えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
松本治一郎記念会館に『死刑囚 表現展2022』を見に行く。小さな会場にたくさんの人が見に来ていた。
死刑囚の絵にぼくは言葉を失う。明日の朝、刑が執行されるかも知れない、そのような毎日を生きる、独房の人生を生きる人たちの描いた絵。ただ、その日を待つのみ。(懲役というのは更生のためにするものだから、死刑囚には懲役はないそうだ。)
ぼくは必ずしも死刑廃止論者ではないけれど、その昔、永山則夫の死刑が執行されたのをニュースで見た時は、何か暗澹たる気持ちになったことを思い出した。ぼくは永山の助けを求める懇願の叫び声を聞いたような気がした。その時、死刑という制度をとても疑問に感じたのだけれども、結論は出せてはいない。永山則夫が獄中で記した『無知の涙』は若いころ、読んでいた。
あと、武田泰淳の戯曲とも小説ともつかない『ひかりごけ』。それとも、ドストエフスキーを読んだら答えは見つかるのか? 絵を見る。この制度があるということは、自分の手も汚れているのではないか? 汚れていない手などあろうものか。死者の冥福を祈るのみ。
日本武道館でノラ・ジョーンズを見ました。
昔、彼女のファースト・アルバムは、こんなまったりした声に癒されたらおしまいだ、などとひとりごちながら、よく聴いていました。最近、そのファースト・アルバムのデラックス・エディションが出ていて、これもよくて、よく聴いています。
生で初めて聴くノラ・ジョーンズですが、やっぱバンドが抜群にうまい。バンドはベースとドラムスが要だなぁ、と思った次第。とくにドラムスのブライアン・ブレイドは凄腕。
ノラ・ジョーンズの音楽はジャズというより世界一コスモポライツな都市、ニューヨークのカントリー・ミュージックの趣だけれど、ライブではかなりのエッジを利かせた音です。
黒いひざ下まであるスカートのワンピースにスパンコールのジャケットをはおり、髪は1970年代みたいなパーマをかけていて、おー、独特だと思いました。MCでしゃべり始めると、歌う時ほどには、その声がしゃがれても、低音が響くわけでもなく、なんとなく、その声の違いに、昔、見た中島みゆきのコンサートを思い出していた。ノラの弾くピアノがとても饒舌で、それも意外でした。
ラストはノラの最大のヒット曲"Don't Know Why"。坂本龍一さんの最近のインタビューで、「戦場のメリークリスマス」をライブで演奏するのが、昔、嫌で嫌でしょうがなかったけれど、キャロル・キングのコンサートで"You've Got A Friend"を聴いて、嫌じゃなくなった、コンサートって、これでいいと思う、との言葉を思い出した。ノラ・ジョーンズでも"Don't Know Why"は、お客さんは最大の拍手でした。
日本武道館のカテドラルみたいな音響も素晴らしい。
楽しかった。
鈴木エイトさんの著した『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』を一気読みした。
「第五章 全国弁連の申し入れにも聞く耳持たぬ自民党」には、元衆院議員、今の相模原市長、本村賢太郎さんも2018年の統一教会系の集会「日本宣教60周年記念2018神日本家庭連合 希望前進決意2万名大会」というもにには出席していたことが書かれていた。この本には掲載されていない本村さんの弁明として「さまざまな宗教団体と対話する機会は多くあり、その中の一つとして参加した。いま考えると、事前に(同連合について)調べるべきだった。今後はこうした軽率な行動を慎んでいかなければならない」と発し、祝辞は述べず、途中退席し、家庭連合から選挙の応援や寄付は受けたことはないとのこと。この前の選挙では本村さんに入れたけれど、来年の市長選もよく考えて投票する人を決めようと思う。
さて、『自民党の統一教会汚染』にもどり、この本には巻末に「国会議員168人リスト公開」が掲載されていて、自民党以外の野党の議員の名前も散見される。立憲民主党の岡田克也さんや枝野幸男さんは「世界日報」にインタビュー記事が掲載されたことがあるそうだ。やはり、自由民主党との関りはひどいことになっている。
昔の統一教会、家庭連合の教祖の夫妻の日本と日本人への憎悪の根深さは、歴史の事実は直視しなくてはいけないのだけれども、宗主国と併合された植民地という関係も差し引いても、日本を永遠にイブ(韓半島)に奉仕しなくてはいえけないアダム国家だとか、怖いな。それと癒着してきた自称保守の政治家たち、腐るの、これに極まった。
「第五章 全国弁連の申し入れにも聞く耳持たぬ自民党」には、元衆院議員、今の相模原市長、本村賢太郎さんも2018年の統一教会系の集会「日本宣教60周年記念2018神日本家庭連合 希望前進決意2万名大会」というもにには出席していたことが書かれていた。この本には掲載されていない本村さんの弁明として「さまざまな宗教団体と対話する機会は多くあり、その中の一つとして参加した。いま考えると、事前に(同連合について)調べるべきだった。今後はこうした軽率な行動を慎んでいかなければならない」と発し、祝辞は述べず、途中退席し、家庭連合から選挙の応援や寄付は受けたことはないとのこと。この前の選挙では本村さんに入れたけれど、来年の市長選もよく考えて投票する人を決めようと思う。
