えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
渋谷のイメージフォーラムで強烈な映画を見ました。イ・ジュンイク監督の「金子文子と朴烈」です。「朴烈」と書いて「パクヨル」と読みます。強烈な映画というよりチェ・ヒソさんの演じる金子文子が強烈です。こんな日本女性がいたのか! けれど、何かとても魅力的。近代と現代のはざまでこんな史実があり、こんな人たちがいたとは知りませんでした。
見ながら今は亡き大島渚監督を思う。これは大島渚が撮るべき題材のような気もしてきたのですが、イ・ジュンイク監督のスピルバーグ監督のように正当な演出にエンドロールのとある場面で目頭が熱くなって、落涙してしまう。
時の内務大臣、水野錬太郎を演じるキム・インウさん、ヒールを演じて恐るべき怪演です。在日コリアン3世だそう。この役者さんがいなければ、これほどの緊迫感は出なかったでしょう。
愛は国境を越えるというけれど、金子文子は愛をもって自らの意志で国境や民族を越えて、超えていったのだ。小説家の西村賢太さんの「金子文子と朴烈」への賛を紹介してこの項をしめくくります。
「それぞれの思想とそれぞれの立場により、どのような観かたをしても勝手であるに違いない。ここに描かれた“個”における自由と、他者への愛の崇高さを胸に刻みつけてさえおけば――」
映画『金子文子と朴烈(パクヨル)』公式サイト
谷保のかけこみ亭で「第6回護憲と反戦・平和のための女たちの「共謀」コンサート」を見ました。初めてかけこみ亭に入り驚いてしまった。大学の頃のサークルの部室のような空気がありました。すっかり、昔へとタイムスリップしたみたく感じ、なんだか馴染んでしまって、とてもリラックスできました。食べたカレーライスもとてもおいしかった。
演者の志万田さをりさん、ケニー井上さん、高月まなさん、石原ミキコさん、館野公一さん、よしだよしこさん、飛び入りのウッディーさんらの個性的ですてきな歌と演奏の数々がすばらしかった。思いがけず、黒一点、ケニー井上さんの歌とギターを聞けてしまったこともうれしい。ぼくは夕焼け楽団のアルバムは全部、持っているんです。そうか、ケニーさんも今の社会や政治を憂えているのかとも思いました。みなさん、楽しく共謀しましょう。
かけこみ亭
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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