えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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『雲助おぼえ帳 滑稽噺から芝居噺まで厳選55席を語る』を読みました。演芸評論家の長井好弘さんを相手に、この前、人間国宝たる重要無形文化財保持者となられた五街道雲助師匠が、「第一章 落し噺」、「第二章 廓噺」、「第三章 人情噺」、「第四章 世話噺」の章立てで語りまくっておられます。

この実演者による芸談は、もしかして、格好の歴史的な資料であり、後任の落語家たちへのまたとない指南書でもありましょう。素人のぼくのようなものが読めば、楽屋裏の奥深い話題に興味はつきません。とても面白い読みものでございます。

「第四章 世話噺」でたくさん取り上げられているのですが、寄席ではかからない長講の噺もあって、ホールでの落語にも行きたくなってしまいます。雲助師匠はホール落語で「宮戸川」を全編、かけるそうですが、ぼくは寄席では前半の噺しか聞いたことがありません。

五街道雲助師匠の古典落語の探求、研究の凄みも感じられる、そのような『雲助おぼえ帳』なのです。

書籍:雲助おぼえ帳
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New OrleansからNew Orleans Funk Bandがやって来た。Jon Cleary & the Absolute Monster Gentlemen。渋谷のクアトロで見ました。New OrleansのFunkはただのFunkではないのだ。Fonkなのだよ。ラテン・パーカッションがとても効いています。今夜のJon Cleary & the Absolute Monster GentlemenはWhite、Black、Brown、Yellowの混成部隊で、その奏でるリズムはアメリカよりもカリブの島々の方がもしかして近いのかもしれません。最高にかっこよかった。
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銀座の観世能楽堂で能楽を見ました。狂言は宝生流の「呂連(ろれん)」で能は観世流の「江口(えぐち)」でした。能楽の前に国文学研究資料館名誉教授の小林健二さんの解説もありました。

「呂連」は僧に感化され出家し、剃髪した男に、その女房があらわれ、どうして髪などを剃っているのか、と僧、男、妻の三者で滑稽な騒動が巻き起こります。人とは昔も今も変わらない愚かで滑稽な存在だとぼくは思ってしまいます。シテの僧をお茶の間の人気者のでもある野村萬斎さんが演じます。

「江口」は世阿弥の名曲であります。「世の中を厭ふまでこそ難からめ仮の宿りを惜しむ君かな(困難な出家よりも、はるかに容易な一夜の宿さえも惜しむとは、無情なお方だ)」の西行の歌に返歌した遊女の江口の君の「世を厭ふ人とし聞けば仮の宿に心留むなと思ふばかりぞ(世を厭って出家した人であるのに、この世の仮の宿という俗世の事柄に心をお留めなさるな)」に端を発した物語。江口の君は西行の宿泊させてくれという頼みを断ったという故事から、とある僧の前に江口の君の霊が現れ、この世界、この世もすべて、仮の住処であることを明かし、自らは普賢菩薩であることも明かし、白象に乗り、天に戻ってゆきます。見事な圧巻の舞いでありました。シテの江口の君を舞ったのは中村貫太さんでありました。

この日の公演は「能を知る会」ともタイトルをつけられていて、能楽の鑑賞の後、能のシテの中村貫太さん及び小林健二さんと観客での質疑応答もありました。初めて能を見たとある若い女子は、どうして、遊女が普賢菩薩と成り得るのか、そこがよくのみこめない、理解できない、どういうことでしょうか、と質問しておりました。小林健二さんは日本の仏教の特色として、賤なるものこそ聖なるものに近い、そのようなとらまえ方、感じ方があるのではないか、と答えられておりました。なるほど、とぼくは思いながら、ヒンドゥー教のカーリー神とパールヴァティー神の関係、キリスト教のマグダラのマリアのこと、仏教の汚泥の中の蓮の花のたとえのことなどを思い出し、賤なるものが聖なるものに近い、という感じ方は、人類共通の何かかもしれない、と思った次第であります。本当の救済は罪や賤、汚泥の中からかろうじて生まれるものかもしれません。


さて、能楽の後、地下鉄で上野に移動し、九月二十三日、鈴本演芸場での令和七年九月下席夜の部「寿 真打昇進襲名披露興行」であります。例のごとく、見た演目を書き出してみます。翁家社中のお二人の太神楽曲芸、二つ目の三遊亭伊織くんの「寄合酒」、金原亭馬生師匠の「不精床」、林家楽一師匠紙切り、林家彦いち師匠の「熱血!怪談部」、林家正蔵師匠の「鼓ヶ滝」、立花家橘之助師匠の三味線弾きの唄いの浮世節、春風亭一朝師匠の「湯屋番」で仲入りのです。林家正蔵師匠、柳家喬太郎師匠、金原亭馬生師匠、林家彦いち師匠も登場し、林家なな子 師匠のめでたい「真打昇進襲名披露口上」、すず風金魚さんとすず風にゃん子さんのお二人の漫才、柳家喬太郎師匠の「親子酒」、吉原馬雀師匠の「暴走族」、江戸家猫八師匠の動物ものまね、主任は本日の真打昇進の主役、林家なな子師匠の「徂徠豆腐」でした。

林家なな子師匠の「徂徠豆腐」はまっすぐな素晴らしいハッピーエンドの人情噺でした。感動しました。

暗いこの世のつらさ忘れ、寄席は心のオアシスです。

いい一日が過ぎていきました。
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大友啓史監督の『宝島』を見ました。直木賞を受賞した真藤順丈さん原作は、直木賞を受賞した年に読みまして、とても面白かった記憶がありますが、話の筋はまったく忘れてしまっていて、それはそれで、映画鑑賞に都合がよろしゅうございます。敗戦の7年後の1952年から1970年までの現代史を3時間で駆け抜けます。それを背景にした東映のやくざ映画のようでもあって、それに人間のドラマと自由、平等、人権といったテーマが重なります。

