えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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近藤等則さんが亡くなられた。いくつかのぼくの思い出を語り、この偉大なミュージシャンに哀悼と敬意を表します。

初めて近藤さんを見て、その演奏とパフォーマンスを体験したのは、法政大学の学館ホールであった。ヨーロッパから帰ってきて、一人でステージに登場したトランぺッターはピッグノーズの小さなギターアンプをフルテンにして、ピックアップか小さなマイクでひろったトランペットの音を歪ませ、その音をマイクでさらに広い、PAを通して大きなスピーカーから爆音がホール中に音が鳴り響き、もしかして、すべての窓ガラスも振動していたようなのだった。強烈な経験でした。そのコンサートの終わりの方で、人の背丈の何倍もあろうかという巨大な箒のようなもので床をバシバシと叩きながら、歩き廻り、扉から外に出て行った。あれはなんだろうという驚きと快感すらもあった。

同じころ浅川マキの「One」というアルバムを聞いたら、近藤さんがトランペットを吹いていて、強烈にかっこいい。フリージャズ。メンバーは浅川マキ-ボーカル、山下洋輔-ピアノ、川端民雄-ベース、山内テツ-ギター、そして、近藤等則-トランペット。

時は経ち、夜中、テレビを見ていたら、確か「近藤等則 地球を吹く」というような番組が放映されていて、近藤さんはイスラエルかどこかの砂漠の巨大な崖で、エレクトリック・トランペットを見渡す限りの赤い砂の大地に響かせていた。演奏が終わり、風になぶられながら、近藤さんは、こんな歌を鼻歌まじりに口ずさんでいたのだ。

♪♪♪
おれは行って、行ってみたいのさ
世界の果てっていうところに♪♪♪

その短い歌は見果てぬ何かをただただ見ようとしているかのようで、強烈にかっこよかったです。真の自由を音楽で体現したミュージシャン、近藤等則に今夜は献杯!











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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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