えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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今のぼくの弾き語りを中心とした土曜日とか日曜日での音楽活動(逝ってしまったテケタさんいうところの"Saturday Sunday Folk Rocker")の礎となったロック・バーがあります。もうずいぶん昔のことですが、聖蹟桜ヶ丘にあるLoose Voxというお店で開催されているオープン・マイク"Live A go!go!"の門を、ギターを担いで叩いたのが始まりだったなぁ。

このお店、マスターがめちゃおもしろい人で、音楽とか映画にとてもくわしくて、ウィスキーを飲みながら話しているだけでも楽しい。やっぱ、ぼくの今の原点の一つがたしかにこのLoose Voxにある。マスターいわく芸術の殿堂。

ありがとうの意味も込めて、明日のクリスマス・イブには、Loose Voxのオープン・マイク"Live A go!go!"に歌いに行こうと思います。ぼくとLoose Voxって細くて長いつきあいで、そんなのもすてきですよね。

Loose Voxは、ぼくにとってとても大切なお店なのです。

Information - LOOSE VOX web site
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ふうこちゃんのライブを見に行きました。北海道のじゃがいも畑から歌を歌いに、その歌う歌をみんなに聞いてもらいに、3年前に東京に出てきた女の子です。音楽に個性とか必要なのかななどとも思ったりしますが、彼女の誰からのものでもない、もって生まれたかのような個性は大好きなのです。

途中で出てきて数曲、演奏した日本語で歌うブルース・バンド、Memphis Bellもとてもよかった。そうか、ふうこちゃんの歌もどこかブルースっぽいな。彼女は東京に出てきてからギターを練習したそうな。ギターを弾けるようになるまではオープンマイクに出てアカペラで歌ったそうな。かっこいいなぁ。そして、どんなにギターが弾けるようになっても、ブルースだけは忘れないほうがいいよ。北海道の土の香りのするあのブルースさ。

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素晴らしいです。バンドとシンガーがひとつになって奏でるリズムが、シャープでありながら、ごきげんにグルーヴして、新しく、渋く、重く、かっこいい!

このアルバム、ほとんどの曲がスタジオでの一発録りだというのは本当だろうか? プロデューサのDon Wasは昔、インタビューで"Exile On Main St."みたいなアルバムを制作したいと言っていたことがあるのですが、ある意味で、この"Blue & Lonesome"はそれを実現しているのです。しかも、ここで聴けるMick Jaggerのハーモニカは1972年の"Exile On Main St."から各段と進歩している。そして、Mickの歌声に翳りや衰えはまったくなし。

近ごろ、Mickが自宅の大きなフロアで体のストレッチしたり、マシーンでトレーニングし、発声練習に励むムービーを見たのですが、そのミュージシャン魂にぼくはレスペクトをまったく惜しまない。尊敬します。

昔、1975年ぐらいかな、バック・ステージでのインタビューの、いつまで歌を歌いつづけられると思うかの問いに、Mick Jaggerは、おれは死ぬまで歌を歌うと答えていたのを思い出しました。そして、StonesはいつまでもRollingするRolling Stoneであるのです。最強のロックバンド、Rolling Stones!






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ボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞したこともあり、なんだか、ディラン関係の本を読みたくなって、「ローリング・サンダー航海日誌 ディランが街にやってきた」を本屋で買ってしまい。読み終えたところ。この本はディラン本人の著作ではなくて、アメリカの劇作家、サム・シェパードの著作なのです。1975年ごろ、その同時のお祭り騒ぎの全米ツアー、ディランがたくさんのいかれた仲間を引き連れて、見世物小屋の芸人になろうとした「ローリング・サンダー・レビュー」のサムによる随行記。

いくら、サムがディランに近づこうとして、ここでのディラン、サムの目から見たディランは台風の渦の中心の目の中であるかのように、静かな無風の空白であるかのようなのだ。ボブ・ディランとはなんて不思議な男なのだろう。何かをかたくなに信じることよりも、もしかして、それは、ありうるべき正しく美しい何かとは、どのようなものであるかを問いを発しながら、探しつづけているかのようなのだ。それは、もう一つのアメリカへの終わりのない旅であるかのよう。

この時、サムが即興で脚本を書こうとして書けなかった映画「レナルド&クララ」は評論家をはじめ、多くの人びとから酷評されるのだけど、サムにとっては、この経験が種となり糧となりヴィム・ヴェンダース監督の「パリ・テキサス」での脚本家の仕事の美しい果実となったのかもしれない。

ロード・ムービーならぬ、ロード・ブック、路上の本であるかのような一冊。ちりばめられた断片が詩の美しさとして、ときおり輝き始める。





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この前、下北沢に用があり、出かけて、ちょっと時間があったので、ヴィレッジ。ヴァンガードに入ったのさ。アニメ映画「この世界の片隅に」がとてもヒットしている、その原作者のこうの史代さんコーナーがあって、読みたいと思っていた「夕凪の街 桜の国」があって即座に買い、読んでみたよ。この人の描く漫画って、いろんな小さな泡のような物語がいくつも細部に描きこまれ、眠っているかのようでもある。どうしてだろうと思い、カバーに書かれた略歴を読むと、こうのさんのもっとも好きな言葉が載っていて、それはフランスの小説家、アンドレ・ジッドが自らの小説を語ったものだそう。

「私はいつも真の栄誉をかくし持つ人間を書きたいと思っている」

英雄じゃなくてもきっといいんだよ。小さな小さな本当の歌が素敵なのさ。それはこうの史代さんの漫画に描かれた物語でもあるように思った。






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鋸山から保田漁港までをハイキングしました。たくさんの石仏を見ました。手を合わせ何度も何度も合掌すると、こんな言葉が浮かびました。

「ぼくの心に蓮の花、咲け、きみの心に蓮の花、咲け、みんなの心に蓮の花、咲け」

海がきれいだった、空がきれいだった、色づく木の葉がきれいだった。
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もう一度、すずに会いたくなり、本を読みました。こうの史代さんの漫画「この世界の片隅に」を読んだのです。

映画の方も大ヒットしています。アニメ映画も漫画とほぼ同じストーリーなのですが、映画では漫画でのりんさんとのあるエピソードは描かれていないのですね。

あっ、そうだ、この映画は反戦の映画ではないというツイッターを見つけて、びくっりしてしまう。反戦だけの映画ではないのなら分かるのだけど、そういう人は例えば「第22回 19年12月」をどう読むのだろう?

高校の修学旅行で広島の原爆資料館を見学したことも思い出した。高校生のぼくはショックを受けていました。

日付順の漫画で描かれた日常の物語を読み進めるうちに、もしかして、多くの日本人にとって平和こそが深く内面化しているのではないかとも思いました。

この漫画は日記のようでもあり、戦争中の人たちと同じ時間を共有しているかのようにも感じられてしまう。そして、ラストでは泣いてしまった。世界は美しい。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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