えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

看護師であられ、高野山真言宗の僧侶でもあられる玉置妙憂さんの著した「まずは、あなたのコップを満たしましょう」を読んだ。平易な言葉で書かれた生きること、死んでいくことについての本。そして、読んでも、いろんなもやもやは取れずにいるぼくに、妙憂さんは、それでいいんですよ、とやさしく声をかけてくれているようなのです。
命のことを粒のエネルギーというこのお坊さんは、夫の死をきっかけに高野山に行かれ、修行をし、僧侶であるとともに看護師の仕事も続けておられるという。友だちのヨガ教室の先生であられるきららさんも粒とよくおっしゃっておられるのを思い出し、ぼくはその昔、紀伊半島の山の中の宗教都市、高野山を旅した時のことを思い出す。金剛峯寺に胎蔵曼荼羅と金剛界曼荼羅のかけられた部屋があり、ぼくと旅の数人がお茶を飲みつつ、両界曼荼羅を見つつ、休んでいると、一人の剃髪した女の僧侶が現れたのです。その御方はぼくたちに、こんなことを語られたのです。
「わたしには超能力のようなものはございませんよ。さあ、この胎蔵曼荼羅をご覧ください。真ん中には大日如来がおはしまし、そのまわりを菩薩がとりかこみ、さらに一番外には犬や鶏も描かれております。真ん中にあられる仏様が一番偉くて、まわりの獣や鳥たちが劣っているなどということではございません。どのものたちもすべて尊く輝いておられます。あなたがたもその一人でございますよ。よい旅をお続けください」
命のことを粒のエネルギーというこのお坊さんは、夫の死をきっかけに高野山に行かれ、修行をし、僧侶であるとともに看護師の仕事も続けておられるという。友だちのヨガ教室の先生であられるきららさんも粒とよくおっしゃっておられるのを思い出し、ぼくはその昔、紀伊半島の山の中の宗教都市、高野山を旅した時のことを思い出す。金剛峯寺に胎蔵曼荼羅と金剛界曼荼羅のかけられた部屋があり、ぼくと旅の数人がお茶を飲みつつ、両界曼荼羅を見つつ、休んでいると、一人の剃髪した女の僧侶が現れたのです。その御方はぼくたちに、こんなことを語られたのです。
「わたしには超能力のようなものはございませんよ。さあ、この胎蔵曼荼羅をご覧ください。真ん中には大日如来がおはしまし、そのまわりを菩薩がとりかこみ、さらに一番外には犬や鶏も描かれております。真ん中にあられる仏様が一番偉くて、まわりの獣や鳥たちが劣っているなどということではございません。どのものたちもすべて尊く輝いておられます。あなたがたもその一人でございますよ。よい旅をお続けください」

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