えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

ぼくはRoy Orbisonの歌と歌声がたまらなく大好きだ。このライブ・アルバム"BLACK & WHITE NIGHT"が収録された1988年9月30日の夜は、多分、Royの人生の中でもっとも華やかなハイライトだったのだろうと思う。1960年代の前半に数々のヒットを連発し、その後、人生の大きな悲劇に見舞われ、沈潜していたRoy。そして、この復活コンサートでまったくの健在ぶりを示し、それから、George Harrisonからの誘いでTraveling Wilburysを結成し、そのアルバムはグラミー賞も受賞する。その音楽人生の中で、つかの間の二度目の春を迎え、あっさりと、手を振り、空の向こうに旅立ってしまった。まるで、Roy自身の歌のように。
この"BLACK & WHITE NIGHT"、いっしょに演奏しているメンバーもすごい。Jackson Browne、Elvis Costello、T-Bone Burnett、J.D. Souther、Jennifer Warnes、k.d. lang、Bonnie Raitt、Bruce Springsteen、Tom Waits。残さたムービーを見ると、みんな、とても楽しそう。つづいていく失恋の歌の中で、その時間がなぜか至福のひと時になるのです。


相模大野のアコパで歌って、だべっていたら、昔の自分を思い出したのです。ニ十歳前後の自分のことで、あのころは夏でも冬でも革ジャンを着て、靴は安全靴(喧嘩になったら蹴ると強い)で、とてもとても、ささくれだっていた。そのころの自分を知っている人に会うと少しばかり恥ずかしくなる、会う人間には議論とか、喧嘩みたいなことをいつもふっかけていた。
けれども、音楽が好きで、聴く音楽はラブ・ソングばかりで、それが好きだった。ブルースのラブ・ソング、リズム・アンド・ブルースのラブ・ソング、ソウルのラブ・ソング、レゲエのラブソング、ジャズのラブ・ソング、ポップスのタブ・ソング。今でも同じだけど、そんなラブ・ソングの好きだったことを思うと泣けてくるぜ。
今夜のアコパでぼくもへたなラブ・ソングを歌いました。そんなファッツ・ドミノの名曲をマジック・サムが歌った"Every Night About This Time"をご紹介します。
そして、究極のラブ・ソングはガーシュイン兄弟が作ったこの曲"Our Love is Here to Stay"ではなかろうか? ダイナ・ワシントンの歌唱でお送りします。
おやすみ、ベイビー、ZZZzzz.....
けれども、音楽が好きで、聴く音楽はラブ・ソングばかりで、それが好きだった。ブルースのラブ・ソング、リズム・アンド・ブルースのラブ・ソング、ソウルのラブ・ソング、レゲエのラブソング、ジャズのラブ・ソング、ポップスのタブ・ソング。今でも同じだけど、そんなラブ・ソングの好きだったことを思うと泣けてくるぜ。
今夜のアコパでぼくもへたなラブ・ソングを歌いました。そんなファッツ・ドミノの名曲をマジック・サムが歌った"Every Night About This Time"をご紹介します。
そして、究極のラブ・ソングはガーシュイン兄弟が作ったこの曲"Our Love is Here to Stay"ではなかろうか? ダイナ・ワシントンの歌唱でお送りします。
おやすみ、ベイビー、ZZZzzz.....


