えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
絶対に見ようと思っていた奈良美智さんの青森県立美術館での展覧会『奈良美智: The Beginning Place ここから』を見に、青森を旅しました。
一番寒い、雪の季節にこの展覧会ひ見てほしいと美智さんはインタビューでおっしゃっていて、行けば、粉雪舞う僥倖でごさいます。
奈良さんの最新作「Midnight Tears」に胸をえぐられるような感動をおぼえました。奈良美智さんについて、ぼくは好きだとか、ファンというよりも、同時代を同じような気持ちで生きてきたかのような、並走者、同伴者のごときシンパシーすらすごく感じてしまいます。そうか、奈良美智さんは、ぼくより四つ年上なのか。青森に手作りで建てたというロック喫茶が美術館に再現されていて、その再現された喫茶店もしかしてバーでもあるその店に入ると、ぼくも若かりし頃にひとっ飛びするかのようなのです。
夜は古い居酒屋に行ったりもしました。津軽鉄道で乗り鉄もしました。夜は、テレビとかあまり見ずに、太宰治の「津軽」とかを読んでいました。
旅は楽しい。読んだ句、八つ。
バス走る吹雪舞えども滑りもせず
粉雪や白い広場で深呼吸
粉雪を舞い上げ進む列車なり
雪原に変わりし田圃にまた積もり
林檎の木々吹雪に負けじと立っている
真っ白だ吹雪で見えぬ真っ白だ
広きけり津軽平野は鈍色の下
雪道のしばれるに心清められ
ガッサーン・カナファーニーの著した小説『ハイファに戻って/太陽の男たち』を読む。この小説を始めて読んだのは高校生のころで、昨今のガザでのこともあり再読した。ガッサーン・カナファーニーはパレスチナ人であり、1972年に36才で車に仕掛けられた爆弾により殺された。
この小説集の中に生涯の最後となる中編『ハイファに戻って』を読み、そのラストの展開にヒューマニティと同時に戦慄のようなものをおぼえ、東大全共闘に対話を求めバリケードに乗り込んで行った後期の三島由紀夫のようだとも思った。小説『ハイファに戻って』のラストで、「祖国というのはね、このようなすべてのことが起ってはいけないところことなのだよ」につづき、パレスチナ人の苦しみと同時に、きっぱりと美しく、「パレスチナよ、永遠なれ」の言葉がこだまするかのようなのだ。感動した。
ハイファに戻って/太陽の男たち :ガッサーン・カナファーニー
横浜のグラスルーツでUN SONとLikkle Mai & The Kのライブを見ました。Likkle Mai & The Kの演奏を聞きながらジャマイカのスレンテンのリズムは日本の民謡によく合うなと思う。日本のカシオトーンのリズムがジャマイカで爆発的にヒットし、世界に飛び火し、そしてLikkle Maiさんに戻ってきて民謡を携えている不思議さですな。
ガザの平和を願う歌をうたって、アンコールには、UN SONとLikkle Mai & The Kがセッションしつつ、Clashの「Revolution Rock」。なぜか、ぼくは最近、この世界にあって正気をたもつようにと、もう40年前のパンク・ロックのClashの「London Calling」とか「Sandinista」をよく聞いていたりします。Likkle Maiさんの「Revolution Rock」もとてもよかった。時代に流されずに負けるなという元気をもらいました。
辻桃子さんと安倍元気さんが著し、影山直美さんが画を描いた『やさしい俳句入門』を読みました。俳句は面白くて、深い。語らないところにこそ、そのよさもあることを納得します。あまりに短いその形式により、俳句を作った人から手を離れて、読み手にゆだねられてしまうところもいい。そして、その短い形式だからこその余情。この本は、よい句、名句もたくさん載せられていて、素晴らしい。この本『やさしい俳句入門』によれば、俳号というのは、すべての自分にまとわりつく肩書きを捨て、ただ俳人として句を読むということの決意として、人につけてもらうのではなく、自分から名のるものだそうです。知らなかった。ぼくも俳号をどうするか考え始めております。『やさしい俳句入門』は俳句の初心者に最適の本であります。影山直美さんの画かれた柴犬の画もかわいいです。
やさしい俳句入門 17音で世界が変わる! 心がおどる!
I attended a rally in support of Palestine at the east exit of Shinjuku station. I felt relieved because I wondered if it was enough to just donate money or to appeal on social networking sites about the miserable situation in Palestine.
As a retired person who has entered the realm of old age, I am losing my desire to seek new social changes, but I would like to speak out as one of the 12 billion people against such unreasonable injustice. I wish Ryuichi Sakamoto and Yoshiko Yamaguchi were still alive. I also wonder what Yukio Mishima, Kenji Nakagami, and Kenzaburo Oe would have thought, said, and written had they been alive.
Why did the chorus of "Free Gaza" seem to overlap with the voice of "Free Japan" that seemed to be seething in my heart? Palestinians have been subjected to violence for more than seventy-five years, deprived of their land, homes, homeland, and even their lives. I will never forget the words of a Palestinian woman at the rally. They echoed on the cold night, saying that Gaza is called a prison without a ceiling, but it is not like that, it is a prison camp where innocent people are held captive. Palestinian men say that Israel tried to erase all of Palestinian culture and history, but it cannot take the souls of Palestinians. And today, innocent children are still being killed there. Free Palestine!
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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