えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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今夜は中央林間のパラダイス本舗に遊びに行きました。どんなお店かというと、飾ってあったキース・ヘリングの絵のようなお店だと思いました。キースの絵ってなんかいいですね。今夜はそれで、夕焼楽団の藤田洋麻さんのギターを追って、おやすみします。素敵な夜をありがとう。

http://niginigi.jp
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YouTubeで1950年代から1960年代に活躍したブルーズ・マン"J.B. Lenoir"の名を入れて検索すると、ドイツの映画監督、ヴィム・ヴェンダーズが撮った90分ほどのドキュメンタリー"The Soul Of a Man"が表示された。見始めるとおもしろくて、最後まで見てしまった。こんなものがフリーで見られるなんて、インターネットって、YouTubeってすごいなぁ。

ヴィムに取り上げえられているブルーズ・マンは三人、Blind Willie Johnson、Skip james、そして、J.B. Lenoir。この三人のブルーズ・マン、どの人も何か不思議なキャラクター、ストレンジャーという言葉がどこか似つかわしい。昔、ヴィムのインタビューでKinksが好きだと言っていたのを思い出しだ。KinksのKinkyとは、ねじれた、よれた、変な、気まぐれな、変態のというような意味があって、Rolling StonesやBeatles、Animalsを選ばなかったそこの何かに彼のセンスの原点を感じてしまう。ちなみにぼくは往年の1960年代のブリティッシュ・ロックの中ではThemが一番、好きです。

この三人のブルーズ・マンの演奏と現代のミュージシャンによるそのカバー・ヴァージョンが映画の中で披露されているのだけど、そのカヴァー・ヴァージョンを演奏するミュージシャンがいかにも、ヴィム好みの人たちで、さすがに盟友、Ry Cooderは出てこなかったけれど、例えば、Nick Cave、Beck、Jon Spencer、James 'Blood' Ulmer、T-Bone Burnett、Los Lobos、Bonnie Raitt、Mark Ribot、Lucinda Willams、Cassadra Wilson、そして、Lou Reedの面々。

ブルーズはどこまでも永遠に旅をする宇宙船の中にあるというヴィムのメッセージのかっこよさ。

おもしろかったです。

このドキュメンタリー。マーチン・スコセッシが総合プロデュースした2003年のブルース100周年プロジェクトの中の一本。YouTubeでこのプロジェクトの他の映画も探して見てみようかな。

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この前、映画を見たその原作本、アゴタ・クリストフの著した「悪童日記」を読んだ。映画では表されていないエピソードもいくちかはあるが、話の筋は映画と同じ。

ぼくはこの本の中の双子の兄弟を、とうてい怪物だとか、恐ろしいとかとは思えなかった。この双子の心の奥に、何か穢れていない何かを感じてしまい、アゴタ・クリストが表したかったものは、東ヨーロッパのある近い昔日の現実とともに、その穢れていない何かではなかったのか。その二人の少年の何かに較べて見れば、僧侶や大人たちの祈りすら、汚濁の中にあるように感じられた。そんなことを考えられる読了後は、この本の題が「悪童日記」ではなく原題である「大きなノート」の方がしっくりくるように思われた。

稀代の読書家でもあったらしいアゴタ・クリストフは三島由紀夫の「午後の曳航」を読んだことがあったのかしら。東と西や時代やらの差異を超えて、「悪童日記」と「午後の曳航」は隠されて内包されているテーマに同じような何かがあるように思われた。その同じような何かとは、ぼくが感じたこの小説の題が「悪童日記」よりも「大きなノート」こそふさわしかろうという、その理由とするところと同じこと。

これは三部作の一部目であるという。さて、二部の「ふたりの証拠」も続けて読んでみることにしよう。






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秦野にあるひまわりヨガ道場にいつの間にか長い友だちになっていたゆふがほきららさんの「つぶ舞踏」を見に行った。

なんか、言葉にならないものがびしびし伝わってきましたぞ。その言葉にならない何かをきららさんはつぶという。きっと、つぶが飛んで、ぼくの胸にぷるるんとしたのだと思う。

