えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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チャック・ベリーが空の向こうに旅立ってしまった。

抜群にスィングしバウンスするリズム、かっこいいクールなサウンド、ロマンチック歌詞、最高ののミュジシャンです。

けれど、昔、「チャック・ベリー ヘイル!ヘイル!ロックンロール」を見て、映画館を出る時には、もちろん、ロックンローラーは聖人じゃないことは、よくわかっていたつもりなのだけど、憂鬱な気分にもなったのを思い出す。キース・リチャーズが真人間に見えました。

1stアルバム"After School Session"を聴くと、ロックンロールにとどまらず、ブルース、カリプソ、インストゥルメンタル、なんでもありだけど、すべて、ごきげんな夢の中のようで、とってもすてき。こんな歌も歌っていたんだよ、ということで"Havana Moon"を意訳してみました。そして、もちろん、Rock'n' Rollは永遠なのです。おやすみZZZzzz.....

♪♪♪
ハバナのお月さま、ハバナのお月さま
ぼくはひとりぼっちでラム酒をあけた
そして、つったって、小舟が来るのを待っていた
なんて長い夜で、静かな船着き場
十二時なると小舟がやって来た
波はやさしくなり
月は低く、風は吹いていた

ハバナのお月さま、ハバナのお月さま
ぼくはひとりぼっちでラム酒をあけた
ずっと小舟が来るのを待っていた
アメリカの女の子が戻って来るぞ
ぼくたちは海を越え去って行く
ニューヨークの船着き場、高いビルディング
空の向こうわが家があるのさ

ハバナのお月さま、ハバナのお月さま
まだまだ、ひとりぼっち、もう一本、空けよう
小舟に乗ってあの娘がやってくるのを待ちながら
愛しておくれ、かわいく甘く
彼女はロックンロールを踊る、踊って歌う
彼女はぼくはきつく抱きしめる、ぼくのくちびるに触れ
ぼくは瞳を閉じて、心は漂い始める

ハバナのお月さま、ハバナのお月さま
まだまだ、ひとりぼっち、ラム酒をちょっと
小舟がやってくるよ
アメリカの女の子、彼女は嘘つきだ
まだだよって言って、さよならって言う

ハバナのお月さま、ハバナのお月さま
ねそべってひとりぼっち、ラム酒がおいしいな
眠たくなると、小舟がやって来る
女の子は夜明けまでそこにいて
なきべそをかいて、家にもどりたいって
汽笛が鳴り、ぼくは目を覚ます
すると、お日さまがのぼっていて、青い空だった
くつをはいて、とびあがり、走り始めた
小舟は夜明けに漂い
ハバナのお月さまも、ラム酒もどこかへ消えている
小舟も彼女を乗せて、まだ、愛しているよ
ハバナのお月さま、ハバナのお月さま♪♪♪








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春が近くなると、毎年毎年、聴いてしまうアルバムがあります。吉田美奈子の「冬の扉」。いつも春を感じると「待ちぼうけ」を聴きたくなるのです。やっぱ、今年もそうなのです。
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本当にひさしぶりに新品のアナログ・レコードを買って聴いています。音の厚みがCDとは違います。"this is fame 1964-1968"。やっぱ、レコードだぁ。しかも、これはアラバマのフェーム・レコーディング・スタジオのコンピレーションで、名演、名唱集で、ストロングなラブ・ソングにしびれっぱなしだよ。レコードに針を落とし、針をあげて、盤面をひっくりかえし、また針を落とすという作業も粋でおつなものなのだよ。

チリ産の赤ワインとサザン・ソウルのレコードで二月十七日は過ぎていきますなぁ。ぼくは幸せだなぁ。これでいいのです。








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ボブ・ディランの「ナッシュビル・スカイライン(Nashville Skyline)」って不思議なアルバムだけど、これはいいなぁ。例えば、東京ボブはこの前のノーベル文学賞の受賞に寄せて週刊金曜日にすべてのボブ・ディランのスタジオアルバムに俊逸な一口解説を載せていて「ナッシュビル・スカイライン」についてこんなことを述べている。

「笑顔のジャケットにツルツルの澄んだ声、セルフカバー、異例の出来事に困惑する。だが楽曲は素晴らしく良質なカントリーロックアルバム」

このアルバムで聞くことのできる澄んだ歌声とフェイクやメリスマをできるかぎり抑制した歌い方を聞き、これが本当のディランの声で、本当はこのようにメロディーをはっきりとコントロールして歌うこともできるのかと驚いてしまう。もしかして、あのダミ声とぐにゃぐにゃした歌い方こそ、ディラン自身が声色とかを作ったものかもしれないと思ったこともあったのだけど、衛星放送のラジオの彼のDJを聴いて、ディランの生のしゃべり声は確かなダミ声であった。きっと、天才はなんにでもなれると考えることにしておきます。

このアルバムのシンプルさとストレートさもぼくのお気に入りで、バックは腕利きのナッシュビルのカントリー・ミュージシャン。一曲目は"Girl From The North Country"をジョニー・キャッシュとデュエットしている。

ぼくはここでこのアルバムのラストの飾るぼくの大好きな愛の歌"Tonight I'll Be Staying Here With You"を先達の中川五郎さんや片桐ユズルさんい敬意を表してから意訳してみたのだった。

