えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

entry_top_w.png
人生の中で出会えてよかった、同じ時代を生きていてよかたったと思えるミュージシャンがいる。その一人が伊藤耕。高校のころ、レコード屋でちらしを見て、おっかなびっくり見にいったっら、耕のバンドのサイズがゲイバーを借り切って演奏していた。途中で演奏中止、マッポが来たからとか言っていたなぁ。そのあと組んだフールズは良く見た。ギターの川田良はお客とよくけんかしていた。お客なんか、みんあ、ライブハウスのステージに上がってきちゃって、SlyやParliamentみたいなファンクにあわせて、踊りまくっていた。自由なおまえが最高さ baby なんて歌って。頭の中でけちな駆け引きするのは、これで、おしまいにしようぜっていうフレーズはかっこよかった。若いころはMick JaggerとIggy Popを掛け算したみたく、めちゃ、かっこよかった。メジャー・デビュー直前にパクられて、その話はおじゃん。運命だね。歌っていることはいつも自由と愛だった。
時は流れ、おお、今でもこんなリアルなラブソングを歌っているではないか。愛はファンタジーなんかじゃないと歌うけど、そうだ!


http://jp.youtube.com/watch?v=I_Jm_O2XSmg
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png
音楽の真髄ってのは、愛を知らないいじけた魂(ぼくのことか?)に愛をふれさせることではあるまいか? 歌というのは何でも、どんなことでも歌われていいと思うけど、ラブ・ソングが基本とか根底ではあるまいか?

(寝不足の頭で思いついた)
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png


オーストラリアの先住民アボリジニの画家、エミリー・ウングワレー展を見に、国立新美術館に行ってきた。抽象画というより、つづれおりのような地平線の向こうまでつづきそうな中心のない絵を見ながら、私の描くのは世界のすべてであるという画家の言葉を聞いたような気がした。アボリジニたちのいうドリーミングとは何だろう? 永遠の夢の中に、虫、動物、草、木、石、岩、生きるものすべて、死んだものたちも、ぼくたちすべてはいるのだろうか? 絵が光っている。Dreaming???
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png


Miles Davisってよくわからなかった。唯一好きだったのはGil Evansの編曲の"Birth of Cool"だった。"Birth of Cool"はMilseのアルバムではなく、実質、Gilのアルバムではないかなどと不遜な考えもしていた。この"Bags' Groove"ってアルバム、ジャズがコード進行のくびきから解放される、その革命前夜の晩餐という感じでもあるなぁ。凛とした異様な緊張感は、譲らぬ4人のということなのか? Miles Davis、Sonny Rollins、Milt Jackson、そして、Thelonius Monk。Monkの演奏が聴けるのは1曲目と2曲目の"Bags' Groove"だけだが、このセッションの最中、Monkはグループの演奏中にスタジオを出てどこかに行ってしまい、また戻ってきてピアノを弾いたという。1954年のクリスマス・イブのセッションに事件は起こったらしい。譲らぬミュージシャン、2人の喧嘩セッションとも言われ、のちにジャズ・ファンはMonk派とMiles派の2派に分かれるという説まで飛び出した。このセッション、Bud PowellとFats Navarroが1回だけ協演して奇跡の名演奏を残しているのに通じるのかも。ぼくはどちらかと言うと、Monk派だが、この"Bags' Groove"でもMonkらしい、弾かない、間合いの独特な、こんな風に言っていいのかわからないけど、吃音のような名ピアノであると思う。MilesとMonk、帝王と高僧などと日本で呼ばれる2人だが、お互い、認め合っていなかったってことなないと思う。
もう1枚、このセッションをとらえた"Miles Davis and the Modern Jazz Giants"というアルバムがあるのだが、未聴。聴いてみたいです。
こういうのを聴くと、1人ではなく、2人なんだと思う。そのケミストリー、科学反応は音楽を別次元に上昇させる。John ColtraneとMcCoy Tyner、Charlie ParkerとDizzy Gillespie、Billie HolidayとLester Young、Mick JaggerとKeith Richards、John LennonとPaul McCartney、Don DrummondとRoland Alphonso、Buddy GuyとJunior Wells、Joao GilbertoとAnrtonio Carlos Jobim・・・ジャンルに関係なくペアーの星たちが輝いていますね。


entry_bottom_w.png
entry_top_w.png


最近、毎夜、聞いてしまうジャズのアルバムがこの"All Kinds of Weather"。Red Garlandのシンプルなピアノトリオ。2曲目の"Summertime"から"Stormy Weather"につづき、さらに"Spring Will Be a Little Late This Year"となる流れにはっとする。静かな哀しみの"Summertime"から諦めのような"Stormy Weather"、荒れ模様、嵐を前にして、何ができるだろうと淡々と美しさのみを響かせ、"Spring Will Be a Little Late This Year"、今年の春は少しだけ遅いみたいだと、うっすらと希望の光りがさす。胸の奥に美しさ、静けさ、やさしさが、ふと触れます。