小説家の小川洋子さんと臨床心理学者であり心理分析医でもある河合隼雄先生の対談集「生きるとは、自分の物語をつくること」がおもしろくて、一気に読んでしまった。思えば、河合隼雄先生が一年間の夢の中の旅の後、天国に旅立たれたのは十年前、2007年7月19日だったのだけど、この小川洋子さんとの対談が、河合隼雄先生の最後のメッセージとなりそのタイトルがずばり「生きるとは、自分の物語をつくること」。この本の中の河合隼雄さんのある言葉にぼくはぎくりとして出会うべくして、今、出会ったかのような、何かが胸の奥底からあふれるかのような感動をおぼえたのでした。敬意を込めて、ぼく自身のためにも引用をお許しください。
「お医者さんに、魂とは何ですか、と言われて、僕はよくこれをいいますよ。分けられないものを明確に分けた途端に消えるものを魂というと。善と悪とかもそうです。そういう区別を全部、一端、ご破算にして見ることなんです。障害のある人とない人、男と女、そういう区別を全部消して見る」
それから、小川洋子さんの書いた「二人のルート|少し長すぎるあとがき」も追悼文になってしまったのだけど、素晴らしい。ぼくは小川さんの書いた小説は「ミーナの行進」しか読んだことがないけれど、この「生きるとは、自分の物語をつくること」でも取り上げられている「博士の愛した数式」も読んでみようかな。昔、読んだ「ミーナの行進」はすごくよかったです。
ぼくは自分の物語をつくっているだろうか? 空の向こうの河合先生、作っていますよね。


思えば、ギターを本当に弾き始めたのは四十を過ぎてからだったのです。ずっと、バンドで歌を歌ってきたのだけれど、あのころ、いろいろな都合でバンドもライブをなかなかやれなくなり、形だけあるというような感じとなり、そうだ、弾き方とコードの押さえ方を知っているギターがあるではないかと、独り身ぽっちで弾き語りを始めたのだった。
一人で始めなきゃ何も始まらないし、バンドのメンバーに音楽のことで、いろいろ文句も言っていて、その刃をダモクレスの剣のごとく自分に向け、その日の演奏がよければ、自分がよかったのだし、悪ければ自分しか文句を言う相手はいない、そんな状況に身を置いて歌を歌うのはどうだろうかと考え、実行してみて、今まできてしまった。それに大好きなブルーズ・マンのRobert Johnsonは弾き語りで素晴らしい音楽を残しているしね。けれど、そのRobert Johnsonの二十七歳で毒殺される直前はドラムスとベースのメンバーでバンド演奏をしていたという伝説が残っている。ロック・ミュージックの源流と根底はやっぱRobert Johnsonなのだろうか?
そんなことを考えていると無性にJimi Hendrixを聴ききたくなり、この人もその根っこにあるものは独り身ぽっちのブルーズだったのではないかと思えてしまい、アコースティック・バージョンの"Hear My Train A Comin'"を聴いてしまうのです。
♪♪♪
おれは駅で列車を待っている
あの列車を待っている
あの列車を待っているのよ
家までおれを帰してくれるのさ
この寂しすぎるところから
だれもが、どんなやつもおれの気を滅入らせ、変わらせようとする
かわいいおれのあのこはおれことをを最低の恥だと言った
わかったぜ
涙が燃えている
涙がおれを焼いて
涙がおれの心の深くで
おれを燃やしつくす
きみはかわいい人だけど
なんてひどい話だろう
おれたちが別れなきゃならないのなんて
それでいいぜ
おれはこの町を出ていく
そうさ、出ていくさ
大金持ちになって
大物ってやつになって
名士ってやつかもな
この町を買ってやる
この町ごと買ってやる
それですべてをおれの靴の中に入れて
そのかけらの一つをおまえに分けてあげてもいいよ
それがおれのしたいこと
おれがしたいこと
おれがしたいこと♪♪♪
さて、バンドではKeith Richardsみたいなギタリスト、Garth HudsonとかDr. Johnみたいなキーボード・プレイヤーを募集しています。黒人音楽、いわゆるブラック・ミュージックが好きな人がいいな。
一人で始めなきゃ何も始まらないし、バンドのメンバーに音楽のことで、いろいろ文句も言っていて、その刃をダモクレスの剣のごとく自分に向け、その日の演奏がよければ、自分がよかったのだし、悪ければ自分しか文句を言う相手はいない、そんな状況に身を置いて歌を歌うのはどうだろうかと考え、実行してみて、今まできてしまった。それに大好きなブルーズ・マンのRobert Johnsonは弾き語りで素晴らしい音楽を残しているしね。けれど、そのRobert Johnsonの二十七歳で毒殺される直前はドラムスとベースのメンバーでバンド演奏をしていたという伝説が残っている。ロック・ミュージックの源流と根底はやっぱRobert Johnsonなのだろうか?
そんなことを考えていると無性にJimi Hendrixを聴ききたくなり、この人もその根っこにあるものは独り身ぽっちのブルーズだったのではないかと思えてしまい、アコースティック・バージョンの"Hear My Train A Comin'"を聴いてしまうのです。
♪♪♪
おれは駅で列車を待っている
あの列車を待っている
あの列車を待っているのよ
家までおれを帰してくれるのさ
この寂しすぎるところから
だれもが、どんなやつもおれの気を滅入らせ、変わらせようとする
かわいいおれのあのこはおれことをを最低の恥だと言った
わかったぜ
涙が燃えている
涙がおれを焼いて
涙がおれの心の深くで
おれを燃やしつくす
きみはかわいい人だけど
なんてひどい話だろう
おれたちが別れなきゃならないのなんて
それでいいぜ
おれはこの町を出ていく
そうさ、出ていくさ
大金持ちになって
大物ってやつになって
名士ってやつかもな
この町を買ってやる
この町ごと買ってやる
それですべてをおれの靴の中に入れて
そのかけらの一つをおまえに分けてあげてもいいよ
それがおれのしたいこと
おれがしたいこと
おれがしたいこと♪♪♪
さて、バンドではKeith Richardsみたいなギタリスト、Garth HudsonとかDr. Johnみたいなキーボード・プレイヤーを募集しています。黒人音楽、いわゆるブラック・ミュージックが好きな人がいいな。


