えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
「滝田ゆう展」を開催していた弥生美術館で売られていた松本品子さんの著した「滝田ゆう 昭和×東京下町セレナーデ」を読んだ。松本品子さんは弥生美術館のキュレーターで図録のようなこの本には美しい滝田ゆうの絵が多数、掲載されている。
年譜によれば滝田ゆうは一九九〇年、平成二年に御年五八歳で急折していたのであった。細かく描かれた絵を見ると、これでもか、これでもかと細かく描き足されたありし日の下町の風情に、命を削ってペンと筆を走らせていたのではないと思わせる。ジャンルは少し違うけれど、フランスの印象派から点描画を極限ま押し進めたジョルジュ・スーラの生涯がダブるな。
滝田ゆう、家庭では癇癪もちの良きお父さんであったそうです。唯一の気晴らしが街歩きとお酒。飲み仲間の嵐山孝三郎に飲み屋のカウンターに置かれたグラスを指し、滝田ゆうはこう言ってのぞきこんでいたという。
「ほら、コップ一杯の焼酎に虹が出ているよ」
根津神社に詣でました。
そして、てくてく歩いて行って、弥生美術館で「昭和×東京下町 滝田ゆう展」を見ました。この人も今は無き漫画雑誌「ガロ」に掲載した「寺島町奇譚」ブレイクしたのか。偉大な漫画雑誌だった。漫画原稿も多数、展示されている。平成も過ぎ去ろとしていて、忘れられてゆく昭和のノスタルジーがぼくを惹きつけるのです。
その後、谷中銀座をぶらり歩き。お正月だからか、酒屋さんの店頭でプラスチックの容器でのコップ酒が売られていて、呑んだ。夕暮れの小さな谷中の町通りを歩くと、着流しの着物は着ていないけれど、もう気分は滝田ゆうです。
根津神社はやっぱ根津権現といったほうが下町情緒がありますな。御神籤をひいたら「大吉」。
「第十二番
大吉
さくらばな
のどかに にほう
春の野に
蝶もきて まふ
そでの うえかな」
ゆめゆめうたがふことなかれ
こんな夢を見た。ぼくはあるライブ・バーにあるミュジシャンを聞きに来てる。すこし、早く来すぎてしまったらしい。たくさんの人がそこにやって来るのだけど、開演までには時間があるので、みんな、一旦は店に入り出ていく。ぼくは、その店でタイのグリーンカレーを注文する。カレーはすぐに出てきて、食べるととても辛いけれど、ジンジャーの細切りがたくさん入っていて、しかも、スパイシーでおいしい。目当てのミュージシャンがぼくを見つけて、ぼくによっ、久しぶりと声をかけてくれる。ある男二人がやって来て、店長にまだ空いていますかと尋ねると、店長はもういっぱいだな、隣の駐車場から見るといいよと答える。トイレが店の隣の離れのような所にあり、そこへ行こうとして店を見ると、店は熱帯のジャングルの雑木で編んだ小さな塔のようでもある。トイレから席に戻り、まだ開場まで時間があるから、ぼくはやはり帰ってしまおうか、いつづけるべきか、なんだか迷っている。
そこで目が覚めた。目が覚めて、クラッシュの"Should I Stay or Should I Go"を思い出した。そうやって迷って、そして、そこにとどまっても、行ってしまってもいい。どちらにしろ、いいこともあれば悪いこともあって、悪いこともあればいいことだってあるのではないかしら?
そこで目が覚めた。目が覚めて、クラッシュの"Should I Stay or Should I Go"を思い出した。そうやって迷って、そして、そこにとどまっても、行ってしまってもいい。どちらにしろ、いいこともあれば悪いこともあって、悪いこともあればいいことだってあるのではないかしら?
今年、初めて見た映画はアキ・カウリスマキ監督の「希望のかなた」です。前半は眠くなり、すこしうとうとしてしまった。どこか、小津安二郎監督の遺作にして唯一のカラー映画「秋刀魚の味」を思い出させる。セットのところどころに使われている渋い赤い色の家具とか洋服とかがとてもいい感じ。
なんと今作の主人公は、シリアからフィンランドの町にやって来た難民の男だった。けれど、いつもと変わらぬアキ・カウリスマキ監督の映画なのです。
ぼくは、アキ・カウリスマキ監督の映画に登場する孤独で、静かで、善良で、やさしい人たちが大好きなのです。
映画『希望のかなた』公式サイト
とあるライブバーにて日本人のシンガーは英語の歌を歌っていた。
日本人のシンガー「I sing in bad Engrish, sorry.」
お客のアメリカ人「ゼンゼンヘンナエイゴジャナイヨ」
(すべて、実話です)
日本人のシンガー「I sing in bad Engrish, sorry.」
お客のアメリカ人「ゼンゼンヘンナエイゴジャナイヨ」
(すべて、実話です)
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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