えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
![entry_top_w.png](https://bfile.shinobi.jp/5384/entry_top_w.png)
飴細工師、俗曲師、銭湯絵師、へび屋、街頭紙芝居師、野州麻紙紙漉人、幇間、彫師、能装束師、席亭、見世物師、真剣師、日本にはいろんな職業があるものだ。秋山真志さん著した「職業外伝 紅の巻」を読んだのです。とてもおもしろかった。あぁ、あさっては成人の日ではないか。これから何かの職業に就こうという人も、リストラなどという変なカタカナで最近では呼ばれている解雇にあった人たちにも、この本はお薦めです。仕事観、職業観が広がり、さらには、生活、生活から紡がれる人生っていろいろあっていいんだなぁ、楽しいなぁ、と思いました。この本に出てきた彫刻家の平櫛田中の言葉をはたちになるみなさんの門出のはなむけに送りたい、とも思います。
「今日もお仕事、おまんまうまいよ、びんぼうごくらく、ながいきするよ」
![entry_bottom_w.png](https://bfile.shinobi.jp/5384/entry_bottom_w.png)
![entry_top_w.png](https://bfile.shinobi.jp/5384/entry_top_w.png)
レヴィ=ストロースの「悲しき熱帯」を読了したけれど、なんだかとっても難しかった。終章あたりでイスラム教への苛烈な批判と仏教の繰り返して尽きない称揚はこの文化人類学者らしからぬ、と思ってしまった。ぼくは仏教的な何かは好きなのだけど、何か違和を感じてしまった。
仏教といえば、ぼくは禅の十牛図が好きです。論理や修辞を越えた何がかあるような気がするのです。ぼくにとって大きな哲学は過ぎ去ろうとしているのかもしれない。
レヴィ=ストロースのこの「悲しき熱帯」でのイスラム教批判は彼のユダヤ人という出自と関係しているのだろうか、と不謹慎なことを考えてしまった。すみません。出自に安住せずに絶えず問い続けることこそ、彼の思想の初めの立ち位置なのだ、とも思い、なくなっていく言葉と人たちを祈りのように見つめるときもある。そこが好きです。いつか、この難しい本を再読してみたい。
仏教といえば、ぼくは禅の十牛図が好きです。論理や修辞を越えた何がかあるような気がするのです。ぼくにとって大きな哲学は過ぎ去ろうとしているのかもしれない。
レヴィ=ストロースのこの「悲しき熱帯」でのイスラム教批判は彼のユダヤ人という出自と関係しているのだろうか、と不謹慎なことを考えてしまった。すみません。出自に安住せずに絶えず問い続けることこそ、彼の思想の初めの立ち位置なのだ、とも思い、なくなっていく言葉と人たちを祈りのように見つめるときもある。そこが好きです。いつか、この難しい本を再読してみたい。
![entry_bottom_w.png](https://bfile.shinobi.jp/5384/entry_bottom_w.png)
![entry_top_w.png](https://bfile.shinobi.jp/5384/entry_top_w.png)
こんな夢を見た。今日はバンドのライブのある日、近所のギタリストと落ち合い、電車に乗ってライブハウスに向かうが、途中で持ってこようとしていた歌詞カードを忘れているのに気づく。家に引き返し歌詞カードを取ろうとし二階に上がるのだけど、そこは知らない大きなタイル敷きのお風呂のないバスルームのような部屋になっていて、死んだはずの犬、レオがいる。ぼくは、レオを撫で毛が柔らかくもあり、獣らしく少ししごわごわもしている。体毛は茶色と黒なのだが、鼻の毛が真っ黒なのはまさしくレオ。そこに母が来て、どうしたの、と聞くから、ぼくはレオを抱き上げて、ほら、レオが帰って来たよ、と答える。母は、それはレオそっくりだけど、レオじゃありませんよ、と言う。ぼくはレオじゃないのかな、と思いつつも、レオみたいだから、うれしい。
そこで目が覚めた。レオが、まだどこか近くにいるような気がした。
そこで目が覚めた。レオが、まだどこか近くにいるような気がした。
![entry_bottom_w.png](https://bfile.shinobi.jp/5384/entry_bottom_w.png)
![entry_top_w.png](https://bfile.shinobi.jp/5384/entry_top_w.png)
山梨県早川町の三里にある町営の温泉宿「ヘルシー美里」に泊りに行ってきました。身延線からバスに乗り一時間、何もない村にやってきたのではなく、人の暖かさと宿になった中学校と森や木、鳥たちのさえずりはあったのです。
ここは昔は三里中学校、のちの早川北中学校であったところで、古い木造の学校の外観がそのまま残っています。子ども連れの家族がたくさん来ていて、ちらほら、校庭だったところで子どもたちが遊んだりしています。夜には星空観察会、朝には餅つき大会などが催されていました。
夕食は猪鍋やら山女魚やらさしみこんにゃくやら、ここでとれたものがおいしかったです。そして、ここの温泉が素晴らしい。本当は鉱泉なのですが、その沸かし湯に入るのです。それが知られざる極上の湯でした。穴場見っけ!