矢部のすずらんハウスで歌いました。とっても楽しかったです。
とくにいろんな友だちといっしょにやったラストの曲"Garden Of Love"にはSomething、(特別な)何かに満ちあふれていたように思う。この歌には愛があるようにも思えてしまい、ある昔の日、ぼくへの天にまします神様からのプレゼントだったようでもあるのです。今夜の演奏を録音しておけばよかったのにと思いつつも、エリック・ドルフィーの"When music is over, it’s gone in the air. You can never capture it again"、「音楽が終わったら、それは空気の中に消えてしまい、再びとりもどすことはできない」という言葉を思い出してもする。
一人ではじめなきゃ何にも始まらないという気がして、Robert Johnsonのように一人で弾き語りをすることも好きだし、すてられないのだけど、今夜のその場かぎりの演奏で、みんなと音を出すこともとっても楽しいことなのを実感しました。共演してくれたスライドギターのだーにしさん、カホーンのヒロコちゃん、コーラスのないとうたいとくん、今夜の催しの主催でもあり、カズーを吹いてくれた林くん、ありがとう。そんな大切な歌の詞を掲載させてください。
♪♪♪
小さな庭に、小さな種を
うえましょう
小さな種から、小さな花が
いっぱい咲くでしょう
小さな鳥たち、歌っているよ
ああ、雨や風、お日様もあたる
きみとぼくとのいつまでもGarden of love
小さな庭に、小さな花を
咲かせましょう
愛の庭で、愛の花が
いっぱい咲くでしょう
お月さまさえ歌っているよ
ああ、嵐に負けない、お日様がのぼる
きみとぼくとのいつまでもGarden of love
さあ、愛の庭で、愛の花を
いっぱい咲かせましょう
いつまでも咲いているよGarden of love
いつまでも咲いているよGarden of love
いつまでも咲いているよGarden of love
いつまでも咲いているよGarden of love
小さな庭に、小さな花を
咲かせましょう♪♪♪
とくにいろんな友だちといっしょにやったラストの曲"Garden Of Love"にはSomething、(特別な)何かに満ちあふれていたように思う。この歌には愛があるようにも思えてしまい、ある昔の日、ぼくへの天にまします神様からのプレゼントだったようでもあるのです。今夜の演奏を録音しておけばよかったのにと思いつつも、エリック・ドルフィーの"When music is over, it’s gone in the air. You can never capture it again"、「音楽が終わったら、それは空気の中に消えてしまい、再びとりもどすことはできない」という言葉を思い出してもする。
一人ではじめなきゃ何にも始まらないという気がして、Robert Johnsonのように一人で弾き語りをすることも好きだし、すてられないのだけど、今夜のその場かぎりの演奏で、みんなと音を出すこともとっても楽しいことなのを実感しました。共演してくれたスライドギターのだーにしさん、カホーンのヒロコちゃん、コーラスのないとうたいとくん、今夜の催しの主催でもあり、カズーを吹いてくれた林くん、ありがとう。そんな大切な歌の詞を掲載させてください。
♪♪♪
小さな庭に、小さな種を
うえましょう
小さな種から、小さな花が
いっぱい咲くでしょう
小さな鳥たち、歌っているよ
ああ、雨や風、お日様もあたる
きみとぼくとのいつまでもGarden of love
小さな庭に、小さな花を
咲かせましょう
愛の庭で、愛の花が
いっぱい咲くでしょう
お月さまさえ歌っているよ
ああ、嵐に負けない、お日様がのぼる
きみとぼくとのいつまでもGarden of love
さあ、愛の庭で、愛の花を
いっぱい咲かせましょう
いつまでも咲いているよGarden of love
いつまでも咲いているよGarden of love
いつまでも咲いているよGarden of love
いつまでも咲いているよGarden of love
小さな庭に、小さな花を
咲かせましょう♪♪♪


