えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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こんな夢を見た。ぼくは坂本龍一さんと知らない町の駅前のローターリーのあたりを歩いている。そこには古ぼけた、もう動きそうにないトロッコ列車が観光客向けの記念物か何かだろうかといった様子で停まっている。坂本さんは、あれにのろうよ、とぼくを促し、二人で小さなトロッコ列車に乗り込む。三両連結の一両がディーゼルか何かの機関車になっていて、その一両の中で、坂本さんはたくさんあるレバーを操作している。すると、その列車は動き出し、ぼくは、やばい、と思い、ドアをこじ開け、列車から飛び降りる。坂本さんを乗せたトロッコ列車は走ってどこかに向かって行く。ぼくは、その列車と足で走って並走し、まがり道でその列車と別れ、とぼとぼと道を歩いて行く。すると、坂本さんが、自転車でぼくを追いかけてくる。坂本さんは自転車を降り、自転車を引いて、歩きながら、高校生のころ、あの列車を動かすいたずらをよくやっていたよ、それで、つかまってしまったことはなかったよ、とぼくに話してくれる。坂本さんとぼくは大きな木造の建物の中に入っていくとそこな木製のロッカーのたくさんある、古い着替え室か物置のようなところで、キャンプの道具などもたくさん置かれている。坂本さんは、じゃまた、とどこかに行ってしまい、いなくなる。その部屋の入ってきたところと違うドアの向こうに大きな体育館らしきものが見えていて、体操着を着た生徒たちが整列している。ぼくも体操着に着替えて、あそこで整列しなくてはいけないのかもしれない。着替えてあの列の一番後ろに申し訳程度に立てばいいのかもしれない、と思いつつ、高校生のころあんな風に整列するのが嫌で、朝会をさぼっていたことを思い出す。

ここで目が覚めた。まさか、教授に何か起こったのかと思い、インターネットでグーグルの窓に「坂本龍一」と打ち込み、ニュースを検索してしまった。坂本さんは去年の一月に大腸がんの手術を受けて、療養中だそうだけれど、大事ではなさそうでよかった。その昔、YMOに「体操」という曲があって、その「体操」について、教授が、体操というものは全体主義に子どもを馴致させるための暴力的な装置だから、あんなもの(体操)を一列に並んで楽しくやったり、やらせてはいけない、とも後に言っていた。もう40年前のことです。そんな坂本龍一さんが好きです。



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こんな夢を見た。ぼくは派遣先の人から月末に派遣終了を言い渡される。派遣先の人は、もっといて欲しいのだけど、新しく来た上司が、なぜだかこれを決定してしまった、わけがわからない、と言う。今日は感謝のしるしに車を用意しました、ご自宅まで車でお帰りください、とも言われる。終業の時間となり会社を出ると、黒い高級そうなハイアーが停まっていて、ぼくはそれに乗り込む。家に向かう車の中で、次の派遣先が決まらなければ、このまま会社を辞めてしまって、リタイアしよう、と考えている。後は好きなこと、やりたいと思っていてできなかったことだけをして人生を過ごそう、と思い浮かべている。車の窓からの夕暮れを見ながら、歌って旅をすることを思い浮かべている。やってみたくて、していなかった渓流釣りのことを思い浮かべていると、深い森の中の川面で魚が跳ねているのを見た気がした。