近頃、きららさんは舞踏したい欲が高まっているという。なんか、その感じもわかります。ぼくも歌いたい欲からは離れられません。

「一部 つぶの行進」は能の歩き方のようだった、ときららさんに言ったら、そんなものもねらっていたという。そして、「二部 ヨガと生活」の中村八大、永六輔コンビの名曲「たそがれのビギン」に載せて、俗を巡り、「三部 92歳のきらら」の明滅するライトに、寂しさに暖かい美しさを感じてしまった、といようなことを帰りまぎわにきららさんに言ったら、それはえいちゃんの心の現れだよ、ときららさんはどきりとするような答えのようなものをくれたのだった。

この舞踏という表現、ものすごぐすさまじいほどのエネルギーを使ってしまいそうなのだけど、また近いうちに舞踏してください。見に行きます。

http://walls-and-bridges.com/himawari/blog.html
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乃木坂にあるの新国立美術館に「チューリッヒ美術館展」を見に行きました。

近代の印象派前期から現代まで、有名な芸術絵画をこれでもか、これでもかと見れます。さすが、スイス銀行を擁する永世中立国であった金持ちの国、スイスなどと言うと不謹慎ですな。多分、ナチスの悪魔の手を逃れて、スイスで生き延びた芸術家や芸術作品もたくさんあったのではなかろうか。

この展覧会、その作品数の多さと質、ほとんどが美術の教科書に載っているような人の作品であることから、これから美術館巡りなどをしてみたいなどと思っている人の手始めにお勧めです。

前にも書いたことがあるのですが、本物と本になった絵って、大きさは言わずもがな、色とか実感とか全然、違うんです。絵の前に立って見ていると、その絵を描いた今は亡き人と交感してしまうような一瞬すらあるような気がしてしまいます。そして、そんな一瞬が今回もぼくとあのシャガールとの間に訪れたようなのでした。

http://zurich2014-15.jp
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移転して相模大野の駅から近くなったアコパで加奈崎芳太郎さん、生田敬太郎さん、Roseさんのライブを見ました。その感想というか、ご報告をばいたします。

一番目にRoseさんの登場。ボブ・マーレーの"No Woman No Cry"での語りのその直接なメッセージにどきりとしてしまいました。ジョン・レノンの"Power To the People"とか"Woman Is the Nigger Of the World"みたいではないか。こういうのって好きです。もう奥歯にもののつまったような煮え切らない歌を超えてもいく時だとも思うからです。

次に、生田敬太郎さん。ブルースのコード進行のオリジナル曲でエレクトリック・ギターの弾き語りで歌い始め、アル・グリーンやザ・バンドの名曲に自分で歌詞をつけた曲、そして、またオリジナル曲などを歌ってくれました。その歌に説得力があって、ギターは感じよくゆったりブルージーにバウンスして、なんというか、ニュー・オーリンズのなんでも自分のブルーズにして歌ってしまう「人間ジュークボックス」とも呼ばれたブルーズ・マンのスヌークス・イーグリンみたいでもありました。詞もすばらしくて、僭越にも言わせてもらうならば、暗喩と含蓄に富んでいると思いました。あと、テリー・キャリアなんかのモダンなソウルの感じもあって、ぼくの好きなつぼにはまってしまいますね。テリー・キャリアとはギターを弾くそのルックスとか雰囲気も似ています。

そして、加奈崎芳太郎さんが登場し、生田敬太郎さんと数曲、合わせてくれました。そして生田さんがステージを降り、一人でいろんな歌、昔の曲、今の曲を弾き語りで歌ってくれました。チャボこと仲井戸麗市とフォーク・デュオの古井戸をやっていた人のそのイメージを裏切って、とんがったロックンローラーの風情で、どっかやーさんっぽくもあって、そこが逆に魅力的です。そのど迫力の歌は忌野清志郎を思いおこさせもします。ハード・フォーク・ロックンロールです。ぼくはねじ伏せられたようなのです。そのねじ伏せられが気持ちいい。もしかして、多分、1970年代のフォークにも一括りできないいろんな人がいたんだなぁ、と思いました。

再び、生田敬太郎さんが登場し二人で数曲。予想外の二回目のアンコールでの、日本語で加奈崎さんの歌ってくれたボサノヴァ風の曲に生田さんがハーモニカを吹いた演奏が胸に染みていきました。

それから、この夜の駅から近くなったアコパ、お客さんも満席でいい感じですね。
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先月の聖蹟桜ヶ丘Loose Voxでのいかれぽんちなバンドのライブ動画が一気に見れます。
http://bit.ly/1zmZKhU
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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