えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

entry_top_w.png

相模大野のアコパで打田十紀夫さんのライブを見ました。

打田さんは三本のアコースティックギターを持ってアコパにいらしておりました。その三本の中でも古いリゾネータギターで奏でられるブルースが最高です。ライブの後、打田さんにそのリゾネータギターについて尋ねたところ、なんでも1932年のアメリカのNational製のギターにご自身でピックアップを付けたりしての改造をなされているとのこと。素晴らしいフィンガー・ピッキングとギターの響きを堪能しました。

打田さんはステファン・グロスマンマンにギターを習い、そのステファン・グロスマンは、打田さんいうところの戦前のブルースの巨人、ブラインド・ブレイクに習ったらしい。ということは、打田さんはブランド・ブレイクの弟子にあたる人ではあるまいか。凄いっす。

そんな打田さんのギターを聴きながら、すでにそのギタースタイルがブルースから二歩か三歩かは、いくぶんオリジナルの方に進みつつも、古いブルーズマンに敬意を表していて、ぼくは、「モダン・フォーク・ブルース・ギター」などという言葉を思い浮かべていたのであります。
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png

横浜のサムズアップでSandiiのライブを見ました。バックはスラックキーギターの第一人者的名手、山内 Alani 雄喜さん。素晴らしかった。

ぼくの大好きな服部良一の名曲「蘇州夜曲」をハワイアンバージョンで歌ってくれたのには感激しました。SandiiさんはMCでこんな逸話を披露してくれました。なんでもSandiiさんのお母さまが亡くなられた時に、お母さまはSandiiさんにこんな言葉を伝えられたそうです。

「カンザシ、蠟燭がいっぱい、蝋燭がいっぱい」

カンザシは寒山寺のことだとSandiiさんは気づき、Sandiiさんの持ち歌でもあるこの寒山寺の出てくる「蘇州夜曲」をお母さまの耳元で歌ったとか…

ラストの歌は至高のチャント。ひょうきんにMCしながらも、Sandiiさんは歌う女神のようでありました。
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png
「春眠暁を覚えず」というけれど、「秋眠」もそうなのかにゃ~? むにゃ、むにゃ…
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png

沖田修一監督の『さかなのこ』を見ました。テレビでおなじみのサカナくんの半生をサカナくんの自伝「さかなくんの一魚一会 まいにち夢中な人生!」を元に昔の能年玲奈、今ののん主演で映画の物語にしたもの。さかな好きのミー坊がテレビで人気者のサカナくんになるまでを描いております。

映画の冒頭で「男か女かは、どっちでもいい」という言葉がばーんと映し出されて始まるのですが、男子のサカナくんを女子ののんが演じて、そののんが本当に自由で魅力的で、この映画『さかなのこ』がのんに負うところはたとても大きいと感じました。

ドタバタ喜劇のようではなく、シリアスにユーモアに映画のお話は2時間をラストの大団円まで駆け抜けていって、いかにも映画らしい楽しさと感動に満ち溢れておりました。そして、僭越ながらも、サカナくんの人生というか生き方にぼくはおおいに共感してしまいます。この『さかなのこ』にも、前半、変な魚好きのおじさんとして出てきます。サカナくん、ばんざい!

映画『さかなのこ』公式サイト
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png

この前、新宿の末廣亭に行った時にそこの売店で買った、古谷充子さんがイラストを描き、佐藤友美さんが著した『ふらりと寄席に行ってみよう』が面白くていっきに読了しました。寄席という江戸、徳川家の世の古くから二百年の歴史を受け継ぐ演芸を催す素晴らしいところのガイド本であります。ぼくが行ったことのあるのは新宿の末廣亭と浅草演芸ホールだけど、上野の鈴本演芸場や池袋演芸場、国立演芸場にも行きたくなりますな。一度、寄席に行ってみたいと思っている人はこの本を読んで、銭を払い、木戸をくぐってみてくださいな。




entry_bottom_w.png
entry_top_w.png

宮城秋乃さんが文章・画像協力し、中村之菊さんが著した『抵抗 -国家という暴力との戦い-』を読了しました。

宮城さんと中村さんは血ではなく魂でつながった姉妹のようです。日本という国がアメリカと協力し進めている沖縄のヤンバルでの米軍のヘリパッド建設に抵抗する二人。中村さんは自らを右翼と宣言しつつ、愛国心と愛郷心があるとし、自分を突き動かしているのは、愛郷心だと唱える。それに宮城さんの小さな生きものたちへの愛が加われば、ぼくの心も動いてしまう。二人の魂の姉妹をぼくは応援しています。フレー、フレー!







entry_bottom_w.png
entry_top_w.png

出光美術館の「仙厓のすべて」展を見に行きました。

仙厓は十八世紀から十九世紀を九州の博多の臨済宗のお坊さんで、六十二歳のころから隠棲し、旅をしつつ、書画を描き始めたそうです。どこかユーモアのある楽しい書画にぼくは笑みをもらしてしまいます。若いころは絵の研鑽に努めていた仙厓は、その技術を年をとってから、あっさりと捨ててしまうのは、雪舟という偉大な先達が、後の世に画家としては認められても、僧侶としては忘れられてしまうことを、知人から諭されたからだという。それからは自らの絵を「無法」と呼び、技術を捨て、自由となって、仙厓の書画は花ひらき、仙厓は仙厓となった。

ところで、仙厓の書画を見ながら、ぼくは通っている合氣道の道場の師匠である館長のその人を思い出しておりました。館長は、書もたしなみ、合氣道にちなんだ言葉を道場に貼られておられています。その書にいつも添えられている朱筆の笑顔の揮毫のようなものがユーモラスで、美術館の中を歩きながら、どこか仙厓に通じるような気がしておりました。館長に合氣道が、仙厓の書画の根底には自身の仏道があったと思われます。ユーモアとヒューマニティを秘めてもいるそのような仏道の書画が何か、生きる道を説き、ぼくがこれから生きていく励ましのようにも思われたのでした。
entry_bottom_w.png
<< 前のページ 次のページ >>
[77]  [78]  [79]  [80]  [81]  [82]  [83]  [84]  [85]  [86]  [87
plugin_top_w.png
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
2 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
えいちゃんのお奨め

ライブのお知らせ

ぼくのTwitter

plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
最新コメント
[12/23 ロンサム・スー]
[07/27 gmail account]
[08/29 えいちゃん]
[08/29 みさき]
[05/18 えいちゃん]
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
ブログ内検索
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
最新トラックバック
plugin_bottom_w.png
Copyright えいちゃん(さかい きよたか) by えいちゃん All Rights Reserved.
Template by テンプレート@忍者ブログ