えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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こんな夢を見た。ぼくはどこかの湖畔にたたずんでいる。目の前の湖の水の上に黒い鳥が浮かんでいて、静かにゆっくり湖上をすべっている。ぼくはその鳥がどんな鳥なのかもっと知りたくなり、その鳥を羽ばたかせたくなり、その鳥に向けて、ふーっと息を吹きかけてみる。その鳥は、飛び立ち、飛びながら、ぼくのほんとうの目の前に静止している。そのすがたは、小さな黒い鳥でほんとうに美しい。ぼくはぐーの手をそっと差しのべてみると、その手の黒い鳥はとまる。ぼくは手にとまった鳥が、手にとまったとたんにふと怖くなり、手を少しばたばたと振ってしまう。その鳥は驚き、どこなに飛んで行ってしまう。

そこで目が覚めた。手をのばすところまではできたんだ。ぼくは今度、夢の中で、もしくは夢の外でも、鳥がそののばした手にとまれば、かならずもっともっと静かに静かにしていようと思う。
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Nina Simoneというアメリカのシンガーが大好きです。社会派だとも言われているNinaだけど、シンプルなラブ・ソングも趣深い。眠れない夜に"Exactly Like You"という曲を聴いています。かっこいい歌だなぁ。それにこのピアノの独特のスィング感、最高です。詞を意訳してみました。

♪♪♪
なぜ待っているのかわかっています
どうしてこんなに憂鬱なのかも
毎日毎日、待っています
あなたみたいなひとのことです

お金も使ってしまった
ショウを見に行ったりして
けれど、だれもこんなラブ・ソングは歌わない
あなたみたいなひとのことです

あなたのせいでわたしはごきげんで
こんな世界ごとあなたにあげたくなる
わかっているよ
ばかみたいな夢を見ているって
とんでもない計画だって

ママ、知っているから
ほんとうのことを教えてね
そっと部屋のすみで
あなたみたいなひとのことです

あなたのせいでわたしはごきげんで
こんな世界ごとあなたにあげたくなる
わかっているよ
ばかみたいな夢を見ているって
とんでもない計画だって

ママ、知っているから
ほんとうのことを教えてね
そっと部屋のすみで
あなたみたいなひとのことです♪♪♪

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今日は万象房のみんなと石老山にハイキングに行きました。楽しかった。こんないい天気にしてくれた神さま、仲よくしてくれた万象房のみんな、ありがとう。
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いつか、ほんものを見てみたい絵があります。それはクロード・モネの「散歩・日傘をさす女」。何一つの影も曇りもない幸せそのものを切り取ったかのこの絵のモデルはモネ夫人、カミーユとその坊や。モネがほんとうに愛したのはこの早く死別してしまうカミーユだけだったのかもしれません。この二人のその後とモネのことを思うと、ありきたりな今の幸せが、どんなに大切なものなのか、感じてしまう。
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町田に行った寄り道で町田天満宮でお参りをし、御神籤をひきました。こんなご託宣でした。みなさまにもご多幸ありますように。

「第十一番 御神籤

わがおもう
港(みなと)も近く
なりにけり
ふくや追手の
かぜのまにまに

運勢 大吉」

ゆめゆめうたがふことなかれ
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今日は国立新美術館に「ルノワール展」を見に行きました。

ぼくはルノワールの絵は大好きなんです。その昔、HHKの日曜美術館で印象派の特集をしていた時に、赤瀬川原平が出ていてセザンヌの偉大さを絶賛しつつも、ルノワールについては、コマーシャリズムの芸術とはいえないイラストレータみたいなものだと思っていたけれど、フランスの美術館で原画を見て感服したみたいなことを言っていたのです。ぼくも赤瀬川源平さんと同じような先入観を持っていたのですが、原画を見て、昔、その先入観はすべてぶっとびました。その時、ぼくはルノアールの絵は、心からわきでたラブ・ソングみたいなものだと思ったのです。好きな人とか好きなものとか好きな景色とかを、好きだから好きな人やものを描くみたいな。絵から、英語でいうと"I love you."だの"I love her"だの"I love him"だの"I love it"だの"I love them""I love"があふれでているような気がして、それは日本語では「大好きだよ」ってことで、何かを表現する原点でもあるような気もして、それはソウル・ミュージックならば、ジェームズ・ブラウンやサム・クックのラブ・ソングみいたいで、ぐっときてしまうのです。

http://renoir.exhn.jp
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これにはぼく自身のことが書かれているのではないかと思い、精神科医であり作家でもある岡田尊司さんの著した「愛着障害 子ども時代を引きずる人々」を一気に読んでしまった。

ぼく自身について書かれていたかどうかはともかくとして、この本で取り上げられている愛着障害の面々は錚々たる顔ぶれで、ビル・クリントン、バラク・オバマ、川端康成、太宰治、夏目漱石、中原中也、種田山頭火、ミヒャエル・エンデ、アーネスト・ヘミングワイ、ジャン・ジュネ、マーガレット・ミッチェル、E・H・エリクソン、ジャン=ジャック・ルソー、チャールズ・チャップリン、スティーブ・ジョブス。

この本には取り上げられていないのだけれども、ジョン・レノンも多分そのような何らかの愛着障害で、同じく愛着障害であったけれども、アートの創作によって自己回復、自己治癒しつつある小野洋子に救われたのかもしれません。ジョン・レノンとヨーコ・オノの「ダブル・ファンタジー」はその回復と全治の記念碑的なアルバムのようでもあり、だからとても明るく感動的なんだ。

さてこの本にもどり、ジャン・ジュネはジャン=ポール・サルトルや無名のマイノリティーな人たちからの友情により、その友情が岡田尊司さんのいうところの「安全基地」となり、愛着障害を克服し、ついには小説を書かなくなり、もしくは書けなくなり、つかのまの平和が訪れる。本からの引用です。

「盗むことを自分のアイデンティティとしていたジャン・ジュネは、なぜ泥棒稼業から足を洗い、マイノリティのために戦う道に、彼の衝動を昇華することができたのか。二十年以上にもわたる常習的な窃盗癖を克服することは容易ではない。ジュネの天才を最初に見出したジャン・コクトーも、度重なる逮捕と入獄に、次第に愛想を尽かしていく。しかし、それでもジュネのことを見捨てない仲間もいた。彼らははラディカルな政治活動や同性愛者だったが、ジュネに振り回されながらも、彼のすべてを受け入れ、支え続けようとした。彼らが、ジュネの安全基地となっていたのである」

E・H・エリクソンのケースを書いたこんな文章にも感動しました。再び、引用します。

「愛着障害という根源的な苦悩を乗り越えた存在は、人を癒し、救う不思議な力をもっているのかもしれない。エリクソンの場合もそうだが、必ずしも、「克服した」という完了形である必要はない。克服の途上にあるがゆえに、いっそう救う力をもつということもあるのではないか。もっといえば、その人自身、自らの愛着の傷を癒すためにも、人を癒すことが必要なのだ。その過程を通じて、癒す側も癒される側も、愛着障害に打ち克っていけるのだ。なぜなら愛着障害とは、人が人をいたわり、世話をし、愛情をかけることにおける躓きだからだ」

さて、ぼくについてはどうなんでしょう? 読み進んでいって、ふと自分を振り返り、ぎくりとするような箇所がいくつもあったのです。






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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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