えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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今月のぼくの歌う予定です。他にもオープン・マイクなどに出没します。遊びに来てね。

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仕事帰りにポレポレ東中野に寄り、熊谷博子監督の「作兵衛さんと日本を掘る」を見ました。

炭鉱絵師と呼ばれ、世界記憶遺産にその絵や日記がユネスコの世界記憶遺産に登録もされている山本作兵衛の生涯と絵、ありし昔日の炭鉱の町を追い、掘ったドキュメンタリー映画を見ながら、ぼくの亡き父の生まれ育ったところは、こんな貧しき人々の歴史もあったのかと思う。もう、ぼくの物心ついたころには筑豊の炭田はなくなっていたのだけれども。そこには、命をかけた過酷な労働と、酷い差別すらもあった。今でもそれは続き、人々の棄民されていくことを、山本作兵衛さんは何も変わらないと言っていたと思うのだけれども、暗闇の斜坑の中でのカンテラの灯だけをたよりにした男たち、女たちの命の輝きもあったし、石炭とボタヤマの町の人々の人情があったのです。

だから、想像力を働かせれば、筑豊の町々はアメリカのブルーズやソウル深南部のようでもあって、映画の中で流れた山本作兵衛さんの歌う「ゴットン節」が胸にしみた。

その輝きと情けが薄れていくようでもある今、よき映画を見させてもらったようでもあって、ぼくは、小さい映画館で会った熊谷博子さんに、ありがとうと言いそびれたとも思うのです。

映画「作兵衛さんと日本を掘る」公式サイト
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この前、相模大野のアコパのみんなと深大寺あたりを散歩しました。神社とかお寺とか、武蔵野のよき在りし日の風景が残っているよう。そして、雨のしずくに濡れたバラがきれいだった。午後二次ごろから、お酒を飲んで宴をしました。

布多天神社


深大寺




神代植物公園











次は十一月に横須賀の猿島を散歩してバーベキューだそう。みなさま、お集まりくだされ。

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こんな夢を見た。ぼくは倉庫に机と椅子のならんだどこかの仕事場にいる。そこにはアオダイショウのような噛まれてもそれほどには害のない蛇がたくさん、とぐろを巻いたり、這いつくばって進んでいたり、休んでいたりするいる。その中で、ミミズのように小さくて、噛まれると命に危険も及ぼす、こいピンクの蛇が二匹いて、ぼくはその二匹がすごく気になっている。

そこで目が覚めた。アホくさい夢とも見えますが、煩悩限りなしですな。しかし、蛇たちがいなければ、地を支えるものもいなくなり、治癒も回復もなくなってしまうのだよ。
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Rolling Stonesのアルバムで一番好きなのが"Beggars Banquet"で、このアルバムの中の"No Expectations"で聞かれるBrian Jonesのスライド・ギターは白眉の涙もの。これを録音してBrianには一年ぐらいしか人生が残されていなかった。カントリー・ブルースのたくさん入ったこのアルバムはMick JaggerとKeith RichardsからのBrianへの花束だろうか? "No Expectations"の詞を意訳してみました。

♪♪♪
駅へおれをつれていっておくれ
列車の荷台にほうりこんでおくれ
二度と二度と
もうこんな思いをするのはいやなのさ

金持ちだったこともあって
いまじゃからっけつ一文無し
こんなつまらないおれの人生で
こんなふうなのは初めてさ

おまえの心はダイアモンドのように硬く光って
ぶたに真珠をくれてやったな
おまえが去るのをじっとみていたおれ
おまえはおれの心のどこかをふたに閉じ込め、持っていきやがった

おれたちの愛は流れる水のよう
そして、石の上ではじけとびちった
おれたちの愛は音楽みたいで
ここにあると思えば消えていた

だから、おれを飛行場につれていっておくれ
おれを飛行機に放りこんでおくれ
通りすぎれないみたいな
そんなつらい思いをおれはしているさ♪♪♪

The Rolling Stones - No Expectations (Lyric Video)


The Rolling Stones -No Expectations Live 1968








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中川五郎さんの著した「七〇年目の風に吹かれて 中川五郎グレイテスト・ヒッツ」を読んだ。

なにせ、中川五郎さんは、ぼくがもっとも注目する今を歌うシンガーで、今年御年、70才になるという。そんな五郎さんが生涯で書き残した珠玉の文章とこの本での書き下ろしで、一番なるほどとおもしろかったのは、「第2章 ぼくのグランド・ティーチャーズ」の中の「夢が叶った。ピート・シーガー訪問記」での歌の言葉をめぐるやりとりだろうか。

「第4章 ぼくは犯罪者になった!」では高裁に行けば行くほどひどくなり、最高裁での所謂「わいせつ裁判」でのやりとりに、知らなかったものといえ、日本の裁判というものにいやな失望を感じてしまう。そういえば、参院選では最高裁の裁判官の国民審査がありますな。どうしよう。

そして、「第3章 ぼくのヰタ・セクスアリス」や「第5章 街には女がいて、男がいて」では親鸞聖人の悪人正機などということばを思い出しもするのでした。

さて、70才になる五郎さん、ますますとんがっていって、これから、どんな歌を聴かせてくれるのか、期待してますぞ。





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藤井道人監督の『新聞記者』を見た。

スピルバーグ監督の『ペンタゴン・ペーパーズ』みたいな映画かなと思って見に行って、『ペンタゴン・ペーパーズ』はトム・ハンクスがかっこよかったけれど、『新聞記者』の主人公の日本人の高名な自殺したジャーナリストを父に持ち、韓国人の母を持つ、ニューヨーク育ちの新聞記者、吉岡エリカの役のシム・ウンギョンさんもかっこいいです。そして、見進めていくうちに、若き国家官僚、杉原拓海を演じる松坂桃李さんの誠実な姿も、もう一人の主人公であるのに気付くのだった。

フィクションでありながら今の日本に地続きの物語で、多分、この映画のモデルともなった東京新聞の望月衣塑子さんや文部省の事務次官であった前川喜平さんが対談している実際のシーンが主人公の吉岡エリカが深夜に見るテレビに映され、現実と映画が接合されてしまい、二人の主人公が良心と正義に目覚め、壁を突き崩そうとし、重苦しい映画のエンディングが訪れる。杉原拓海の上司を演じる田中哲司さんの怖い演技にびびる。ひさびさに社会派のよい日本映画を見ました。

現実に続きがあるのならば、この映画にも続きがありそう。

映画『新聞記者』公式サイト
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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