主演の刑事のグスクを演ずる妻夫木聡さんがかっこいい。さらにいいのが行方不明の米軍基地から物資を盗んで人びとに分け与える伝説の怪盗団、戦果アギヤーのリーダーの恋人、ヤマコを演ずる広瀬すずさんです。1950年代、1960年代の沖縄の景色がとてもリアルです。そして、それは暴動のシーンになだれこむ。たまりにたまった米軍の無法に怒りがついに爆発する暴動のシーンからつながった希望の言葉のラストがいい。ふと今の現実を顧みれば、アメリカの従属国である日本の矛盾が集約したかのような沖縄の苦しみが今でもつづいていることにぼくは心が痛い。

映画『宝島』公式サイト | 劇場で、たぎれ!
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国会議事堂の周辺でのフリー・コンサート『イットクフェス2025!』で歌いました。このコンサートを企画して、毎年、つづけて開催しているスタッフの皆さまに感謝の言葉しか申しあげられません。ありがとうございます。

一曲目は「ガザのために」と題した散文詩の朗読をしました。この詩を作ったのが、2024年の3月ごろで、状況が変わらないことに、アメリカに飼われているかのような日本の政府のふがいなさに、怒りと悲しみを感じます。

♪♪♪
私は殺され、死んだ子どもの姿を見過ぎたのだろうか。もう十分だ。もう十分だという声も被害者と称する選民たちには届かない。今では、病院の受乳容器の中で、餓死する子どもの姿が届けられる。誰も手出しするな、死なすのだとあなたは言うのかね?

ウクライナでも戦争は止まない。ミャンマーはどうなった? 私にとって、生きた時間より、これから生きる時間の方がはるかに短いというのに。

パレスチナ、ウイグル、クルド、チベット、ロヒンギャ。土地を持たない民族の悲惨さに、まだ、夜は続いている。国境がなくなればいいという夢の歌。二千年以上、はるか昔の物語には選ばれし民というが、それによって、命を含むすべてを奪われたらどうだろうか? 国歌と民族は同一ではない。国の中にさまざまな人種、民族がおり、むしろあなたは、あなたの国の中の壁の崩落するのを夢見たらどうだろうか?

獲物を食み涙する鰐の体の中で、魚は憤怒し、鱗を逆立てているのだ。言葉。その言葉を発することを私は止めてはならない。言葉は翼を持ち、すると、言葉ではない鳥のさえずりを聞くことだろう。自由。自由。その時、死んだ、洗礼を受けない、あなたにとっての異教徒の子どもらが、不滅の輪廻転生のように、復活するのを見るだろう。そのような夢の中ですべては逆流し、新宿駅の集会で在日パレスチナ人であるアイーダさんの言葉は響き、私は不覚の嗚咽をし始めたのだ。

「今起きている虐殺は前例を見ない。ホロコーストでさえ比較にならない。支援物資が届いた所でイスラエルは殺人を犯した。あと何人の血が、何人の死体が、何人のもぎ取られた四肢があれば十分か。私たちは黙らず、どこにも行かない。パレスチナ人はパレスチナ人だ」♪♪♪

ガザについては、今、歌わなくてはならない。自分で作った「ガザの平和ための前奏曲」も歌いました。

♪♪♪
戦争をやめろ 子どもを殺すな
武器を捨てろ 誰も殺すな

もしもわたしが死ななくてはならないのなら
あなたは生きなくてはならない
わたしの物語を伝えるために

いつか子どもたちの眠る
瓦礫に花を咲かせてくれないか♪♪♪

このコンサートで見た中川五郎さんの「ピーター・ノーマンを知っているかい?」は、圧巻のパフォーマンスでした。差別主義の復活し、跋扈する今の時代に、暴力ではない、言葉の力、歌の力による石礫を五郎さんのようにぼくも投げたい。愛と思いやりが底に流れうる言葉の力、歌の力をぼくは信じています。
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明日、9月21日は、ぼくはは国会議事堂の周辺の「イットクフェス2025!」で歌っております。「イットクフェス2025!」は11時45分から20時30分まで開催されてありまして、ぼくの出番は14時から14時30分までで、烈火ステージです。永田町の中心で愛を叫ぶステージでは13時から17時までオープンマイクも開催されていて、誰でも歌えます。では、みなさん、お会いしましょう。
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ティアラこうとう大ホールでパソナグループ「夢」オーケストラの『ヨハン・シュトラウスⅡ世生誕200年記念コンサート』を見ました。何曲かで、パソナグループグループ合唱団の合唱や高橋維さんのソプラノ、4人のダンサーも入ります。今夜の選曲がそうだったのかもしれませんが、ヨハン・シュトラウスⅡ世の音楽は楽しくて、明るくて、とてもいい。指揮者の曽我大介さんの解説も楽しく、分かりやすい。アンコールの大団円で客席のみんなで手拍子。

「夢」オーケストラの奏でるヨハン・シュトラウスⅡ世の音楽は明朗かつ流麗で、ふと、この音楽の力で、ヨーロッパから中東までをおおい、今や世界中をおおいつくすかのようなに暗い雲を吹き飛ばしてはくれまいか、などとぼくは願ってもいました。これは、もしかして、市民オーケストラだからこその音楽の力かもしれません。このような演奏にぼくは、深く感謝すらしているのでありました。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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