えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

entry_top_w.png


思い出しように聴きたくなる曲ってあって、その1つが10ccの"THE ORIGINAL SOUNDTRACK"というアルバムに入っている"I,m Not In Love"。名曲です。けれど、なんか変。多分1970年代の当時のアフリカン・アメリカのスウィートなソウルバラッドみたいな音楽を作ろうとしたに違いない。ちょっとひねくれものの作詞作曲コンビと元祖電子楽器マニア、オタクの合体の10ccにかかっては、なんとも粋な名曲になった。なんかこの曲、変じゃない? けれど、いいよという声が聞こえてきそう。めそめそするのがなぜか好きなぼくにはぐっとくるこの歌の歌詞を意訳で。

「恋なんかしていないよ 忘れないでよ
ばかなことをしたって、きみをからかっているだけさ
かってに変な風に受けとめないでよ
恋なんかじゃないよ だって

いくらでもきみを見ていたいけど、それ以上のことじゃない
きみを呼んだって、いろいろ言わないで
友だちにわたしたちお似合いでしょとか
恋なんかじゃないよ だって

(静かにしてごらん、ぼくの胸の奥でだれかが泣いているのが小さく聞こえます)

きみの写真をまだ壁に貼っているのは、しみを隠したいだけなんだよ
だから、その写真を返してくれなんて、ちょっと困るなぁ
たいした意味はないけどね
恋なんかじゃないよ だって

きみは長くぼくを待つことになるよ
きみは長くぼくを待つことになるよ

恋なんかしていないよ 忘れないでよ
ばかなことをしたって、きみをからかっているだけさ
かってに変な風に受けとめないでよ
恋なんかじゃないよ だって」

きみはこんな風に歌われたら、どう思います?


entry_bottom_w.png
entry_top_w.png


スタッズ・ターケルというアメリカ人の著した「ジャズの巨人たち」という本を読んだ。登場人物はジャズの創成期のジョー・オリバーからジョン・コルトレーンまでの13人。なんと、半分くらいは若くして逝ってしまった人たち。ジャズとジャズ・マンへの愛に溢れた文章は平易でいて詩的で美しい。ミュージシャンは、みんな、やっぱやさしいねぇ。例えば、チャーリー・パーカーはこう言っていたそうだ、酒や薬でいい演奏なんてできるわけはない、わたしの言うことだ、信じろよ。
永遠のジャズのレイディ、ビリー・ホリデイは貧困の少女時代を思い、こうも歌う

「そう 強いものはもっと豊かに
弱いものはもっと貧しくなって
からのポケットでは
けっして成功しない
ママに財産があっても パパに財産があっても
神さまは祝福します
自分で得る子を
自分で得る子を」

ビリーは得たのだろうか? ジャズと短い人生での儚い幸せを。このつづきはこの本を読んでみて。そして、諸岡敏行さんの訳も素晴らしい。
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png


グロウスターターズのライブを渋谷の音楽室に見にいったのです。しかし、Micci先生はなんで、こんな難しい曲ばかり選ぶのだろう。求道というものなのかと思っていたら、ラストにJanis Joplinの"Peace Of My Heart"で爆発した。その爆発に感動。気持ちよかったです。
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png
栃木県の川俣温泉というところに行ってみた。泊まったのは渓山荘という国民宿舎。朝、その渓山荘から電話がかかってきた。なんと、向こうでは、雪が降っているとのこと、車のチェーンの装備をお忘れなくとのこと。
着くころには雪は雨になっていて、チェーンは要らなかった。ものすごく辺鄙な山間。こういう温泉地を秘湯というのかな?
夕食の岩魚の塩焼きがおいしかったよん。露天風呂がかなりいい。雪が残っている山を見ながら、渓流の流れる音を聴きながらの温泉。透明な湯は硫黄の香り。自然の中にそのまま湯船がある感じ。癒されたぁ。
たくさん部屋があるのに泊まっているのは、数人。夜中、人の気配を感じないロビーでぼーっとしていて、大きな柱時計を見ていると、不思議に現実感がなくなり、誰かの夢とか思い出の中に入り込んだような妙な気持ちになった。柱時計が静かに時をきざんでいた。チクタク・・・
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png
シャンバラへの入り口などとも呼ばれたチベットが心配です。報道管制下での圧制への抗議、暴動から武力による鎮圧にたくさんの死者が出ているのか? ここ数十年でチベットでは数万人から数十万人の人が殺されていると言う。こういうことは世界中で止まらない。Bob Marleyの"Get Up, Stand Up"やJimmy Cliffの"Harder They Come"の歌を思う。逝こうとする人たちにはSam Cookeの"Change Has Come"。Jimmyはこんなことを歌っている。意訳で。

