えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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平塚の前鳥神社に詣で、お参りをし、願いごとをし、御神籤をひきました。ここは「前鳥神社」とかいて「さきとりじんじゃ」と読みますが、こんな言葉をいただけたのです。神さまにも励まされ、がんばります。

「第二十番 御神籤

いそしみし
しるしはみえて
ゆたかにも
黄金(こがね)なみよる
小山田(おやまだ)のさと

運勢 大吉」

ゆめゆめうたがうことなかれ
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大江健三郎さんの著した「新しい人よ眼ざめよ」を読む。この小説は何度か人生の節目のような時に読み返してきて、これで何度目になるのだろうか?

イーヨとそのパパの二人がこの小説の主人公なのだが、いいコンビだなー、と思う。そのやりとりにはあるおかしみもあって、落語や漫才のぼけとつっこみみたいでもあるというと不謹慎だろうか? それは、知育に障害を持ってもいる息子、大江光さんと小説家の大江健三郎さんの魂の通信と交通の物語なのだった。

やはり、この連作集の中の一篇「魂が星のように降って、跗骨のところへ」は涙なしには読めませんでした。







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禅といえば、昔から「十牛図」が大好きでした。一から十までゆっくり無心に見てみてください。四宝の厳しい世界よりもぼくはこういうのがいいとも思うのです、などというと、和尚の「喝」という声も聞こえてきますね。

一、尋牛(じんぎゅう)

二、見跡(けんせき)

三、見牛(けんぎゅう)

四、得牛(とくぎゅう)

五、牧牛(ぼくぎゅう)

六、騎牛帰家(きぎゅうきか)

七、忘牛存人(ぼうぎゅうぞんにん)

八、人牛倶忘(にんぎゅうぐぼう)

九、返本還源(へんぽんげんげん)

十、入てん垂手(にってんすいしゅ)
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曹洞宗のお坊さんと知り合う機会があって、仏教の四宝ということを教えていただいた。

諸行無常 - All worldly things are transitory.
諸法無我 - Idea that all things in the universe lack their own unchangeable substances.
涅槃寂静 - Enlightenment leads to serenity.
一切皆苦 - All things are causes of sufferings.

英訳してみてさらに日本語に戻すとこういうこととなり、それは正しい訳なのだろうか?

世界のすべてのことどもは変化する。
宇宙にあるすべてのことは不変である実態を欠いている。
悟りは静けさをもたらす。
すべてのことどもは苦しみのもととなる。

なるほど、カリフォルニアでジャック・ケラワックやアレン・ギンズバーク、ひいてはスティーヴ・ジョブスをとりこにしたその仏教は、ケラワックに「禅ヒッピー(The Dharma Bums)」という長編を書かせてもしまう。

さて、四宝の漢文にもどれば、その三つ目の宝である言葉「涅槃寂静」にたじろぎ、そこの「寂」という語を見つけ、天国とはもっとも苛烈な苦痛のもとである「寂」、寂しいところなのかと、激しく当惑してしまう。そして、とどめの一撃のような「一切皆苦」に打ちのめされたような気持ちにもなってしまうのだ。

なんて厳しい教えなんだろう。
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「農MUSIC 農LIFE RECORDS 岐阜県 森と川と円空 森羅万象と般若心経」というイベントが町田の万象房であって、ぼくはお隣にすわられた町田の曹洞宗の簗田寺の僧侶にこんなことを尋ねたのだった。それはぼくにとっては切迫した問題でもあって、仏教でよく唱えられる縁というものは、良いものか、悪いものかと尋ねたのだった。僧侶はその縁を受け取る人の心が良きものならば良縁となるし、悪いものならば悪縁となると言われたのだ。

ならば、ぼくは数えきれない悪縁がいままであったことになると思い、それに関しては、すべてぼくのせいだと確かに首肯せざるえなかった。

付け加えて、仏教の境地は「涅槃寂静」という言葉を聞き、天国とは寂しく静かなところなのかと説かれ、その光景を想像もし、寂しくて静かだという光景に、なんだか、そんなころには行きたくはないという暗澹たる気分にも陥った。そして、その時、飼っていた犬のレオがぼくの夢の中で語っていた言葉を確かに思い出しもした。

「えいちゃんは生きていて楽しくないの? ぼくは生きていて楽しかったよ。えいちゃんにも逢えたし」

その夢の中の「えいちゃんにも逢えたし」という言葉がぼくをのっぴきならぬところに導くようでもあった。

縁とはいいものなのか、よくないものなかと、僧侶と詰問しているうちに、禅のぼくの大好きなことばがなぜか、ありありと浮かび、そのことばはありとあらゆる風に受け取れるのだけど、ぼくはそれに泣きだしそうなりました。

「落花流水を送る」
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伊豆の松崎に小さな旅に出かけました。山梨の下部温泉と並ぶ、ここ松崎の港町は、ぼくにとっての何にもない聖なる町なのです。

どうしてなのか、時計が止まったいるかのようです。しばしぼくの時計も止まってしまうようです。

もしもぼくが映画監督だったなら、この松崎の町で三島由紀夫の原作の小説「潮騒」を撮りたい。

美しい静さが豊さとして、ぼくを満たしてくれました。
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チリのワインっておいしいなぁ。とくにこの'Alpaca'、「アルパカ」ってワイン、値段もリーズナブル、パッケージもかわいくって、しかもおいしいのよ。!Salud! Buenas noches. ZZZzzz.....
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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