http://www.hayakawa-eco.com/hmis
![entry_bottom_w.png](https://bfile.shinobi.jp/5384/entry_bottom_w.png)
![entry_top_w.png](https://bfile.shinobi.jp/5384/entry_top_w.png)
こんな初夢を見た。ぼくとある女の子は廃校となったある中学校に裸にバスタオルだけをまとい向かっていく。途中で誰かに会って気づかれないか少し不安でもあるけれど、気づかれてもいい、とも思う。なぜなら二人にはこのかっこうがちょうどいい。廃校に着く、コンクリート仕立ての校内は冷たくない水で水浸しになっている。ある時は踝まで水につかり、ある時には膝まで水につかり、二人はある部屋に向かって進んで行く。
そこで目が覚めた。禅師の未熟者め、という声が聞こえてきそうですな。警策でたたかれてしまうぼくです。
そこで目が覚めた。禅師の未熟者め、という声が聞こえてきそうですな。警策でたたかれてしまうぼくです。
![entry_bottom_w.png](https://bfile.shinobi.jp/5384/entry_bottom_w.png)
![entry_top_w.png](https://bfile.shinobi.jp/5384/entry_top_w.png)
内田樹さんの著した「寝ながら学べる構造主義」という本を読みました。レヴィ=ストロースの「悲しき熱帯」が難しくて、なかなか読み進められなかったもので、その解説本のような本に手を出してしまったのだけど、さすが内田樹さんの著作、一気におもしろく読めてしまった。
構造主義という哲学には3人の源流があるらしい。その源流とは経済学者マルクスと精神分析医のフロイトともとは文献学者であったニーチェ。それを受け継いだのが言語学者のソシュール。それらの思潮がフーコー、バルト、レヴィ=ストロース、ラカンに続いていく。
どういう考え方なのかというと、ぼくたちは当たり前の前提としてあるものも疑わなくてはならないけれど、それに気づくことも難しい、というようなことだろうか。例えばの端初として、虹が七色に見えるという人たちもいて、虹が二十色に見えるという人もいて、言葉と思考は牢獄のようなものかもしれない、などと思う。それに気づくとはどういうことなのだろうか、ということのヒントが、例えば、レヴィ=ストロースのこの言葉を何度も、ゆっくりと読むと、少しはわかる気がするのです。
「彼らのうちであれ、私たちのうちであれ、人間性のすべては、人間の取りうるさまざまな歴史的あるいは地理的な存在様態のうちのただ一つのもののうちに集約されていると信じ込むためには、かなりの自己中心性と愚鈍さが必要であるだろう。私は曇りない目でものを見ているという手前勝手な前提から出発するものは、もはやそこから踏み出すことはできない。」
この言葉は、サルトルの実存主義を終焉させ、教化する宣教師たちの役割を終わらせたのかもしれないけれど、レヴィ=ストロース自身にも鋭い刃を向けているのに違いない。そして、ぼくたちだれもが、未開と呼ばれようがそう呼ばれなくても、西洋であれ東洋であれ、「悲しき熱帯」を生きているのかもしれない、と想起させてくれもする。
構造主義という哲学には3人の源流があるらしい。その源流とは経済学者マルクスと精神分析医のフロイトともとは文献学者であったニーチェ。それを受け継いだのが言語学者のソシュール。それらの思潮がフーコー、バルト、レヴィ=ストロース、ラカンに続いていく。
どういう考え方なのかというと、ぼくたちは当たり前の前提としてあるものも疑わなくてはならないけれど、それに気づくことも難しい、というようなことだろうか。例えばの端初として、虹が七色に見えるという人たちもいて、虹が二十色に見えるという人もいて、言葉と思考は牢獄のようなものかもしれない、などと思う。それに気づくとはどういうことなのだろうか、ということのヒントが、例えば、レヴィ=ストロースのこの言葉を何度も、ゆっくりと読むと、少しはわかる気がするのです。
「彼らのうちであれ、私たちのうちであれ、人間性のすべては、人間の取りうるさまざまな歴史的あるいは地理的な存在様態のうちのただ一つのもののうちに集約されていると信じ込むためには、かなりの自己中心性と愚鈍さが必要であるだろう。私は曇りない目でものを見ているという手前勝手な前提から出発するものは、もはやそこから踏み出すことはできない。」
この言葉は、サルトルの実存主義を終焉させ、教化する宣教師たちの役割を終わらせたのかもしれないけれど、レヴィ=ストロース自身にも鋭い刃を向けているのに違いない。そして、ぼくたちだれもが、未開と呼ばれようがそう呼ばれなくても、西洋であれ東洋であれ、「悲しき熱帯」を生きているのかもしれない、と想起させてくれもする。
![entry_bottom_w.png](https://bfile.shinobi.jp/5384/entry_bottom_w.png)
![entry_top_w.png](https://bfile.shinobi.jp/5384/entry_top_w.png)
最近、毎晩、聴いてしまうCDがあって、それはThe Cheiftainsの最新アルバム"Voice Of Ages"。特に4曲目の"Down In The Willow Garden"に惹かれます。深く死者を悼む気持ちと人を許す気持ちと許されないともわかっている懺悔と悔恨がないまぜとなって、重い金槌で打たれたような感動に海の底の静けさまで沈みこむようだ。ぼくはこの歌を何かが宗教的だと思います。チャーリー・モンローというアパラチアのカントリー・ミュジックの祖が初めて世に出し、エヴァリー・ブラザースやアート・ガーファンクルが歌い継いだこの歌は、もともとはアイルランドの伝承歌であったという。ぐるりとひとまわりして、アイルランドにもどり、アイルランドの結成50年を迎えた古老バンドCheftainsが若いオルタナ・カントリー・バンドBon Iverと共演し、こんな名演奏を21世紀に届けてくれました。詞を意訳してみたくなりました。ごらんあれ。そして、今夜もおやすみZZZzzz.....
