えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
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レンタルDVDでジョン・ファヴロー監督の「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」を見ました。本当に楽しい映画は心温まるロード・ムービーでもありました。
主人公、ジョン・ファヴローが演じるカールの料理をしているシーンをを見ているだけで楽しい。そして、ラテンの明るさの元妻を演じるソフィア・ベルガラの美しさ。そこに、いかにも今風の子役を演じるエムジェイ・アンソニー、カールの友だちのコックを演じるジョン・レグイザモ、さりげなく家族の絆やら友だち同士の友情も描かれます。
ぼくの大好きなごきげんな音楽もたくさんかかって、おいしい料理のあるところには、すてきな音楽がつきものかもしれなくて、もしかして、コックとミュージシャンってどこか似ているところがあるのかもしれません。
たわいのない話ともいえるのだけど、ラストのハッピー・エンドにニコニコの笑みがこぼれてしまいました。
映画シェフ 三ツ星フードトラック始めました | オフィシャルサイト
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河合隼雄さんの著した「深層意識への道」を読了した。今は亡き河合隼雄さんが、自分の人生を振り返りつつ、その時その時で、どんな本を読み、どんな感銘を受けたかを語ったものでした。こういう本を読むと、この本で紹介されている本のすべてが読みたくなるというこまったものでもあります。そいいえば、佐野洋子さんの絵本「100万回生きたねこ」などの生涯、忘れられない名作をぼくは河合隼雄さんの本から教わったようなのです。
臨床医、治療者としての苦しみや困難さもたくさん語られています。毎日毎日、自殺したい、誰かを殺したいといような人の話を聞くそうです。そんな中でコスモロジー(cosmology)とパフォーマンス(performance)ということが両軸として大切だということで、とてもか印象に残りました。コスモロジーとは自分もその世界に入ってそのなかの一人として全体を見るということだそうで、パフォーマンスとは自分がやらなくてはいけないということだそうです。他にも宝石のような発想が平易な言葉で述べられているのですが、この書のぼくの思う白眉の文章を引用させてください。
「たとえば誰かが来て、「ねぇ、あなた、私はこうしているのだけれど、あまり人の役に立たないし、死んだほうがましと思うわ」と言うのを、「うーん」と聴くのは大変ですよ。だいたいは、「そんなことないよ。あなたは役に立っているよ。しっかりやってね。じゃあ、さようなら!」とか言って、ものすごく励ましているように思うけど、要は「さよなら!」と言うてるんです。そのときに、さよなら言わずに、「死んだほうがまし」「あ、そう」と言っていたら、まだ続きます。そこをじっと一緒にいたら、その人が生きるほうに帰るのですが、帰ってくるあいだのリミナリティの世界に一緒に住んで時間を過ごすのは、ものすごいエネルギーのいる仕事です」
この文に出てくるリミナリティ(liminality)とは、人類学者ターナーの用語で、日常生活の規範から逸脱し,境界状態にある人間の不確定な状況をさす言葉だそうです。いつの間にか、ぼろぼろになっていたぼく自身もそこにはいる、もしくは、いたような気がして、しかも、この前、見て感動した映画「リップヴァンウィンクルの花嫁」ともぼくの中でシンクロしているように思え、これを読んで、少しだけ傷つくのが怖くなくなったような気がしました。
臨床医、治療者としての苦しみや困難さもたくさん語られています。毎日毎日、自殺したい、誰かを殺したいといような人の話を聞くそうです。そんな中でコスモロジー(cosmology)とパフォーマンス(performance)ということが両軸として大切だということで、とてもか印象に残りました。コスモロジーとは自分もその世界に入ってそのなかの一人として全体を見るということだそうで、パフォーマンスとは自分がやらなくてはいけないということだそうです。他にも宝石のような発想が平易な言葉で述べられているのですが、この書のぼくの思う白眉の文章を引用させてください。
「たとえば誰かが来て、「ねぇ、あなた、私はこうしているのだけれど、あまり人の役に立たないし、死んだほうがましと思うわ」と言うのを、「うーん」と聴くのは大変ですよ。だいたいは、「そんなことないよ。あなたは役に立っているよ。しっかりやってね。じゃあ、さようなら!」とか言って、ものすごく励ましているように思うけど、要は「さよなら!」と言うてるんです。そのときに、さよなら言わずに、「死んだほうがまし」「あ、そう」と言っていたら、まだ続きます。そこをじっと一緒にいたら、その人が生きるほうに帰るのですが、帰ってくるあいだのリミナリティの世界に一緒に住んで時間を過ごすのは、ものすごいエネルギーのいる仕事です」
この文に出てくるリミナリティ(liminality)とは、人類学者ターナーの用語で、日常生活の規範から逸脱し,境界状態にある人間の不確定な状況をさす言葉だそうです。いつの間にか、ぼろぼろになっていたぼく自身もそこにはいる、もしくは、いたような気がして、しかも、この前、見て感動した映画「リップヴァンウィンクルの花嫁」ともぼくの中でシンクロしているように思え、これを読んで、少しだけ傷つくのが怖くなくなったような気がしました。
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梅の花は散り、すっかり若葉をしげらせていますね。
御神籤の言葉、その和歌は神さまが詠んだものなのでしょうか。とても美しい。このまえ、町田天満宮でこんな素敵な御神籤をいただきました。そして、ちょっとぎくりともしたのです。みなさまにもご多幸あれ。
「第四十一番 御神籤
さびしさに
何とはなくて
来(き)て見れば
うれし桜(さくら)の
花ざかりかな
運勢 大吉」
ゆめゆめうたがふことなかれ
