えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
フィンランドの名匠、アキ・カウリスマキ監督が映画の力を再び信じて、引退宣言を撤回して、帰ってきたようなのです。カウリスマキ監督の『枯れ葉』を見ました。アキ・カウリスマキ監督は、引退の最中、おれはやはり、尊敬する小津安二郎の何分の一も映画を撮れていないと自分を嘆き、『枯れ葉』の男の主人公のごとく、飲んだくれていたのかもしれません。
映画の舞台はラジオからロシアがウクライナに侵略し、病院を爆撃しているというニュースの流れるヘルシンキの町で、犬を連れた女の主人公は映画そのもののアナロジーかもしれないのは、ここでは明かすことのできない最後のセリフがあるからなのです。アキ・カウリスマキ監督のこの映画についての弁。
「取るに足らないバイオレンス映画を作っては自分の評価を怪しくしてきた私ですが、無意味でバカげた犯罪である戦争の全てに嫌気がさして、ついに人類に未来をもたらすかもしれないテーマ、すなわち愛を求める心、連帯、希望、そして他人や自然といった全ての生きるものと死んだものへの敬意、そんなことを物語として描くことにしました。それこそが語るに足るものだという前提で。
この映画では、我が家の神様、ブレッソン、小津、チャップリンへ、私のいささか小さな帽子を脱いでささやかな敬意を捧げてみました。しかしそれが無残にも失敗したのは全てが私の責任です。」
アキ・カウリスマキさん、戻ってきてくれて、ありがとう。
映画『枯れ葉』公式サイト
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