えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

久保茂昭監督の『ゴールデンカムイ』を見ました。奇怪な人物が次々と登場し、活劇と殺陣を繰り返すこの映画は見るものを飽きさせませんが、その殺伐とした中で、山田杏奈さんの演ずるアシㇼパのみが華麗な清涼であり、救いのようでもあると、ぼくは思いました。
殺伐ではなく、どちらかというと、ある種類の小津安二郎の映画にあるようなしみじみに惹かれてしまうしまうぼくは、アイヌのコタン(村のこと)のシーンに見入ってしまいます。小津映画にも残酷さや不気味さは多いけれど。
この『ゴールデンカムイ』は物語としては、序章で終わってしまうような印象です。これから物語は展開しそう。エンドロールの後が予告編のようになっていた。
アイヌの生活や風俗も丁寧に描かれていて、そこはとてもよかった。そして、北海道の大自然。白いオオカミがかっこよくて、かわいい。続編が作られれば、やっぱり見に行きますぞ。
映画『ゴールデンカムイ』公式サイト


小田幸子さんが監修し、スペースオフィスのお二人が執筆しマンガを描いた『マンガでわかる能・狂言』を読みました。読んでしまったころ、スペースオフィスのお二人、時松はるなさんとかめうみさんがこの本を国立能楽堂で売っていたのだと気付きました。とても解りやすく能と狂言について書かれており、しかも、いろいろな能・狂言のあらすじも書かれていて、マンガも美しく、楽しい。
能や狂言には、日本人が何を大切に思い、何を信じて生きてきたかも表されていると、何度か能楽の舞台を見て、ぼくは思います。ふと、この世界に誇れる芸術がこれからも末永く続いていくように、若い人にも、実際に各地の能楽堂に足をはこんで能楽を知ってほしいと、ぼくは願ってやみません。
マンガでわかる能・狂言


国立能楽堂に能楽を見に行きました。
見た狂言は和泉流『梟山伏』。梟の巣を取り除いてしまい、梟に取り憑かれた人なかろではなく、加持祈祷する僧侶も取り憑かれてしまう滑稽話。
能は観世流『巴』。木曽義仲につかえた女武士、巴御前が添い遂げられなかった悲しさを語る。プレトークとして、観世流のシテ方の安藤貴康さんの能とはどのようなものなのかの解説付き。能とは神仏への捧げ物であるのは、松の描かれた舞台の鏡板から、やさしく解きおこしていただけました。能は深くて、いいなぁ。後シテの登場の詠じた言葉がとても印象的だったので記しておきます。
「落花空しきを知る。流水心無うして自ずから。澄める心。たらちねの罪も報いも因果の苦しみ。今は浮かまん御法の功力に。草木国土も成仏なれば。況んや生ある直道の弔ひ。かれこれ何れも頼もしや頼もしや。あらありがたや」








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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。


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