(大統領も、その門番も、報道官も
 みえすいた嘘を空からわめいている
 俺の小隊はどこへ行ったんだと
 ひからびた兵士が血を吐いてうめいている)

天国のドアをノックしているみたいだ
天国のドアをノックしているみたいだ
天国のドアをノックしているみたいだ
天国のドアをノックしているみたいだ♪♪♪

ボブ・ディランってさ、ぼくにとって、ずっと年の離れた兄ちゃんみたいにも感じていたりして、だから、こんなぼくの歌もボビーは許してくれるよね。

テレビ放送されるだろう今年のノーベル賞の授賞式が楽しみです。
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ローリング・ストーンズの次のアルバムがブルーズのカヴァー・アルバムなのだそうだ。楽しみです。

もしかして、ミック・ジャガーとキーズ・リチャーズは長い、ながーい旅の果てに、もといたわが家にもどって来たのだろうか。ブライアン・ジョーンズのいたころの初期のローリング・ストーンズも、のちのストーンズに劣らず、すばらしかったのは「サティスファクション」みたいなヒット曲もあるけれど、それよりも、ブルーズへの、特にマディー・ウォーターズやリトル・ウォルターらのシカゴ・ブルーズへの愛に満ちていたからだともいえる。

などと、あれこれと思いをめぐらせば、1980年に出された"Tatuu You"というアルバムに入っていた"Black Limousine"というオリジナル・ナンバーのブルーズを思い出した。名曲というのは現在や過去を歌いながらも、未来も歌っているのかもしれないと慄然としてしまう。ミック・ジャガーとキース・リチャーズが何の血も繋がっていない兄弟みたいなものだとしたら、ロックンロールとブルーズはふたごのようなものかもしれない。夢からも悪夢からも覚めて、よう、ひさしぶりって、二人は挨拶しているのかも。意訳してみました。

♪♪♪
おれたちはいろんなところでリムジンで乗りまわしていたっけ
おまえは白い服を着て、おれはグリーンの服を着て、おれたちはとってもいかしていた
すべては狂った夢の中で
 飲みあかしたり、踊りあかしたりしていたのさ
おまえの顔を見てみろよ、おまえとおれを見てみろよ

通りを歩いているおまえを見て、おれはこわくなった
まるで生きているのに、死んでいるみたいだぜ
おまえは何も変わっちゃいないし、何も話してもくれない
 おちぶれて、遭難して、海岸で潮に洗われているだけ
おまえの顔を見てみろよ、おまえとおれを見てみろよ

おれたちは一つのペアで、一つのチームで、輝いていた
おれたちはでっかいリムジンをのりまわしていたっけ
そんな夢もどこかへ行ってしまい
 もう見ることのない夢には鍵をかけてしまったんだ
おまえの顔を見てみろよ、おまえとおれを見てみろよ♪♪♪



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曇天で霧の立ち込める中、奥多摩の三頭山をハイキングした。人のあまり立ち入らないコースに足を踏み入れたとたんにに静寂が立ち込めて、そこではキツツキが木を叩くコツコツという音だけが響いていた。ぼくはあたりを見回して、どこかで木を叩いているらしいキツツキを探したのだけど、キツツキは見つからない。ぼくにはそのコツコツという音が、何かぼくの世界が変わってしまうかもしれない暗号のように思え、あたりを見回した。キツツキは見つからず、コツコツというモールス信号のような音が木々にこだましている。いつまでも、いつまでも、それはこだましていた。夢の中にいるようでした。
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ロン・ハワード監督がビートルズのコンサート・フィルムを集大成的にまとめ、ビートルズの歴史も振り返るドキュメンタリー映画「ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK」を見た。

ビートルズも彼らの活躍した1960年代も夏だったんだ。その夏がどのような夏かというと、それは、Sly & The Family Stoneが"Hot Fun In The Summertime"で歌い、Janis Joplinが"Summertime"と歌ったような夏で、それは二度と戻ってはこないかもしれないけれど、ふと、未来へのノスタルジーであるかのように、忘れたころに、いつまでも反響するこだまのように甦るのではかかろうか。

エンディング・ロールとともに、アップル社の屋上での彼らの最後のライブ演奏となったルーフトップ・コンサートのシーンが映されて、それが夏の終わりを告げるかのようで、ぼくの目頭は熱くなってしまう。

もう二度とやってはこないだろう夏、その記憶はどこからかか吹いてくる熱風のように女の子たちの地を震わすかのような圧倒的な歓声とともに忘れたころに何度でも甦るのだと思う。


映画『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK』公式サイト
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本当にひさしぶりにCDではなくて、レコードをかけてみた。やっぱ、この音ですな。"The Golden Age Of Rhythm & Blues"というチェス・レコードから出ているドゥーワップのオムニバス盤です。あったかい、バランスのいい、とってもいい音です。何も足されてもいず、引かれててもいないこの音なのです。

このアルバムは2枚組だからA面からB面にひっくりかえし、レコードをとりかけてC面を聴いて、ひっくりかえしてD面を聴くのです。ジャケットも大きくて素敵だから、絵とか写真をながめながら聴くのです。もちろん、スクラッチ・ノイズなんて、何にも気になりません。あの娘のチャッティーみたいなものなのだよ。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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