太田和彦さんの著した「居酒屋を極める」を読了する。思えば、旅チャンネルの番組「日本全国居酒屋紀行」を見て、ぼくもその影響を受け、太田和彦さんをまねて、日本のいろんな小都市に居酒屋を求めて旅をしていたころがあった。思い出してしまう。さて、この新著、たんなるうんちく本とか、ガイドブックにとどまらない、何か深みのある考察を提示もしてくれている気がした。第四章の「身も心も満たす「いい店」はどう探すのか」にこんな言葉が出てくる。
「よい年齢になり社会経験を積むと人も見方も変わってくる。社会的地位が高い・低いなどという価値観はとうに消えた。逆にそこにこだわる人とは用心してつき合うようになった。立身出世ははたした、経済的に成功した、それがどうした。頭がいいとか、人を引っ張ってゆけるとかも消えた。
そして残ったのは「あの人はいい人だ」だ。人格者でなくてもいい。死んだ後「もうちょっと一緒に酒飲みたかったな」と言われるようになりたい」
そうですよね。ぼくは、十牛図の十番目「入鄽垂手(にってんすいしゅ)」を思い出してしまった。そして、「居酒屋を極める」は感動の第五章「あのとき、何が起こったか―いつもそこに居酒屋があった」に進むのです。さて、ぼくの思い出した入鄽垂手とは。
「胸を露わし足を跣(はだし)にして鄽に入り来たる 土を抹(な)で灰を塗り笑い腮(あぎと)に満つ」
居酒屋で冷奴などを肴に微笑みながら酒をちびりちびりやる。これは神仙の奥義や秘訣であるかもしれませんぞ。
「よい年齢になり社会経験を積むと人も見方も変わってくる。社会的地位が高い・低いなどという価値観はとうに消えた。逆にそこにこだわる人とは用心してつき合うようになった。立身出世ははたした、経済的に成功した、それがどうした。頭がいいとか、人を引っ張ってゆけるとかも消えた。
そして残ったのは「あの人はいい人だ」だ。人格者でなくてもいい。死んだ後「もうちょっと一緒に酒飲みたかったな」と言われるようになりたい」
そうですよね。ぼくは、十牛図の十番目「入鄽垂手(にってんすいしゅ)」を思い出してしまった。そして、「居酒屋を極める」は感動の第五章「あのとき、何が起こったか―いつもそこに居酒屋があった」に進むのです。さて、ぼくの思い出した入鄽垂手とは。
「胸を露わし足を跣(はだし)にして鄽に入り来たる 土を抹(な)で灰を塗り笑い腮(あぎと)に満つ」
居酒屋で冷奴などを肴に微笑みながら酒をちびりちびりやる。これは神仙の奥義や秘訣であるかもしれませんぞ。




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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。


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