えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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未明に目が覚めて、借りていたレンタルDVDでティム・バートン監督の「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」を見た。こんなわけのわからない映画は久しぶりに見たよ。こういうのをダーク・ファンタジーというのでしょうか? いかれた夢の世界でした。

映画を見ながら、廃墟趣味ってあったなぁなどと思う。最近の理論物理学によれば、未来が過去を決定することもあるという。どういうことだかわかりません。

それから、ぼくが見た不思議な子どもたちのことを思い出した。ぼくが群馬の方の昔、廃校となった小学校であった温泉宿、葉留日野山荘に泊まった時のこと、夜中にうとうとしていると、子どもが数人、そこにいる。ぼくの財布から落ちた五百円玉をめずらしそうに、手に取り、これなぁにと子どもは聞いてくる。ぼくは五百円玉だよ、お金だよと答えると、子どもはめずらしそうにその硬貨を手に取り、こんなの知らないよと言い、きらきらした目でながめていた。その葉留日野山荘も今はなくったと聞く。そこは廃校の小学校にもどり、けれど、不思議な子どもたちは遊んでいるのだろうか?

そうか、あそこには、「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」で出てくる「ループ」があったんだ。

Fantasy is reality.

ゆめゆめうたふがふことなかれ

映画『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』オフィシャルサイト

田舎の廃校の小学校の温泉 葉留日野山荘
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こんな夢を見た。朝、起きると、死んだはずの犬のレオがワンワンと烈しく吠えている。吠えているそこに近づくと、小さな水槽の水が干あがっていて、魚たちが全滅している。ぼくは母を呼び、泣きじゃくりながら、烈しく母に抗議している。

そこで目が覚めた。目が覚めてもしばらくは悲しかった。ぼくはぼくに何を抑圧してきたのだろうかと考えた。答えはわかるような、わからないような気がした。よくわかることは、水槽に水をやることは、とても大切なことなんだということ。ぼくは水をやることを忘れていないだろうかと、しばし思案する。すると、お日さまがのぼってきた。
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たしか、初めて「星の王子さま」を読んだのが、高校生のころで、何度目の王子さまとの再会となるだろうか? 昔は、もっと単純な小説だと思っていたのだけれど、今、読むと、いろんなことが書いてあるような気がした。

そういえば、昔、NHK教育、いわゆる3チャンネルで「若い広場」という番組があって、その中のいろんな作家が自分の好きな本を何冊か、紹介するというコーナーで、中上健次が紹介したのが「星の王子さま」だった。ぼくは中上健次の小説が大好きだったから、すぐに読んでみたのが最初だったと思う。中上健次はこんなことを言っていました。

「ある意味で非常に恥ずかしいんだけどね…恥ずかしいんだけれど、やっぱり自分の一冊の本ていうとこれ(星の王子さま)を言いたいですね。

想像力を一番解放するジャンルの作品だと思うわけです。非常に透明な部分というのが、子供の心も打つし、大人が深読みもできるというのは、ちょっと稀有な本だと思うんです。

本当の気持ちを伝えたいという欲求がある…、童話はいっぺん書いてみたい。」

中上さん、童話なんか書かなくて、あっさり逝っちゃったな。それから、この番組の中で司会役をつとめていた斎藤友子さん、かわいかったな。

いまでも、ぼくの心の中のどっかに星の王子さまが隠れているみたいで、ふと思い出して、会いたくなってしまうんだ。「星の王子さま」、読んだことのない人にはお薦めです。あなたの世界を変えるかもしれません。


発掘ニュース|NHKアーカイブス 番組発掘プロジェクト - NHKオンライン





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ヴァンサン・ペレーズ監督の映画「ヒトラーへの285枚の葉書」を見ました。ヒトラーへの手紙ではなく、ヒトラー政権下での、宛名のないベルリン市民への葉書というような話。

なぜか、大島渚監督の「愛の亡霊」を思い出した。抵抗の話は暗い時代に咲いた男女の愛の物語でもあるような気がしたからなのだろうか?

原作はハンス・ファラダの「ベルリンに一人死す」。ナチスに望ましくない作家と分類され、精神的葛藤から極度のアルコール及び薬物依存症に陥った作家は、第二次世界大戦で祖国ドイツが敗戦した後、ゲシュタポ(秘密国家警察)の残された資料にこの記録を発見し、一気に大著を書きあげたそうだ。上梓の三ヶ月後、作家は帰らぬ人となる。原作を読みたくなりました。

さて、映画にもどれば、上映されたのは英語版、ドイツ語版も見たい。もっとリアルだったろうに。主演のブレンダン・グリーソンはジーン・ハックマンのようなかっこよさ。それを追うゲシュタポ役のダニエル・ブリュールはそのクールさがウィリアム・デフォーみたいでもあるのだけど、とても複雑な人物を名演技している。「ミシシッピー・バーニング」のコンビを思い出したのです。

さて、ドイツの学校では、たった一人でも正しいことを主張しなさい、恐れてはいけない、と教えるのだそうだ。

この物語のようにペンで書きつづけろ。しゃべりつづけろ、歌いつづけろ。

映画「ヒトラーへの285枚の葉書」公式サイト
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先月から通っている会社にフランス人がたくさんおります。日本人に話しかける時は英語なのですけれど、フランス人同士でお話される時はフランス語で会話をされております。

そのフランス語の会話を聞いておりますと、ぼくは大好きなアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの小説「星の王子さま」がこんなふうな音の響きで聞こえる言葉でもともとは書かれたのかなと思い、何をしゃべっておられるかもわからず、耳をそばだててしまうのです。「星の王子さま」は"Le Petit Prince"で、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリはAntoine de Saint-Exuperyでなのでございますね。

いろんな言葉があって、どの言葉も美しい宇宙を表すことができるのだと思います。

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よく思い出したように2枚のアンプラグドのアルバムを聴いてしまう。大好きなのです。

ほとんどピンでやって、この豊かな空気感と世界観はすごい。山口冨士夫の"PRIVATE CASSETTE"とJoao Gilbertoの所謂"Aguas de Marco"と呼ばれているアルバム、日本語では「三月の水」です。

あこがれてしまうんだな。いつか、自分のギターとヴォーカルでこんなアルバムを作ろうと思って、そんでさ、おいらいつでもちゃくちゃく準備しているってフジオちゃんみたいに歌ってしまう。

ブラジルと日本、ボサ・ノヴァとロックンロール、ふたりに共通するのはグルーヴするリズムと歌心。それから、Joao Gilbertoのバックでひかえめにパーカッションを鳴らすSonny Carrもすばらしいけれど、山口冨士夫のバックで聞こえるチコ・ヒゲのボンゴも最高です。






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今月のぼくの歌う予定です。

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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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