御神籤の言葉、その和歌は神さまが詠んだものなのでしょうか。とても美しい。このまえ、町田天満宮でこんな素敵な御神籤をいただきました。そして、ちょっとぎくりともしたのです。みなさまにもご多幸あれ。
「第四十一番 御神籤
さびしさに
何とはなくて
来(き)て見れば
うれし桜(さくら)の
花ざかりかな
運勢 大吉」
ゆめゆめうたがふことなかれ
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こんな夢を見た。とあるキャンプ場にぼくはいる。こだちにかこまれた大きな広場があって、そこに輪になって、たくさんの知らない人たちが集まっている。ぼくもその輪に入ると、左の隣にみず色のワンピースを着た黒くて長い髪をしたとてもきれいな女の人がいる。何かのオリエンテーションの始まるところみたいだ。遅れてやって来たぼくに彼女は何かあったんですかと尋ねる。ぼくは何もありませんと答えると、彼女はそれはよかったですねとぼくに微笑む。彼女は少し声を大きくして、集まっているみんなに、今日の予定をお話ししますと言って話し始める。
そこで目が覚めた。とても穏やかで幸せな気持ちになっていました。そして、空の上の河合隼雄先生から、こう言われた気がしたのです。当分は私のカウンセリングは要らないのと違いますかな。ならいいのですが。そしてぼくは続けます。単純なことを複雑にしてはいけませんよね。河合先生はこう言います。複雑でも単純でもいいんとちがいますか。ぼくは、どうしてですかと尋ねました。河合先生はこんなことを言います。今日はいい天気や、おはよう。
そこで目が覚めた。とても穏やかで幸せな気持ちになっていました。そして、空の上の河合隼雄先生から、こう言われた気がしたのです。当分は私のカウンセリングは要らないのと違いますかな。ならいいのですが。そしてぼくは続けます。単純なことを複雑にしてはいけませんよね。河合先生はこう言います。複雑でも単純でもいいんとちがいますか。ぼくは、どうしてですかと尋ねました。河合先生はこんなことを言います。今日はいい天気や、おはよう。
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藤野の里、山を散歩しました。高倉山に登り、天神峠を越えました。いっぱい春の花が咲いていましたよ。そして、温泉にたどり着き、湯をあみ、きれいになりました。ある晴れた春の日です。
ごらんください。
フォト・アルバム
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「原発、いのち、日本人」を読みました。2012年に出版された原発周辺に関してのさまざまな議論についての浅田次郎さん、藤原新也さん、ピーター・バラカンさん、レーナ・リンダルさん、辻井喬さん、豊竹英大夫さん、野中ともよさん、想田和弘さん、谷川俊太郎さんへのインタビュー集でした。谷川俊太郎さんの言葉が一番、胸に響いて共感してしまいました。2011年の震災の時のあの原発事故でぼくの子どもの頃の夢が一つ失われてしまったのだと思うのは、谷川俊太郎さんのこんな言葉からでもあるよう。そして、ついさっきの熊本での地震でも原発は大丈夫なのかと危惧してしまう。「原発、いのち、日本人」から引用します。
「そんな生意気なこと言いませんけど、今、アトムとかウランちゃんがまた逆に攻撃されているわけでしょう。昔はあんなに人気があったのに、あの当時は、原子力っていうものは平和利用、すばらしいという時代だったからね」
そして、大詩人はこう続けるのです。
「この間ちょっと、もうちょっと年とったアトムを書こうと思ったんだけど、うまく書けなくてさ、今、アトムじゃないアンドロイドっていうのが出てきているし、もっと精巧なのがね。アトムはちょっとシンプル過ぎてだめなのかなみたいな感じ。あれ以上頭脳が進化しないのかもしれないっていう。今、アトムに「原子力、今もう、ちょっと問題なんだよ」って言っても、あの方、「そうですか」って言って何かにこにこ笑っていそうな」
このくだりになぜか感動して落涙しました。
「そんな生意気なこと言いませんけど、今、アトムとかウランちゃんがまた逆に攻撃されているわけでしょう。昔はあんなに人気があったのに、あの当時は、原子力っていうものは平和利用、すばらしいという時代だったからね」
そして、大詩人はこう続けるのです。
「この間ちょっと、もうちょっと年とったアトムを書こうと思ったんだけど、うまく書けなくてさ、今、アトムじゃないアンドロイドっていうのが出てきているし、もっと精巧なのがね。アトムはちょっとシンプル過ぎてだめなのかなみたいな感じ。あれ以上頭脳が進化しないのかもしれないっていう。今、アトムに「原子力、今もう、ちょっと問題なんだよ」って言っても、あの方、「そうですか」って言って何かにこにこ笑っていそうな」
このくだりになぜか感動して落涙しました。
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デボラ・B・ローズさんの著した「生命の大地 アボリジニ文化とエコロジー」を読了する。オーストリア先住民の文化と生活について、その人たちの言葉や詩とともに敬意をもって書かれていた。
この本の中に頻繁に出てくる言葉が二つあって、それは「カントリー(country)」と「ドリーミング(dreaming)」。「カントリー」というのは「地」や「川」や「海」のことを多分、言っているのだと思うのだけど、「ドリーミング」とは何だろうか? ちょっと難しい。デボラさんが聞き語るアボリジニの知恵によれば、人も鳥も獣も虫も石もなにもかもが「ドリーミング」なのだそうだ。それは「夢見るもの」ということなのだろうか? するとこういうことなのかもしれない。人も鳥も獣も虫も石も魚も貝もクジラやイルカもなにもかもが地の上、川の中、海の中での夢見るものたちなのだと。とってもすてきです。その夢はとてもかけがえのない美しい夢なのではないかしら? ぼくもときどき同じ夢を見ています。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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