「おれが死ぬときは空でおいしいパイが待っていると言うけど
生きている間の泣き声は誰も聞いちゃくれない

太陽が明日も昇る限り、おれはおれの当たり前の分けまえが欲しいだけなんだ
すると、もっと激しく彼らはやってきては、彼らは倒れていくだろう
すると、もっと激しく彼らはやってきては、彼らは倒れていくだろう

当局はおれをへこまし、地の下に葬ろうとする
彼らは戦いに勝ったというが、彼らの行っている悪いことにも、神さま、お許しを

太陽が明日も昇る限り、おれはおれの当たり前の分けまえが欲しいだけなんだ
すると、もっと激しく彼らはやってきては、彼らは倒れていくだろう
すると、もっと激しく彼らはやってきては、彼らは倒れていくだろう

死んでしまったら果たせないことがあって、だから、おれは欲しいもののために戦いつづけるよ
奴隷や従順な家畜として生きるよりは、自由な人間として墓場に眠らせておくれ

太陽が明日も昇る限り、おれはおれの当たり前の分けまえが欲しいだけなんだ
すると、もっと激しく彼らはやってきては、彼らは倒れていくだろう
すると、もっと激しく彼らはやってきては、彼らは倒れていくだろう」

彼らを圧制や搾取、警察、軍などと言いかえてみてください。
FREEDOM!!
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png
横浜、赤煉瓦のモーションブルーでオマール・ソーサのライブを見た。今夜はお世話になったある人のお別れ会も含めて。じゃがたらのあの曲が思い浮かんだ。

「時は流れ、人はまた去る
思い出だけを残して
つまらん男につまらん女
つまらん男につまらん女
つまらん、つまらん、、つまらん、つまらん
やりたいことが、まだいっぱい残ってる」

お別れ会の主がつまらん奴なのかは、そうでないのかぱ、ぼくの永遠の謎だ。いつか分かるかしらん?
さいなら。

オマール・ソーサのライブですが、奴隷船の巡回のようなその音楽でとても大切なことを知ったと、思った。アフリカ、アメリカ、カリブ、ラテンを一巡り。
世界はこの音楽に込められた思いを知るべきだよ。愛を。
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png


こんな、すごいジャズシンガーが日本にいるなんて、知らなかった。今、沖縄拠点に現在も活動するジャズシンガー、与世山澄子さんの1983年のデビューアルバム"Introducing"を聴いているのです。はじめて彼女の歌声がステレオのスピーカーから流れてきた時はBillie Holidyみたいだなと思ったけれど、それを越えて、南の小さな島の風景が浮かび、暑い夏の島の夜に誘われているような気分になり、島の抑圧された歴史が心に浮かび、彼女が女として生まれたこと、そして、恋や愛ということ、そのソフトな歌に秘めた情熱を感じた。とても複雑で豊かで深い歌そのものがそこにはあった。
最近、バーなどでジャズを歌っている女子、ぜひぜひ聴いてみてください。魂のジャズです。



entry_bottom_w.png
<< 前のページ 次のページ >>
[416]  [417]  [418]  [419]  [420]  [421]  [422]  [423]  [424]  [425
plugin_top_w.png
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
2 4 6
9 10 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
えいちゃんのお奨め

ライブのお知らせ

ぼくのTwitter

plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
最新コメント
[12/23 ロンサム・スー]
[07/27 gmail account]
[08/29 えいちゃん]
[08/29 みさき]
[05/18 えいちゃん]
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
ブログ内検索
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
最新トラックバック
plugin_bottom_w.png
Copyright えいちゃん(さかい きよたか) by えいちゃん All Rights Reserved.
Template by テンプレート@忍者ブログ