えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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こんな夢を見た。ぼくはある人と結婚する約束をする。そのある人から結婚をしようと言われたらしい。両親を会ってほしいと言われ、ぼくとその人は車を走らせ、その彼女の実家に向けて、南の方に車を走らせる旅に出る。季節は夏。海岸線の道を、カーステレオでソウルミュージックを鳴らし、車は走っていく。午後の夏の海のきらめきがまぶしくて、このあたりの砂浜で遊び、ここらへんで一泊しよう、とぼくが言うと彼女は、いいけれども、日に焼けるのはいやだな、と答える。ぼくはちらちらと駐車場をさがしながら、砂浜のつづくのに沿ってつづく曲がりくねった海辺の道を、車を走らせていく。

そこで目が覚めた。これが初夢らしきものでした。他愛のないラブソングが好きだし、こんな他愛のない夢を見るのが好きよ。それが、泡のようにつかの間のものだとしても…。季節外れの夢にRCサクセションの「海辺のワインディング・ロード」を思い出しました。

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ポーラ美術館にドライブがてら行ってみました。日本有数の近代絵画のコレクションを所蔵するポーラ美術館は箱根の山奥にあります。そこにセザンヌや、モネ、ルノアール、ゴッホ、マティスなどの錚々たる絵が飾られております。モネの睡蓮の絵やルドンの花瓶にさした花の絵などの美しさは、印刷された画集では決して再現できないことをいつも実感します。

企画展では日本の絵画と西洋の絵画のつながりについて展示されれておりました。江戸時代の浮世絵がいかに西洋絵画に影響したか、そして、明治以降、ほかのさまざまなこと同じく、西洋の模倣から始まるというねじれた関係がありました。戦犯画家として日本を追われ、再び、パリに舞い戻るレオナール・フジタこと藤田嗣治の人生をどうとらえたらよいというのか、ぼくは少しの困惑を感じてしまっていました。

森の木々に囲まれた美術館は、波乱の画家たちの人生とはまったく異なって、どこまでも平和な場所でもあったのです。

ポーラ美術館
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菅原正二さんの著した『[新版]ぼくとジムランの酒とバラの日々』が面白くて、お正月の間、一気読みしてしまった。

菅原正二さんは、レコードを演奏するともいわれ、スピーカーはコーンの紙でできた楽器だと世の音楽好きに認識させた、岩手県一関の世界一、音の良いジャズ喫茶、ベイシーの店主である人で、この『ぼくとジムランの酒とバラの日々』には酒とバラのことは何も書かれていなくて、ほとんどはアンプやらスピーカーやらレコード針やらのオーディオセットのことと、ジャズのことがほとんどなのです。人が好きなことに没頭し追求し追究しているのを見る事は面白いように、それについて書いたことを読むことも、専門用語のことなど何も分からずとも、とても面白いのはどうしてだろう。それにこのユーモアあふれた文体が菅原さんの素晴らしい人となりを感じさせもしてくれる。さてこの本の書名にある「ジムラン」とは何でしょう? この本から引用します。

 ところで、これから随所に登場する「ジムラン」とは、ジム・ランシングのことで、渡辺貞夫さんを「ナベサダ」、日野皓正さんを「ヒノテル」と呼ぶのと同様、もともとは人の名前だ。
 ジム・ランシング、本当はジェームズ・B・ランシングといい、英語で書くと"James B. Lansing"となり、その頭文字をとるとなんだ、あの世界一有名なスピーカー「JBL」のことか!! と納得がいく。
 いってもらわないと困る。
「JBL」の創始者であるジム・ランシングは〝スピーカー作り゛の稀代の天才エンジニアであったが、一九四九年(昭和二十四年)にナゾの自殺を遂げており、天才の死はいまだナゾのままだ。
 そして、「JBL」のことを、ムカシの人はよく「ジムラン」と呼んだ。

などと書かれると、ぼくも「ジムラン」が欲しくなり、レコードを鳴らしてみたくなる、危険な本でもあります。

ジャズ喫茶「ベイシー」でぼくはまだ音を聴いたことはなく、今、コロナ禍の中、無期限の閉店中でもある「ベイシー」。この本の「あとがき」にはこうあります。

「二〇二〇年は無かったことにしよう」と坂田明と二人で話し合った。
 ということは『ベイシー50周年』も無かったことになる。けじめのつかない幻の50周年というのもいいかもしれない。

