えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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毎年、春がやってくると歌いたくなる曲があります。ぼくが作ったリズム&ブルースのバラード"Bad Boy"。弥生の三月と卯月の四月はこの歌が歌いたい。すると、あのころとちっとも変っていないのに気づいてしまう。そして、いつかは終わるのだけれど、最近、知った美しい言葉は、

「花びらは散る、花は散らない」

どうか、どこかで、いつか、聞いてください。ついには、ありとあらゆるところにぼくはいて、道端で、酒場の暗がりで、工場の片隅、中学校の体育館、そして、きみの台所で歌っているかもしれません。

♪♪♪
この暗い暗い夜を昼間に 胸につもった 悲しい気分を
ぶっとばすには どうしたらいい
着飾って 街をあるいたもんだぜ
毎晩 パーティーをひらいたもんだぜ
Oh Baby 君はしっているかい

胸につもったBad Bad Blues ぶっとばせると 思ってたさ
いつでも どこでも 何度もMakin' Trouble
頭のいかれた不良なだっただけさ
I'm a crazy lazy bad boy
Oh Baby 僕は知りたいのさ

人生は風に負けないPine Trees
一杯花咲くCherry Trees

I'm a crazy, lazy
Bad boy, bad boy
Bad Boy, bad boy♪♪♪
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最近、「はらいそ 細野晴臣&イエロー・マジック・バンド」をよく聴いています。トロピカルル三部作のラストを飾る名盤です。片足を冥界に入れたような、それでいて明るい摩訶不思議なポップ・ミュージックです。

後の細野さんのインタビューを読むと、サイケデリック時代のバッド・トリップの後遺症や人生のトラブルからのセラピーとしてこのアルバムを作ったように思うと述べられておりました。横尾忠則によるジャケットのコラージュは、細野さん曰く、曼荼羅だそうです。この人は飄々としていそうで、人生で何度か地獄を見た人ではありますまいか。

今、聴くと「東京ラッシュ」に始まり、「四面道歌」、「ファム・ファタール~妖婦」、「シャンバラ通信」、「ウォーリー・ビーズ」に行き、「はらいそ」でしめくくるオリジナル曲の流れに細野さんの心模様が本当によくわかる気もするのです。その間に素敵なカバー曲もちりばめられていて、アルバムのラストはこんな言葉の歌でしめくくられています。

♪♪♪
いつか ぼくも街も黄昏
愛を待つ人のもとへ行く
アディオス フェアウェル サヨナラ♪♪♪

きっと、極彩色の地獄巡りから、やっと帰ってこれたんだね。まだまだ旅はつづくのだけど。







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こんな夢を見た。ぼくはとある山間の地下道のような山道を歩いている。とても歩きにくい半分地下であるような歩道を歩いていくと、湖に面した公園に出る、松の木、梅の木、桜の木がたくさん植わっているけれど、梅も、桜も咲いていない。小さな茅葺屋根の茶屋もある。そこでぼくは一人で、山の中の静まった湖を眺めている。数日が過ぎ、ぼくは再びその湖のある山間に訪れる。知っている半分地下の道を進んで、湖のほとりの公園に行こうとする。雨の降った後のその道はぬかるんで、壁となる土からは水がしたたっていて、崩れた土砂が行き止まりになっている。ぼくは道を引き返し、半地下の道の入り口あたりから湖を眺めている。すると、一人の女子が半地下ではない道なき道、湖のほとりの葭の原を、植物をかき分けて歩いて行くのが見える。その女子は、背筋を伸ばし、公園のところまで歩いていき、その湖のほとりで裸になり、まだ春も来ていない水に飛び込み、泳ぎ始める。彼女は自由に気持ちよさそうに、すいすいと泳いでいるのを、ぼくは眺めている。

そこで目が覚めた。今度、湖で彼女が泳いでいるのを見たなら、ぼくも泳いでみようと思うのです。そして、湖はぼくの心のことかもしれず、そこで誰かが自由に泳いでいるのです。
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この前、FM HOT 839に出演した時かけてもらったChairsの「魔法のジャイブ」なのです。時間の都合ですべて聴いてもらえなかったので、ここで披露いたします。リード・ボーカルのたかちゃんは元気にしているかしら。それから、Dreamletsはまだ活動しているのかしら。

では、お聴きくださいまし。おやすみZZZzzz.....