そこで目が覚めた。今日は月末でこの夢は正夢にならなかったのだけれども、フロイトは夢を欲望だといい、ユングは夢を予見だという。

ゆめゆめうたがふことなかれ
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こんな夢を見た。ぼくはティーンエイジャーの頃に見た「自殺」というバンドが再結成されて、町田のライブハウスでライブをするというので、JR横浜線に乗って、向かっている。町田駅に着き、そのライブハウスに歩いて行く。ライブハウスはぼろぼろの掘っ立て小屋で、こんなところでライブをするのかな、と思う。演奏開始までまだ時間があるので、町田の街をぶらぶらする。再びライブハウスに戻ってくると、掘っ立て小屋の中からブルースハープの音も入った軽快なブルースロックの演奏が聞こえてくる。本当にここで再結成ライブをするんだとぼくの心は少しも踊る。掘っ立て小屋のドアから4人の男たちが出てくる。その男たちは、ついに町田まできてしまったよ、などと話している。一番の先頭で出てきてのは、ギターの栗原さんで、ぼくは、栗原さんですよね、と声をかける。栗原さんは、栗原だよ、おれが嘘をつくわけないじゃないか、と答える。大きな丸い薄い色のサングラスをして、赤茶けた長い髪に異様なパーマをかけている。かっこいい髪型ですね、とぼくが言うと、栗原さんはにやりと笑い立ち去っていく。ドアからライブハウスの中に入ると、まだほとんど人はいなくて、そこは赤茶けたオーストラリアの大地の土の上の小さな公園であった。アンプやマイクスタンド、ドラムセットがあるあたりがステージになっているのだろうか。ぼくはその公園のありふれた木のベンチに腰かける。

そこで目が覚めた。そういえば、ぼくがティーンエイジャーのころ、「自殺」というバンドがあって、幾たびかメンバーチェンジをしていたけれど、初期の川上浄、ボーカル、栗原正明、ギター、中嶋一徳、ベース、佐瀬浩平、ドラムスの布陣のころは、よくライブハウスに見に行っていたのを思い出した。ヤバい感じでかっこよかったな。そして、ぼくは大学に入って、軽音サークルに入って、ある時、OBの佐瀬さんと栗原さんが来ているから、これからみんなで飲み行かないかと誘われ、キャンパスの近くの庄やだか養老の瀧に飲みにいったのだった。10人以上の人が集まっていた。栗原さんは、三十歳になって、ますますロックができる、と言って、ぼくが佐瀬さんに無礼にも、佐瀬さんって、大学、卒業したんですか、と尋ねると、佐瀬さんは、ちゃんと卒業したよ、始めたものは最後までちゃんとやらなきゃだめだ、などとのたまってっておられました。二人とも、まったく先輩風を吹かせず、すごくいい人でしたよ。また、再結成したら、見たいなどと思い出していると、佐瀬さんと川上さんはすでに点鬼簿に名前が記されていることも思い出す。おれとそう歳も違わないのに日本のロックンローラーたちも早く逝ってしまうな。おれはロックンローラーじゃなくて、ブルースマンだから長生きするさ。Son Houseは86歳まで、B.B.Kingは89歳まで、Robert Junior Lockwoodは91歳まで生きたさ。おれは彼らを追い越してやる。このまま地球がおかしくなりつづけ、地は揺れ、渇き、赤い大地がむき出しになるそこで歌ってやる。
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こんな夢を見た。ぼくはある女の人と列車に乗って旅をしている。列車は西に向かい、山の中の線路を走っている。クロスシートの向かいに座る彼女に、ぼくは、映画監督の黒澤明さんとよくこの列車で旅を、昔、したよ、と語りかける。彼女は何も答えず、観光用の絵地図を見ていて、今日、泊まるところはここかしら、と訊いてくる。ぼくは、絵地図を見て、こんなところだったかな、と答えている。列車が大きなカーブを曲がり下り始めると、山梨の盆地が目の前に大きく広がっているのが見えてくる。その広大さが心地よい。とある駅で降りて、沼地を船で進み、船を降りるとすぐに宿に着き、記帳する。大きな門構えの立派な旅館だ。やはり。あの地図の旅館であった。ぼくたち二人は、十人ほどの団体客に一員だったらしく、ロビーでそのお客さんたちとソファーに座っていると、仲居さんが出てきて、お茶菓子の時間ですよ、海を眺めてください、とぼくたちに桃色のお饅頭と抹茶を飲むための大きな丸い湯呑みを渡してくれて、外の庭を案内してくれる。そこは、岩場のプライベートビーチになっている美しい海なのだ。海を眺めていると、ぼくは泳ぎたくなり、裸になり、海の水に飛び込み、泳ぎ始める。ぼくは腕をかき、足を蹴り、ぐんぐん、水の中を進む。すると、浅瀬になり、いつのまにか砂浜を服を着て歩いている。砂浜には掘っ立て小屋の食べ物屋やら居酒屋やらが軒を並べ、賑わっている。その景色は、昔のテレビとか映画で見た、戦前のどこかを思わせる。イカ焼きがおいしそうで、ビールを飲みながら食べたい、とぼくは思っている。