さて、『自民党の統一教会汚染』にもどり、この本には巻末に「国会議員168人リスト公開」が掲載されていて、自民党以外の野党の議員の名前も散見される。立憲民主党の岡田克也さんや枝野幸男さんは「世界日報」にインタビュー記事が掲載されたことがあるそうだ。やはり、自由民主党との関りはひどいことになっている。
昔の統一教会、家庭連合の教祖の夫妻の日本と日本人への憎悪の根深さは、歴史の事実は直視しなくてはいけないのだけれども、宗主国と併合された植民地という関係も差し引いても、日本を永遠にイブ(韓半島)に奉仕しなくてはいえけないアダム国家だとか、怖いな。それと癒着してきた自称保守の政治家たち、腐るの、これに極まった。
川口葉子さんの著した『喫茶人かく語りき 言葉で旅する喫茶店』を読みました。いろんな喫茶店の店主の言葉が載っていて、読むことができます。下北沢にあるぼくの好きな喫茶店「いーはとーぼ」の店主の言葉も乗っています。とてもかっこよくて、引用してみる。
はぐれてるやつには喫茶店が必要なんだよ。
たとえ1日に30分だけでも座って、
自分をまとめるための場所が。
「いーはとーぼ」の店主の今沢さんはこうも語っておられます。やっぱり引用してみる。
ひとりになりたくて来ている奴もいるんだからさ
これは「ZARIGANI CAFE」のオーナーの言葉。
このカフェの根底には
ビートルズの名曲『フール・オン・ザ・ヒル』が流れているんです。
ひとり丘の上に立って、回転する地球の上で
人々が忙しげに動き回るのを眺めている"愚か者"。
さて、ぼくは『喫茶人かく語りき』の本を閉じて、近ごろ行っていなかった近所の喫茶店「ナチュラル」に足をはこびますかな。
新宿ロフトに『THE FOOLS~愚か者たちの歌』を見に行きました。圧巻の2時間の熱い映画でした。高橋慎一監督は10年もFOOLSを追いかけてこの映画を撮ったという。それ以前のムービーもたくさん収まっていて、懐かしい。
ぼくがFOOLSのギグによく足を運んでいたのは1980年代前半で、その頃のライブでぼくの見たメンバーでこの世に残っているのは中嶋カズのみとなってしまった。(Ebbyとか栗原さんの入っていたFOOLSは、ぼくはあまり見ていないのです。)
映画で見て、FOOLSのフロントマン、ボーカルの伊藤耕の生きざまは、やっぱり凄いです。同じ時代を生きたことが奇跡のよう。ジョー・ストラマーのいう「PUNKというのは(音楽ジャンルでなくて)人の生きるATTITUDE(態度、心構え、気持ち、考え、意見 )だ」という言葉は耕のためにあるのではないかしら?
そして、映画の後はFOOLSの残党たちのセッションライブでした。途中で出てきて、調子悪いらしくて、そのうち座って弾いていたけれど、そこで見た中嶋カズのベースは本当に黒くてかっこよい。このベースを聞くと、ステージにオーディエンスが次々と乱入してきて、みんな踊りまくっていたあの頃のFOOLSのライブをぼくは思い出してしまっている。あんなライブをするバンドは二度とないな。最高だった。
来年は一般公開だそうで、その時にはもちろん映画館で再び『THE FOOLS~愚か者たちの歌』を見たい。
相模大野のアコパで打田十紀夫さんのライブを見ました。
打田さんは三本のアコースティックギターを持ってアコパにいらしておりました。その三本の中でも古いリゾネータギターで奏でられるブルースが最高です。ライブの後、打田さんにそのリゾネータギターについて尋ねたところ、なんでも1932年のアメリカのNational製のギターにご自身でピックアップを付けたりしての改造をなされているとのこと。素晴らしいフィンガー・ピッキングとギターの響きを堪能しました。
打田さんはステファン・グロスマンマンにギターを習い、そのステファン・グロスマンは、打田さんいうところの戦前のブルースの巨人、ブラインド・ブレイクに習ったらしい。ということは、打田さんはブランド・ブレイクの弟子にあたる人ではあるまいか。凄いっす。
そんな打田さんのギターを聴きながら、すでにそのギタースタイルがブルースから二歩か三歩かは、いくぶんオリジナルの方に進みつつも、古いブルーズマンに敬意を表していて、ぼくは、「モダン・フォーク・ブルース・ギター」などという言葉を思い浮かべていたのであります。
横浜のサムズアップでSandiiのライブを見ました。バックはスラックキーギターの第一人者的名手、山内 Alani 雄喜さん。素晴らしかった。
ぼくの大好きな服部良一の名曲「蘇州夜曲」をハワイアンバージョンで歌ってくれたのには感激しました。SandiiさんはMCでこんな逸話を披露してくれました。なんでもSandiiさんのお母さまが亡くなられた時に、お母さまはSandiiさんにこんな言葉を伝えられたそうです。
「カンザシ、蠟燭がいっぱい、蝋燭がいっぱい」
カンザシは寒山寺のことだとSandiiさんは気づき、Sandiiさんの持ち歌でもあるこの寒山寺の出てくる「蘇州夜曲」をお母さまの耳元で歌ったとか…
ラストの歌は至高のチャント。ひょうきんにMCしながらも、Sandiiさんは歌う女神のようでありました。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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