♪♪♪
窓から切符を捨てちまって
スーツケースも放り投げ
悩みもドアから追い払う
そんなものはもういらないんだよ
だって、今夜はきみといっしょなんだ

この町を出て行こうって朝から思っていた
けれど、そんなことはぼくにはできない
きみの愛がこんなに強いとは
一日中待っていて
今夜はきみといっしょなんだ

本当に素敵なことさ
こんなおかしな流れ者に愛をくれるのなんて
きみはぼくに呪文をかけ、ぼくはきみのなすがまま
もう逃げ出すなんてできっこない

列車の汽笛が聞こえてるよ
駅員だって駅にいる
あわれな坊やを通りで見かけたなら
ぼくはこの列車の切符をゆずってしまう
だって、今夜はきみといっしょなんだから

窓から切符を捨てちまって
スーツケースも放り投げ
悩みもドアから追い払う
そんなものはもういらないんだよ
だって、今夜はきみといっしょなんだ♪♪♪

Tonight I'll Be Staying Here With You - Bob Dylan on Vimeo

このアルバムでのディランってぼくと歌い方とか歌声とか、ちょっと自分と似ている気がすると言ってしまうと、度を越えた自画自賛でしょう。

なんか、お茶でも飲んでほっとひと息したい時、そんな時ってありますよね、そんな時にディランの音楽の歴史の中で、一枚だけぽっと浮いてしまっているかのような異色のこのアルバム"Nashville Skyline"を、ジャケット写真に写るボブの向こうに広がる青い空へ思いをはせ、聴いてしまう。





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最近の音楽はめったに聞くことのなくなったぼくだけど、これはよく聴いています。ものすごく魂のこもった強力盤です。Alicia Keysの最新アルバム'Here'。

今年、動画のメッセージで「私たちを殺すのをやめさい」と訴えたアリシア。'Here'のジャケットはほぼすっぴん。すっぴんでも美しくかっこいいアリシア。最近、無料でマンハッタンのタイムズ・スクエアーでコンサートをしていました。

アメリカはどこへ行くのだろう? つぎつぎに黒人が白人警官に射殺されている。そして、次にはトランプとかいう大統領。4年後の同じ事態には、カリフォルニア共和国(Califorinia Republic)、コロラド共和国(Colorado Republic)、イリノイ共和国(Illinois Republic)、ニューヨーク共和国(New York Republic)とかができているかもしれない。

その昔、ジェイムズ・ボールドウィン(James Baldwin)はニューヨークのマンハッタンを「もう一つの国(Another Country)」と呼んでいたけれど、このアルバムで聴くことのできる楽曲は、もしかしてもう一つの確かにここ(here)にあるアメリカで、たしかにこれらの歌はAliciaのリアルなこみあげてくるソウルフルなここ(here)であるような気がして、何度も繰り返し聴いてしまう。










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素晴らしいです。バンドとシンガーがひとつになって奏でるリズムが、シャープでありながら、ごきげんにグルーヴして、新しく、渋く、重く、かっこいい!

このアルバム、ほとんどの曲がスタジオでの一発録りだというのは本当だろうか? プロデューサのDon Wasは昔、インタビューで"Exile On Main St."みたいなアルバムを制作したいと言っていたことがあるのですが、ある意味で、この"Blue & Lonesome"はそれを実現しているのです。しかも、ここで聴けるMick Jaggerのハーモニカは1972年の"Exile On Main St."から各段と進歩している。そして、Mickの歌声に翳りや衰えはまったくなし。

近ごろ、Mickが自宅の大きなフロアで体のストレッチしたり、マシーンでトレーニングし、発声練習に励むムービーを見たのですが、そのミュージシャン魂にぼくはレスペクトをまったく惜しまない。尊敬します。

昔、1975年ぐらいかな、バック・ステージでのインタビューの、いつまで歌を歌いつづけられると思うかの問いに、Mick Jaggerは、おれは死ぬまで歌を歌うと答えていたのを思い出しました。そして、StonesはいつまでもRollingするRolling Stoneであるのです。最強のロックバンド、Rolling Stones!






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こんなレコード"BOOKER T. & THE MG'S In The Christmas Spirit"をご紹介。今、180mgのアナログ・レコードで聴いているのです。クリスマス・シーズンにはヘヴィー・ローテーションです。

BOOKER T. & THE MG'Sって、白人と黒人の混成メンバーで、Otis Reddingのバック・バンドをつとめ、アメリカ南部のソウル・ミュージックを支えたStaxレーベルのハウス・バンドでもあったんだよ。

抜群のセンスです。派手さはないけれど、とにかくかっこいい。

クリスマス・パーティーのためのインストュルメンタル・アルバムはこれですね。ひとりぼっちで聴いてもこのレコードはきみのよきダンス相手になってくれますよ。

アルバム・ジャケットの裏表紙に書かれている献辞に胸がじーんとしてしまった。

「クリスマスがまたやって来ました
とっても忙しったのは
きみのこと楽しくさせてしまう
こんなクリスマスの贈りものを作っていたからなんだ

クリスマスにここにいれなくても
今年のクリスマスはぼくたちと一緒だよ
ぼくたちはきみを喜びでいっぱいにしてあげます
このレコードをクリスマス・ツリーの下に飾ってください

 メリー・クリスマス
 BOOKER T. & THE MG'S」







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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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