そこで目が覚めた。起きたら、今日が雛祭り、桃の節句であることに気づきました。三月三日は旧暦でいうと、桃の花が花盛りで、黒澤明監督のオムニバス映画『夢』の中のエピソードである話を思い出したのです。小さな子どもが桃の節句の日の切られた桃ノ木の精霊、もしくは神さまたちの、神楽を見るという話で、美しい話でありました。僕のこの夢も桃の神々の贈り物ではあるまいか。

ゆめゆめうたがふことなかれ

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こんな夢を見た。ぼくはある人と結婚する約束をする。そのある人から結婚をしようと言われたらしい。両親を会ってほしいと言われ、ぼくとその人は車を走らせ、その彼女の実家に向けて、南の方に車を走らせる旅に出る。季節は夏。海岸線の道を、カーステレオでソウルミュージックを鳴らし、車は走っていく。午後の夏の海のきらめきがまぶしくて、このあたりの砂浜で遊び、ここらへんで一泊しよう、とぼくが言うと彼女は、いいけれども、日に焼けるのはいやだな、と答える。ぼくはちらちらと駐車場をさがしながら、砂浜のつづくのに沿ってつづく曲がりくねった海辺の道を、車を走らせていく。

そこで目が覚めた。これが初夢らしきものでした。他愛のないラブソングが好きだし、こんな他愛のない夢を見るのが好きよ。それが、泡のようにつかの間のものだとしても…。季節外れの夢にRCサクセションの「海辺のワインディング・ロード」を思い出しました。

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こんな夢を見た。ぼくは付き合ってくれないか、とある人に告白したらしい。電話で彼女の声を聞いている。その人の、なんだか変なんだよ、自分でもよくわからないんだよ、急に冷めちゃったんだと、えいちゃんのこと好きなんだけどね、という声を古い電話の受話器で聞いている。彼女は長々と永遠につづくかのように、同じことを話していて、ぼくはその声を聞いている。ぼくはどう答えていいのか、分からないでいて、その声をずっと聞いている。

そこで目が覚めた。もの悲しさがぼくの心に残り、10ccの"Don't Hang Up"が思い出され、耳に響いてくるのでした。

10cc - Don't Hang Up (vinyl)
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こんな夢を見た。ぼくは夕食を食べに自分の家の一階の台所兼居間に行く。テレビの横に大きくて立派な黒い毛の和牛がいる。静かに寝そべっているだけだけれども、大きな生きものの気配があたりに漂っている。どうして、こんなところにこんな大きな生きものがいるのだろうと訝しく思いつつ、普通に食事をして、二階に上がっていく。再び、一階のに台所兼居間に降りると、牛はまだそこにおり、眠っているようだ。テレビの横では少し邪魔ではないか、とぼくは思うのだが、そのまま牛を見ている。

そこで目が覚めた。牛の夢はいい夢だそうだ。人類の歴史の間、長く苦楽をともにしてきた牛たち。ぼくの好きな十牛図を思い出した。十牛図には部屋の中で寝そべる牛を見ている旅人の絵はないようなのだが、さしずめ十牛図に例えるならば、ぼくはどこにいるのだろう? 「騎牛帰家」と「忘牛存人」の真ん中あたりだろうか?
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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