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チャック・ベリーが空の向こうに旅立ってしまった。

抜群にスィングしバウンスするリズム、かっこいいクールなサウンド、ロマンチック歌詞、最高ののミュジシャンです。

けれど、昔、「チャック・ベリー ヘイル!ヘイル!ロックンロール」を見て、映画館を出る時には、もちろん、ロックンローラーは聖人じゃないことは、よくわかっていたつもりなのだけど、憂鬱な気分にもなったのを思い出す。キース・リチャーズが真人間に見えました。

1stアルバム"After School Session"を聴くと、ロックンロールにとどまらず、ブルース、カリプソ、インストゥルメンタル、なんでもありだけど、すべて、ごきげんな夢の中のようで、とってもすてき。こんな歌も歌っていたんだよ、ということで"Havana Moon"を意訳してみました。そして、もちろん、Rock'n' Rollは永遠なのです。おやすみZZZzzz.....

♪♪♪
ハバナのお月さま、ハバナのお月さま
ぼくはひとりぼっちでラム酒をあけた
そして、つったって、小舟が来るのを待っていた
なんて長い夜で、静かな船着き場
十二時なると小舟がやって来た
波はやさしくなり
月は低く、風は吹いていた

ハバナのお月さま、ハバナのお月さま
ぼくはひとりぼっちでラム酒をあけた
ずっと小舟が来るのを待っていた
アメリカの女の子が戻って来るぞ
ぼくたちは海を越え去って行く
ニューヨークの船着き場、高いビルディング
空の向こうわが家があるのさ

ハバナのお月さま、ハバナのお月さま
まだまだ、ひとりぼっち、もう一本、空けよう
小舟に乗ってあの娘がやってくるのを待ちながら
愛しておくれ、かわいく甘く
彼女はロックンロールを踊る、踊って歌う
彼女はぼくはきつく抱きしめる、ぼくのくちびるに触れ
ぼくは瞳を閉じて、心は漂い始める

ハバナのお月さま、ハバナのお月さま
まだまだ、ひとりぼっち、ラム酒をちょっと
小舟がやってくるよ
アメリカの女の子、彼女は嘘つきだ
まだだよって言って、さよならって言う

ハバナのお月さま、ハバナのお月さま
ねそべってひとりぼっち、ラム酒がおいしいな
眠たくなると、小舟がやって来る
女の子は夜明けまでそこにいて
なきべそをかいて、家にもどりたいって
汽笛が鳴り、ぼくは目を覚ます
すると、お日さまがのぼっていて、青い空だった
くつをはいて、とびあがり、走り始めた
小舟は夜明けに漂い
ハバナのお月さまも、ラム酒もどこかへ消えている
小舟も彼女を乗せて、まだ、愛しているよ
ハバナのお月さま、ハバナのお月さま♪♪♪








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コンビニで見かけ買ってしまった「水木しげる傑作選 ヒットラー」を読む。なかなかの力作です。水木しげるは妖怪ものだけではありません。

ヒットラーの人生を知りました。

国の頂点に立派な人が就くのではなく、その真逆である最悪な人間が就くことも、多くの歴史が繰り返してきたこと。そして、そのような人を人々が支持もしてきて、気が付けば果てしない廃墟がそこに残ってしまう。

かっこいいことを言うやつらに気を付けろ!

水木しげる傑作選 ヒットラー|水木プロダクション公式サイトげげげ通信





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ロシュディ・ゼム監督の「ショコラ ~君がいて、僕がいる~」を見ました。19世紀末から20世紀初頭をフランスで生きた実話をもとにした白人と黒人の道化師コンビの友情物語は差別とは何かを問いかける映画でもありました。黒人のショコラ役に「最強のふたり」に主演した笑顔の素敵なオマール・シー。そして、白人のフティット役のジェームズ・ティエレは喜劇王チャールズ・チャップリンのお孫さんにあたる人、映画俳優であるとともに、幼いころから父のサーカスの舞台に道化師として立っていた人で、この人の寡黙な名演技が本当にすばらしい。そして、ラストのリミュエール兄弟が撮ったショコラとフティットの実写フィルムには目頭が熱くなりました。

もっとも早くの議会と自由民権の国、フランスでの人種差別って何だろう? 「三銃士」を著した文豪アレクサンドル・デュマは、父が黒人、母が白人のクレオールだったのではないか、と思い出した。それから何世紀かを経て、その自由民権を引き継いだ国、アメリカ合衆国に黒人の大統領が誕生するのは21世紀になってから。人を差別するのはつまらない嫌なことだ。

ショコラとフティットはロートレックも絵を描いているそう。二人は表と裏、裏と表。世紀末のパリに咲いた人を笑わす花だったのかもしれません。

映画『ショコラ ~君がいて、僕がいる~』公式サイト
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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