おやすみなさい・・・


entry_bottom_w.png
entry_top_w.png
おれのロックンロールのアイドル、 山口冨士夫が闘病生活をしながら、なんとブログを書いている。ロックンロールは死なないぜ。復活、近し。パーティー!

http://yamaguchifujio.com/
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png


大野のライブレストラン・ラシエットで詩の朗読会というのをしているというのを聞き、ふらりと顔を出した。詩の朗読会にぼくは自分の歌を2曲、歌ってしまった。「Dreadful」と「踊りにいってもいいだろう、ママ」ね。2曲とも自作詞なので、これもありらしい。場違いかなと思っていたけど、意外に好評でした。ありがとう。おぺらんの褒め言葉には、いわゆる、こそばゆかったなぁ。

詩というのは好きなのです。高校のころ授業で古文の先生が三木卓の「わがキディー・ランド」という長ぁぁぁい詩を授業で朗読してくれた思い出がある。とても良かった。昔、失恋した時、北原白秋の「からたちの花」を読んで泣いた。

「からたちの花が咲いたよ
白い白い花が咲いたよ

からたちのとげはいたいよ
青い青い針のとげだよ

からたちは畑(はた)の垣根よ
いつもいつもとおる道だよ


からたちも秋はみのるよ
まろいまろい金のたまだよ

からたちのそばで泣いたよ
みんなみんなやさしかったよ

からたちの花が咲いたよ
白い白い花が咲いたよ」

Rockの詞は詩でもあるのかもしれない。Jim Morrison、John Lennon、Bob Dylan、Joni Mitchell、Tom Waits・・・いっぱいいるね。ブラジルにはボサノバの作った一人とも言われる人が、遊び好きの不良外交官で作詞家のVinicius De Moraes。"A Felicidade"は美しいです。何度も紹介したこんな詞。国安真奈さんの訳で。

「悲しみには終わりがない
幸せには終わりがあるのに
悲しみには終わりがない
幸せには終わりがあるのに
幸せは
花びらに溜まった朝露のよう
落ち着いた輝きを放ち
軽く震えたかと思うと
愛の涙のように 滑り落ちていく

貧しき者の幸せは
カルナヴァルの大きな夢
一年中働き通し
一瞬の夢のために
王の 海賊の 庭師の衣装をまとい
水曜日には跡形もなく散ってしまう
夢のために」

小説とかエッセイも詩の心があってほしい。ぼくは、詩はもっとも始原の芸術の基本ではないかと思う。フィッツジェラルドの「偉大なるギャッツビー」、エミリー・ブロンテの「嵐が丘」、メルビルの「白鯨」、ドストエフスキーの「白痴」とか小説がいっぱいあって、長い物語が長い詩のようだ。

ことばが空から自分の心にふってくることがある。ぼくの「Dreadful」はこんな詞。

「Dreadful
Dreadful
Dreadful

子どものころ きみはよく 言われた
あのDreadlocksなんかとは
あそんじゃいけない

Dreadful
Dreadful
Dreadful

おとなになっても まだまだ 言われたね
あのDreadlocksなんかとは
つきああっちゃいけない

Dreadful
Dreadful
Dreadful

チクタクチクタクチクタク
時は流れる
チクタクチクタクチクタク
時は流れた
おばあちゃん とってもさぁびしいーよー

Brother & Sista 本当は知っているよね
空は青くて 世界は呼んでいるよ
きみへの愛は消えることはないさ

Everybody singing みんな、歌っているね
星空は高く 世界は美しい
二人でいつまでも旅をしようよ」

ぼくも輝く世界中のPoetの星たちの中にいるのだろうか? ぼくは六等星ぐらいかな? 悩んで正直に生きれば人生は詩なのかも。

六等星:肉眼で見える最も暗い恒星
entry_bottom_w.png
<< 前のページ 次のページ >>
[411]  [412]  [413]  [414]  [415]  [416]  [417]  [418]  [419]  [420]  [421
plugin_top_w.png
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
2 4 6
9 10 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
えいちゃんのお奨め

ライブのお知らせ

ぼくのTwitter

plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
最新コメント
[12/23 ロンサム・スー]
[07/27 gmail account]
[08/29 えいちゃん]
[08/29 みさき]
[05/18 えいちゃん]
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
ブログ内検索
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
最新トラックバック
plugin_bottom_w.png
Copyright えいちゃん(さかい きよたか) by えいちゃん All Rights Reserved.
Template by テンプレート@忍者ブログ