柳の木の下で
ぼくとぼくの愛おしい人は会っていた
ぼくたちはそこでよりそって
愛おしい人は眠ってしまった
ぼくはそこでブルゴーニューのワインを持っていて
愛おしい人はそれをしらなかった
そこでぼくは親しいかわいい娘を殺してしまった
そこは土手のそばの下のあたり
ぼくはサーベルを彼女にむけたけれど
それは血まみれのナイフだった
ぼくは彼女を川に捨て
それは恐ろしい光景だった
ぼくの父さんはいつも
お金がぼくを自由にしてくれると言っていたけれど
ぼくがあわれなあの娘を殺してしまったなら
彼女の名前はローズ・コネリー
父さんは小屋に立ちすくみ
涙をぬぐって
彼の絞首台高くの息子を
見つめていた
太陽の下でぼくは絶えていく
悪魔がぼくを待っている
ぼくが殺したあの娘の名前は
ローズ・コネリー
The Chieftains ft Bon Iver - Down in the Willow Garden
http://www.youtube.com/watch?hl=ja&gl=JP&v=YDlF4Nozi2w
柳の木の下で
ぼくとぼくの愛おしい人は会っていた
ぼくたちはそこでよりそって
愛おしい人は眠ってしまった
ぼくはそこでブルゴーニューのワインを持っていて
愛おしい人はそれをしらなかった
そこでぼくは親しいかわいい娘を殺してしまった
そこは土手のそばの下のあたり
ぼくはサーベルを彼女にむけたけれど
それは血まみれのナイフだった
ぼくは彼女を川に捨て
それは恐ろしい光景だった
ぼくの父さんはいつも
お金がぼくを自由にしてくれると言っていたけれど
ぼくがあわれなあの娘を殺してしまったなら
彼女の名前はローズ・コネリー
父さんは小屋に立ちすくみ
涙をぬぐって
彼の絞首台高くの息子を
見つめていた
太陽の下でぼくは絶えていく
悪魔がぼくを待っている
ぼくが殺したあの娘の名前は
ローズ・コネリー
The Chieftains ft Bon Iver - Down in the Willow Garden
http://www.youtube.com/watch?hl=ja&gl=JP&v=YDlF4Nozi2w
![entry_bottom_w.png](https://bfile.shinobi.jp/5384/entry_bottom_w.png)
![plugin_top_w.png](https://bfile.shinobi.jp/5384/plugin_top_w.png)
カテゴリー
![plugin_bottom_w.png](https://bfile.shinobi.jp/5384/plugin_bottom_w.png)
![plugin_top_w.png](https://bfile.shinobi.jp/5384/plugin_top_w.png)
最新コメント
![plugin_bottom_w.png](https://bfile.shinobi.jp/5384/plugin_bottom_w.png)
![plugin_top_w.png](https://bfile.shinobi.jp/5384/plugin_top_w.png)
最新記事
(02/11)
(02/08)
(02/07)
(02/05)
(02/05)
(02/03)
(02/03)
![plugin_bottom_w.png](https://bfile.shinobi.jp/5384/plugin_bottom_w.png)
![plugin_top_w.png](https://bfile.shinobi.jp/5384/plugin_top_w.png)
プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
![plugin_bottom_w.png](https://bfile.shinobi.jp/5384/plugin_bottom_w.png)
![plugin_top_w.png](https://bfile.shinobi.jp/5384/plugin_top_w.png)
ブログ内検索
![plugin_bottom_w.png](https://bfile.shinobi.jp/5384/plugin_bottom_w.png)
![plugin_top_w.png](https://bfile.shinobi.jp/5384/plugin_top_w.png)
最新トラックバック
![plugin_bottom_w.png](https://bfile.shinobi.jp/5384/plugin_bottom_w.png)