えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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町田のWest Voxでの"LEMONPIE Live Party vol. 3"に行きました。LEMONPIEというのは相模大野のビール注ぎの貴公子、バーテンダー、謎のハーモニカ奏者でもあるジョニーのさんの営むバーであったのだ。去年の暮れに相模大野の再開発のために立ち退きを余儀なくされて、一旦閉店となってしまった。そのバーに集まっていた音楽好きの面々が集まり、ライブ・ハウスで宴をしようというもの。

こんな今のぼくのように、一人みぽっちで弾き語りで歌い始めたのは数年前だけど、その初めの頃からぼくが、何回ともなく、ちょくちょく顔を出して、歌って、ギターを弾いてたバーがこのLEMONPIE。懐かしい面々との再会もしたし、何故か、すれ違ってしまっていた人の演奏も聴くことができた。そのすれ違ってしまっていた人のなのだが、エリックさん率いるOzBz。レベル・メーターが振り切れるようなパワフルなブルースなのだった。 James Cotton Blues Bandとか思ってしまう。エリックさんはすげー歌える人で、しかも汗だく。気持ちいいもの、聴いちゃった。

LEMONPIEにはぼくは感謝しなきゃいけないとも思う。ぼくのへんてこりんな歌を受け入れてくれたんだもの。あと聖蹟桜ヶ丘にあるLooze Voxというバー、この二つのお店ではよく歌ったなぁ。LEMONPIEで歌った後、ジョニーさんは、バーの入り口で見送りにブルース・ハープを吹いてくれていたのだけど、それは今日もやってくれたなぁ。何か、いろいろ思いだしてしまう。

LEMONPIEの思い出も詞におりまぜて、ぼくもやっぱ歌った。命短し、歌えや、ブルース・ボーイ・・・ですな。

LEMONPIE復活を願います。

LEMONPIEのホームページ
http://lemon1969.com/
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諸般の事情により以下のCHAIRSのライブは中心になりました。残念です。

2009年12月27日(日)
場所:高円寺 Club ROOTS
〒166-0002 東京都杉並区高円寺北3-22-3 群星館B1F
TEL.03-3330-0447
JR高円寺駅北口より徒歩1分
OPEN:18:00-?


では、また、いつか、どこかで、あそぼー!
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DRY&HEAVYでボーカルを取っていたLikkle MaiのDRY&HEAVY脱退後から3枚目のソロアルバム"mairation"を聴いています。Likkle Maiが何曲かボーカルを取っているDRY&HEAVYの"FULL CONTACT"は良くきいていたっけ。そのころの友だちのリキタケくんが入った代々木公園でのフリー・ライブは良かったなぁ。リキタケくんのレゲエのストイックなギターはぼくは大ファンだったのだ。その後、重鎮ベースのHEAVY、リキタケくん、Likkleらが抜けてDRY&HEAVYはどうなったんだ? わしゃ、よく知らん。

"mairation"はとある立川のバーの開店前に録音機材を持ち込んで、ベーシック・トラックを録ったという。なるほど、手作りっぽい温かみのあるいい音じゃ。しかも重心はしっかりしておる。DRY&HEAVY在籍時は想像つかんことだったが、Likkleは多くの歌を日本語で歌っている。なんとも、かわいらしい声で歌っているんだが、これが、紫煙ただようクラブにあつまる人たちに向けてというより、立川の町のスーパーで買い物をしている普通のおじさん、おばさん、にいちゃんやねーちゃんに向けてのような歌なのだ。しかも、メッセージ・ソングばかりなのだが、この目線の低さがいいなぁ。

「あー 雲が流れても やなぎの木は揺れるだけ
あー 夕闇迫っても やなぎの木は揺れるだけ

My Willow Tree 風に乗って 心旅立つ 思いのまま
My Willow Tree 力抜いて 瞳を閉じて 無為自然に」

と歌われる"Willow Tree"が、控えめな表現の中で、何故か、まぎれもないラスタ賛歌に聞こえてしまう。


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この前、農業を始めた友だちからその彼らの畑を見せてもらった時、ふと、かなり昔に、小説「楢山節考」を著した深沢七郎さんのラブミー農場を訪問した時のことを思い出した。埼玉のなだらかな半田舎にあるそこで深沢さんといろんな話をした。

深沢さんはぼくに訊いたのだと思う。
「小説なんて読むの?」
「はい、読みますけど」
「お、こわい。で、どんな小説家を読むの」
「まず、深沢さん。それに中上健次とか谷崎潤一郎とか武田泰淳とか三島由紀夫が好きです」
「中上健次の「枯木灘」はいいねー。谷崎潤一郎はいいねー。武田泰淳は東洋大学にいたなー。三島はいいけどよ、最後は変な風になっちまいやがってよ」
武田泰淳は東洋大学で中国文学の先生をしていたのだっけ。三島由紀夫について語る時は、にがにがしいというより、残念そうな感じだった。

深沢さんは音楽のことを訊いてきた。
「音楽なんて好きなの?」
「ええ、最近、友川かずきが好きです」
「この前、友川はここに来て、畑の草、抜いていったよ。友川はいいんだけどよ、あの難しいような詞は、歌っていうより文学って感じじゃないか? おれはエルビス・プレスリーみたいな、好きだの、惚れたの、恋だの、なんだのって歌っているのが好きよ。ああいう簡単なのが歌っていうんじゃないかね? あっ、そうだ、ロッド・スティワート、聴く?」
そう言って、深沢さんはロッド・スティワートのレコードをかけてくれた。ラブミー農場のラブミーはエルビス・プレスリーの「ラブ・ミー・テンダー」から来ているらしい。

