えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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1年以上前にだか旅ををした伊豆の西の海沿いの町のなにもない夕焼けの美しをもうい一度見たいと思い、再び伊豆の東側、松崎ではないけれど、堂ヶ島に小さな旅をしました。梅雨時の曇り空で夕焼けはかなわなかったけれども、どんな旅もいいものです。出ない答えに頭を悩ませるふりをしながら、本当は答えは簡単に単純にそこのもうすでにあったりする、そんなことを気づくために、どこか知らない町を旅し、ほっつき歩くのでしょうか? 夜、おししいものをいっぱい食べて酔っ払い、温泉に入り、早く灯りを消して、寝床に入ると潮騒が聞こえてきます。昔、読んだジャン・コクトーの俳句のような短い詩を堀口大学が訳したのを思いだいたりしたのです。おやすみなさいZZZzzz.....

「私の耳は貝のから
海の響きをなつかしむ」
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去年、前の会社をやめてしまった仲間らで忘年会をしたところ、今はシー・カヤックのインストラクターをしているある友だちが、なんでも嫁さんの実家が西伊豆にあるらしく、西伊豆っていいところですよ、と言っていたのを、ふいに思い出し、旅をしてみた。その友だちは、いいところですよ、に続いて、しかし、さびれているんだよな、とも言っていたのだけど。

車では行かず、少しは乗り鉄の入っているぼくは、小田急線、JR、伊豆急行を乗り継ぎ、伊豆急下田駅まで電車に揺られ、海の向こう大島などを眺めながら、そう言えば、伊豆ってのは、ひょっこりひょうたん島みたく、南から流れてきたんだよな、どうやてって、島が海を流れていくのだろう、などと妄想のようなことを考えていた。

下田から路線の東海バスで約50分、乗って、西伊豆のさらに南の松崎に付き、なまこ壁と呼ばれる家々の転々とする町並みをほっつき歩いた。美しいさびれ具合にぼくのノスタルジー好きは癒され、オアシスのように感じます。

午後三時に国民宿舎伊豆まつざき荘に当宿し、温泉に浸かり、湯上がりにずっと、沈む夕日に見とれていました。まるで、三島由紀夫の小説「潮騒」にでも描かれていたかのような、いくら見ても見あきることのない美しい絵のような光景でした。しかも、ひいてはかえす波の凪の音ばかりの静けさに、心がどこかとても安らかで平和なところへつれていかれるかのようです。その言葉では言えない静けさ・・・

温泉はくせのない単純温泉で、何度も入りました。当地の地酒「花の舞」を飲みながらいただいた夕飯もおいしかったです。穴場、発見ですな。
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町田の万象房で「さわり&ジャワリの夜」を見ました。バラエティ豊かなアジアの弦楽器を堪能しました。 ありがとう、津軽三味線の高崎将充さん(http://masamitsutakasaki.wix.com/masamitsutakasaki)、筑前琵琶のナカムラユウコさん(https://www.facebook.com/yuko.nakamura.12532)、Wネック三線の電気ブランコさん(http://unagikikaku.jimdo.com)、シタールの国分あきこさん(http://akikositar.seesaa.net)。ちなみにさわりとジャワリについてヨシダKさんのこんな記事「1. はじめに:さわり」(http://yosh.tv/sitarbridge/sitarbridge01.html)を見つけました。サスティーンする濁ったビビり音ということになれば、三線の蛇皮もそうだということになるのかもしれませんね。西洋音楽の特にクラシックにはない美意識だそう。
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テイト・テイラー監督の「ジェームズ・ブラウン 最高の魂(ソウル)を持つ男
」を見た。チャドウィック・ボーズマンのジェームズ・ブラウンになりきった演技が凄い。そのなりきられたジェームズ・ブラウンの映画館のスクリーンに映し出されるたくさんのステージ・シーンのかっこよさにぼくの口はあんぐりと開いてしまう。やぼでべたたなハリウッド映画かなと予想していたのだけれど、時間が錯綜し、貧困や人種差別などの悲惨な幼少期とスターの頂点にのぼりつめたジェームズ・ブラウンが交互に描かれ、詩的な印象すら受けました。リズム・アンド・ブルースとかソウルとかの音楽の好きな輩はぜひ映画館の大きなスクリーンと大きなサラウンド・サウンドで見ることをお薦めします。さて、描かれたジェームズ・ブラウンはどうか? 描かれた詳細はねたばらしになるのでしないのだけれど、どんなトラブルに見舞われても、そして、自ら起こしても、ぼくは、ジェームズ・ブラウンのことを歌い、ダンスする、20世紀の生んだ聖人でもあると思ったのだった。

http://jamesbrown-movie.jp
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猪野健治さんの著した「テキヤと社会主義 1920年代の寅さんたち」を読了する。

まさに日本の近代の中でもっとも大きな分岐点、大正後期から昭和初期までの時間がアウトローの目からの叙景として生々しく写しだれるかのような本でした。島国の片隅にもメキシコ革命、中国の辛亥革命、ロシア革命、ドイツのワイマール共和国などの世界の大波は同時代として押し寄せてきていたらしいのだ。そんなありし日の世界をおおった大きな風も感じつつ、やっぱ、旅まかせの風来坊の孝心と信義に厚いアウトローたちって、どこか憧れてしまうな。

そして、エピローグに書かれた両刃の剣の悪法によって今の急速に失われつつあるてきや社会のことを考えてしまう。ぼくたちは失ったあとのまたもやその損失と空白の大きさに気付くのかしら?






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こんな夢を見た。ぼくは見知らぬ海辺の町に会社を辞めて引っ越している。下が海の水であるようなお世辞にも立派とはいえない小さな家は、半分は水上生活者の家であるかのようだ。明日からは会社に行くこともなく、ぼくは仕事探しをしなくてはならない、誰か、ぼくを必要とする人を見つけなければならないなどと思いながら、見知らぬ町を散歩する。海沿いを歩くと、浜辺ではない、いりくんだ入江には、それはたくさん魚がいそうだ。昔、買った釣り竿を車のトランクか物置からかひっぱり出して、釣りをしてみたいななどと思う。すると、あたりにはものすごくきれいな夕焼けがせまっていた。

そこで目が覚めた。この夢はどういうことなんだろう?
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新横浜のエアジン・ラントラクトで酒井俊さんの新しいアルバム「花巻農学校精神歌」の発売記念のライブを見た。

フリー・ジャズのオーネット・コールマン作の「ロンリー・ウーマン」、映画主題曲のジャズ・ナンバー「ロング・グッドバイ」、あのいつまでも聞かれ続け、歌い継がれるソウル・フラワー・ユニオンの名曲「満月の夕べ」、友部正人のフォーク・ロック・ナンバー「6月の夜チルチルミチルは」、スタンダードの「チーク・トゥ・チーク」、宮澤賢治作詞の「花巻農学校精神歌」、胸にじーんとくる昭和歌謡の名曲「真夜中のギター」、ジャンルを超えなんでもあり歌が酒井俊さんの歌で、若い人たちから超ベテランのミュージシャンまで、総勢十人のミュージシャンとともに奏でられる宴の夜でした。

ぼくの勝手な勘違いならいいのだけど、酒井俊さん、お願いだから、歌うのをやめないでください。今夜はすばらしい夜でした。俊さんが歌えば、時代がどこへ流れていこうとも、そんな夜が何度も訪れますよ。

http://shunsakai.net
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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