えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
山崎晃司さんの著した『ムーン・ベアも月を見ている クマを知る、クマから学ぶ』を読みました。
山崎晃司さんはクマの保全と保護に尽力するクアの生態の研究者なのだけれど、ついさっきも人とクマの不幸な事故をニュースが報じていた。山でクマと会ったなら決して逃げてはいけないというのは、クマを研究している人ならば誰もが唱える鉄則だそうですが、野生と出会った時、人の心の動きはままならない、と山崎さん自身がおっしゃっておられます。そのような事故がすまやかにおさまり、人もクマもそれぞれに健やかに生きていける世界をぼくは願ってやみません。
さて、「ムーン・ベア」とは何だろうと問われれば、和名で「つきのわぐま」と呼ばれます。胸に下弦の月のマークをもつかわいいやつ。人気者の「クマモン」もつきのわぐまだと思うのだけれど、ほんもののつきのわぐまはもう九州にはいないらしい。悲しいね。ぼくはクマを思い、森を思い、川を思い、山を思い、日本を思い、世界を思い、そこは人間のためだけではないところだとも思うのです。山崎晃司さん、素敵な本を書いてくれて、ありがとう。
ところで、ぼくが、昔、弘法山をハイキングしていて、出会った大きな黒い野生の生きものは、猿ではなく、クマだったのかもしれん。
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