えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

entry_top_w.png
小田急相模原のエルトピートでの三雲参龍さん(「参龍」と書いて「しんりゅう」と読むそうです)の主催する「月にポエロ第四話」というポエトリーリーディングの会で詩を朗読しました。最近作った十の俳句を読みました。

 秋桜は小さな棚田の畦に咲く

 秋晴れに苗木の並ぶ籠の中

 植樹祭新藁渡すみなの笑み

 秋釣りも悪いニュースは遠ざけず

 空に溶け少しが残る鰯雲

 柿の実の歩道に落ちし痕ありき

 秋の午後バトミントンの羽根の飛ぶ

 晴れ着の子銀杏の下の七五三

 狂い咲き桜朝顔秋いずこ

 鱒の子は紅葉の小舟かくれんぼ

そして、パレスチナの国民的詩人、Mahmoud Darwishの"In Jerusalem"という詩を(よく訳せていないとは思うのだけれど)自ら訳して読みました。言葉が平和に生きるためのことに何か通ずるものであることを微かに信じつつ、まだ会ったこともないパレスチナの友人らの安寧を祈りながら、詩を読む。

    エルサレムにて - ムハマンド・ダルウィッシュ

エルサレムで、私は古代の壁の中にいるのが気がかりだ
思い出もなしに私はある時代からもう一つの時代へと歩いている
私は導かれる。予言はいたるところにあり分け与えられている
聖なる歴史は、、、天国へと上昇し
ほんの少しの落胆と憂鬱で帰還する、愛ゆえに
平和は聖なるもので、町にやってくる
私は坂道を降りて自ら問う、どのようにして
語りべは一つの石についての光に同意できないのか
戦争が発火させたほの暗い石からのものだろうか
私は眠りの中を歩く。私は眠りの中で見つめている。私は理解する
私の背には誰もいない。私の前に誰も見えない
すべての光は私のためのもの。私は歩く。私は光になる。私は飛ぶ
そして、私は別のものになる。変容する。言葉は
イザヤ書から草のように芽吹く
口は語る。信じなければおまえに安全はない
私は別のものであるかのように歩く。白い私の傷は
聖書の薔薇。そして私の手は二羽の鳩で
交差しつつ空に浮かび、地を運ぶ
私は歩かず、空を飛び、別のものになる
変容する。場所もなく、時もない。私は誰なのだろう?
私は何ものでもなく上昇する存在である。しかし、私は
一人こう思う。一人、預言者のムハマドは
古いアラビア語で、そしてそれからどうなる?
それからどうなる? 一人の女の兵士が叫んだのだ
またそうするの? 私があなたを殺せないとでも?
私は言った。あなたは私を殺した、もう忘れよう、あなたのように、死ぬことを
entry_bottom_w.png
この記事にコメントする
お名前 
タイトル 
メールアドレス 
URL 
コメント 
パスワード 
plugin_top_w.png
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
2
5 6 9
11 13 15
17 21 23
24 25 26 27 28 29 30
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
えいちゃんのお奨め

ライブのお知らせ

ぼくのTwitter

plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
最新コメント
[12/23 ロンサム・スー]
[07/27 gmail account]
[08/29 えいちゃん]
[08/29 みさき]
[05/18 えいちゃん]
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
ブログ内検索
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
最新トラックバック
plugin_bottom_w.png
Copyright えいちゃん(さかい きよたか) by えいちゃん All Rights Reserved.
Template by テンプレート@忍者ブログ