えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
ボブ・スミートン監督の『クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル トラヴェリン・バンド』を見ました。映画の初めの方はバンドの成り立ちやら、メンバーのインタビューがあり、その後、1970年のヨーロッパ・ツアーのロンドンのロイヤル・アルバート・ホールのライブになります。インタビューで唯一無二のシャウター、ジョン・フォガティは、極端なことを言って人を扇動する極右とか極左は嫌いだね、麻薬をやってへらへら笑っているやつもごめんだね、と答えていたりいます。なんか、かっこいい。アメリカのテレビ・ドラマの『大草原の小さな家』でマイケル・ランドンの演じた主人公のチャールズ・インガルスみたいです。圧巻のライブでは振りきれた演奏と歌がかっこよすぎ。ドラマーのダグ・クリフォードは演奏の途中、シンバルを割ってしまう。その太い腕は森の樵のようで、髭もじゃのその風貌は山の熊のようです。日本語字幕で見られたジョン・フォガティの書く詞はなかなか激しくて、素晴らしい。ぼくはここで「Fortunate Son」を拙く意訳してみる。
♪♪♪
旗を振るようにしつけられたやつもいる
赤と白と青の旗
バンドが演奏するのは「大統領を尊敬しろ」
けれど、大砲はおまえの方を向いているぜ
それはおれじゃない、おれのことじゃない
おれは上院議員の息子じゃない
それはおれじゃない、おれのことじゃない
おれは運のいいやつじゃない
銀のスプーンを持ってうまれてくるやつもいる
あんたは自分で何かできるのかね
ドアから税務署の係がやってきて
家中、ひっかきまわして帰って行ったとよ
それはおれじゃない、おれのことじゃない
おれは大金持ちの息子じゃない
それはおれじゃない、おれのことじゃない
おれは運のいいやつじゃない
星条旗の星を受け継ぐやつもいる
おまえは戦場に送られるのさ
おれの命の値段はいくらぐらいなんだと聞くがいい
やつらはもっと値段を上げてやろうかと口で言うだけさ
それはおれじゃない、おれのことじゃない
おれは高級将校の息子じゃない
それはおれじゃない、おれのことじゃない
おれは運のいいやつじゃない♪♪♪
Foolsの伊藤耕の書く詞のようではないか。ロックンロールを聴いても、ガザで殺されていく市民を思えば、心はまったく晴れない。映画のエンドロールでかかった歌は「Who Stop the Rain」で、ここで歌われている「Rain」とはベトナムで雨のように落とされた爆弾で、それはガザに雨のように、今、落とされている爆弾であるかのようなのだ。半世紀以上が過ぎ、何も変わっちゃいない。畜生。
映画「クリーデンス クリアウォーター リヴァイヴァル トラヴェリン・バンド」公式サイト
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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