ぼくは深沢さんに少しミーハー的なことを訊いてみた。
「クマさんとか来るんですか?」
「クマはよ、最近、テレビとかに出て、偉そうなこと言ってやがるから、破門にしてやった。ハハハ」
と笑う。クマさんとは最近でも北野武のテレビ番組「たけしの誰でもピカソ」に出演している鉄のゲージツ家クマさんのこと。なんか、クマさんって深沢さんの魂を一番継いでいるなぁとふと思う。破門された時は寂しかっただろうなー。

ぼくとぼくと一緒に来た友だちと二人で畑の草取りをした。草取りとは雑草取りのことです。夕方、深沢さんの作ってくれたカレーライスがおいしかった。

深沢さんが見たという戦争未亡人の遺品か何かの話をしてくれた。深沢さんが見たというものは、ある大きな紙に戦死した夫の命日とその日からの毎年が書かれていて、毎年毎年の一年毎にその未亡人の自分の陰毛がテープか何かで止められているものだったそうだ。
「あれには感動したよ」
深沢さんは独言のように言った。

「今度は一人一人別々に来な」
と深沢さんは別れ際に言った。帰路、一緒に来た友だちこう訊かれた。
「どう思った?」
「人嫌いの変人のおじいさんって感じでしたね」
その数年後に深沢さんは逝ってしまった。

などと思い出し、ネット・サーフィンしていると、深沢さんの、雑誌に掲載されて以来、ある事件によって、決して書籍にはならなかった発行禁止のような「風流夢譚」が読めるページを発見した。あぁ、こんな小説だったのか? その他の深沢七郎の小説やエッセイも再読したくなった。

「風流夢譚」の読めるページ
http://azure2004.sakura.ne.jp/s_hukazawa/huryumutan.htm

クマさんのページ
http://www.kuma-3.com/



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最近、久しぶりにEXCELのVBAで家にいながらプログラミングをしている。こんなことをやっていると、よくもまぁ、長い間、こんな仕事を続けてきたものだと思う。始めてしまったことは、なかなかやめられないというのは、ぼくの性分なんだが、例えば、車もめったに乗り換えない。

コンサートに行ったり、展覧会で絵を見たり、居酒屋でお酒を飲んだり、温泉に入ったり、知らない町をぶらついたり、歌を歌ったり、ギターを弾いたり、コースでゴルフをしたり、自転車で遠くまで行ったり、それらのぼくの好きなことは、ぼくにエモーショナルな感動を与えてくれるけれど、プログラミングすることには、そういう感動はあまり感じなくなってしまった。大切な誰かのためにソフトウェアを作っているのだったら、できあがった時に、エモーショナルな感動もあるだろうなぁ。

プログラミングというのは棋士が将棋を指すことに似ている。将棋盤ではなく、プログラマーはディスプレイを見ながら、自分が組んだソース・コードがどう振舞うかを考え続けている。そういやって、作られたシステムが銀行のATMで、携帯の中で、CDプレイヤーの中でなど、生活のありとあらゆる場所で使われているのを人はあまり意識しない。

プログラミングしていると、個人事業主という生き方もあるかもしれないとふと思う。けれど、ありとあらゆるところで使われているコンピュータ・システムだけど、初めてそれらを作ること、プログラミングすることが、ふと退屈に思えてしまった。それは、この前、ある農業を始めた友だちに案内されて、色んな野菜が育つ畑の中をたたずんだからかもしれない。土と太陽と水が野菜を育てていて、それはまさしく恵みだと思った。

失業状態からいつ脱するのだろうか? 今日も不採用通知が届いていたなぁ。まっ、おれは大丈夫か。
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下北沢のおいしい居酒屋さんを紹介します。「笑円」。厨房をカウンタが取り巻くような小さな居酒屋さんに小さな音で昔のロックもかかっています。板さん一人で切り盛りしています。その板さんの自然なにこにこ顔もいい。そして、肴がうまい。今夜は銀杏を焼いたのを焼塩の上に盛ったのと、ぶりと大根の煮付け、秋刀魚のたたきをいただきました。どれもおいしかった。

激戦区の下北で生きのびて欲しい居酒屋ですな。
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こんな夢を見た。というより、夢の中でこんな男に出会った。それは白人のアメリカ人で、なにやら、あの娘をだれにも渡したくないんだよと、何度も何度もぼくに語りかける。なんか、変な人だなぁとぼくは、少しだけ抗議の意味も込めて、その人に言ってしまう。うるさいなぁ、あなた、いったい何なんですか? あなた、いったい、誰なんですか? 彼は答える。おれはジョー・ディマジオってものだよ。ぼくは、びっくりし、へっ? 目が覚めた。

目が覚めて、今ごろ、空の上の遠い国では、ジョーとマリリン・モンローことノーマ・ジーンが20歳のころの若さに戻り、なんの痛みも辛さもない、永遠と続くかのようなお花畑をそぞろ歩きしているのだろうか? と思った。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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