いつか「ベイシー」でジャズのレコードを聴くぞ、とぼくは心を決めるのであります。








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毎年、同じところに初詣に行きます。こういうことはあまり変わらない方がいいような気もします。どこかというと、大沼神社、大山寺、阿夫利神社の二社一寺で、大沼神社は氏神様、大山寺と阿夫利神社は関東随一の修験道の古くからの聖地のであった大山にあらせられます。


とてもいい天気で気持ちがよかった。

あけましておめでとうございます

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ラングストン・ヒューズの「ジャズの本」の何度目かの読了をしました。

木島始さんが訳した、ハーレム・ルネッサンスが生んだ最も重要なアフリカン・アメリカンの詩人、ラングストン・ヒューズの本をぼくはたくさん読んでいます。

この「ジャズの本」は、ジャズの黎明である19世紀の終わりごろから1950年代ビバップまでのジャズの歴史を書いたものを中心に、たくさんのジャズについてのあれこれを、スウィングするリズムやら、きらびやかなハーモニー、物憂げでもあるようなメロディーすら、耳に響いてきそうな、詩と歌の心にあふれたものです。

アメリカでのもともとは絵本として出版されたものらしく、楽しい口絵がとても可愛らしい。

ラングストン・ヒューズの詩といえば、浅川マキさんがこの木島始さんの訳に曲をつけて歌っておりました。そんな木島始さんの「ジャズの本」の訳も素晴らしい。

ジャズとは何でしょう、などと思ったのなら、この本を読んでみてください。ジャズという音楽にあふれた素敵な本なのです。






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「ダブル・ファンタジー ジョンアンドヨーコ」展に行ってきました。ジョン・レノンとオノ・ヨーコとの出会いと別れまでの展覧会です。

ジョン・レノンに勝るとも劣らぬ、ぼくはオノ・ヨーコのファンなのです。昔、埼玉の美術館で見たオノ・ヨーコさんの大回顧展の感動は忘れられません。想像力を刺激される本当に今の時代を代表するぼくの大好きな芸術家だ。そんな彼女とともに歩いたロックンローラー、ジョン・レノンも大好きで、アルバムを何かあるたびに、よく聞いてしまう。

ジョン・レノンの"Starting Over"で始まり、オノ・ヨーコさんの"Hard Times Are Over"で締めくくられる、この展覧会の題名となっている"Double Fantasy"というジョンとヨーコの共作アルバムも素晴らしかった。他にもジョンとヨーコがお互いに曲をもちより、ともに歌い演奏した多分に政治的と評される"Some Time In New York City"も二人と時代の熱さがビニールのレコード盤につまっているようなかっこいいアルバムだった。

1980年のあの凶弾による事件がなければ、ジョン・レノンはその後の時代に何を歌っていたのだろう、といつも想像してしまう。

さて、2021年の2月18日まで会期の延びたこの展覧会で、ぼくのような年配者だけではなく、若い人もちらほら見かけました。ジョンとヨーコは永遠です。オノ・ヨーコさんは夢についてこんな風に言ったという。

「ひとりで見る夢は夢でしかない。しかし誰かと見る夢は現実だ」

DOUBLE FANTASY John & Yoko | ダブル・ファンタジー −ジョン&ヨーコ
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秦野のひまわりヨガ道場で出会ったまーちゃん。楽しい思い出ばかりをぼくに残してくれました。舞踏や音楽、いろいろな芸術について造詣の深い人でもありました。

ある時、フランク・ザッパの演奏するラヴェルの「ボレロ」をかけながら、これ最高、とまーちゃんはぼくに教えてくれました。この「ボレロ」の音楽に合わせて、ゆうゆう大股で歩きながら、振り返りもせずに、片手をおげて、またな、と挨拶をし、笑顔で青空にかけられた階段を天まで登ってゆくまーちゃんを、昨日、ぼくは見たような気もするのです。

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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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