えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
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こんな夢を見た。ぼくは何のへんてつもない日本国中どこにでもあるような知らない町にいる。ある古びた小さな日本旅館が見える。どんな旅館だろうと思い、旅館の建屋につづく細くて短い砂利道を歩くと、すぐに人の高さよりも高い大きな岩が二つ、置いてあり、それが門のようになっている。その門から覗くに、その旅館は昔の連れ込み宿のような風情。ぼくは道を引き返してくると、そこに飲ものの自動販売機がある。お茶かブラックコーヒーでも飲もうかなと思案していると、工事現場からやって来たかのような小型のトラックが猛スピードで、ぎりぎりにぶつからず、あの岩の門をくぐり抜けて行った。
近くにいたぼくの友だちの女子がかけよって来て、今の見た、猛スピードだったね、どうしたんだろうとぼくに話しかけ、ぼくの肩を抱いて、大笑いを始める。肩よせあい、ぼくと彼女は大笑いしている。
そこで目が覚めた。ぼくは空の向こうの河合隼雄先生にこう申し述べるような気がするのです。
「ぼくは、もうあんな岩の門をくぐることはありません、くぐるとしたならば、何かしらもっと違う門です」
河合先生はこうもぼくに尋ねられます。
「それは、どういうことかな?」
ぼくはそれにこう答えるような気もするのです。
「何と言ったらいいのか、ぼくはもう急がないということです」
「急がない、ほほう、それはいいですね。それでは、岩の門ではない、何かしらもっと違う門のことは、また今度の機会にお話してくださいね」と河合先生の言葉に、ぼくは大きな声で、「はい」と答えるような気がしました。
近くにいたぼくの友だちの女子がかけよって来て、今の見た、猛スピードだったね、どうしたんだろうとぼくに話しかけ、ぼくの肩を抱いて、大笑いを始める。肩よせあい、ぼくと彼女は大笑いしている。
そこで目が覚めた。ぼくは空の向こうの河合隼雄先生にこう申し述べるような気がするのです。
「ぼくは、もうあんな岩の門をくぐることはありません、くぐるとしたならば、何かしらもっと違う門です」
河合先生はこうもぼくに尋ねられます。
「それは、どういうことかな?」
ぼくはそれにこう答えるような気もするのです。
「何と言ったらいいのか、ぼくはもう急がないということです」
「急がない、ほほう、それはいいですね。それでは、岩の門ではない、何かしらもっと違う門のことは、また今度の機会にお話してくださいね」と河合先生の言葉に、ぼくは大きな声で、「はい」と答えるような気がしました。
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こんな夢を見た。ぼくはとあるバーにいる。顔見知りの友だちや知り合いがたくさんいて、今まで見たことないほどにとてもにぎわっている。1人でまかなっているバーテンダーもとても忙しいそうだ。それを見ていたぼくの友だちの女子が、わたし、手伝うよ、と言ってカウンターの中に入って行く。それを見たぼくは、お客さんとして来ているのに、いかにもあの人らしいな、とカクテルを作り始める姿を見て思う。
そこで目が覚めた。空の上から河合隼雄先生にこう聞かれるかもしれません。そのバーにはまた行きますかな? ぼくは答えるでしょう。
ええ、行きますよ、夢の中で。だって、そこは夢の中のバーなのですから。
そこで目が覚めた。空の上から河合隼雄先生にこう聞かれるかもしれません。そのバーにはまた行きますかな? ぼくは答えるでしょう。
ええ、行きますよ、夢の中で。だって、そこは夢の中のバーなのですから。
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スタジオ・ジブリの最新作「レッドタートル ある島の物語」を見た。これは制作にスタジオ・ジブリ、高畑勲さんがかかわったマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督の大人向けのフランス発のアニメーション映画だった。
そのゆったりとしたストーリーの語り口からか、何度か映画を見つつ、眠たくなったのだけど、こんな、どかか底の方に人生の深くて広い秘密が隠されているような映画も、ぼくは大好きなのです。絵が動く美術品、芸術品のようであったのは、高畑勲さんの「かぐや姫の物語」をぼくに思いおこさせもする。
映画もラストにさしかかり、ぼくの席の近くに座っていた70歳前後の男のかたが映画を見ながら、しくしくと泣いておられる。映画のエンドロールも終わり、部屋が明るくなると、隣にいた同じぐらいに年齢かと思われる女性の方がやさしく声をかけていた。
「あなた、泣いていましたね」
そんな大人の映画でした。帰りの電車の中でぼくもいくつかのシーンを思い出し、少し涙ぐみました。
ぼくの近くのあの人、もしかして赤い亀なのかなぁ? そんな人が、いつの間にか、そばにいるかもしれません。
映画『レッドタートル ある島の物語』
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先週の週末に見た映画「ジャニス リトル・ガール・ブルー」がとてもよくて、今週は会社から家に帰って来て、夜、ジャニス・ジョップリンばかりを聴いていたよ。ジャニスって正式のスタジオ録音のアルバムはその死の直後に出された"PEARL"も含めて4枚しかなかったのだね。しかも、その4枚の歩みで高みの頂上まで行ってしまってもいると思う。
1枚目は"BIG BROTHER & THE HOLDING COMPANY"というアルバムで、ここでのジャニスはサイケデリックなガレージ・バンドにほうりこまれたブルース好きのおきゃんな少女の趣。その中でもA面の1曲目の"Bye Bye Baby"という曲は、短い生涯を破れた恋のつらさばかりを歌うことについやした、彼女のまず一番初めの歌として相応しい。これからの歌手人生を予言するかのような歌なのだ。
2枚目は"CHEAP THRILLS"。ここでのガーシュイン兄弟作を大胆にアレンジした強烈な"Summertime"にぶっとびます。それから、ロバート・クラムの漫画のジャケットも最高だし、コンサートではハイライトとして必ず歌っていた"Ball And Chain"も入っています。
3枚目は"I Got Dem Al' Kozmic Blues Again Mama"。このアルバムのバックのプレイヤーの奏でる音が一番ソウルっぽい。それで、アメリカの批評家たちはアレサ・フランクリンの真似はやめるべきだ、などというお門違いないちゃもんをつけていたのだけど、"Maybe"や"Little Girl Blue"のような歌を、こんな歌い方で歌えるのはジャニス以外に誰ができるのだろう。
で、4枚目に"PEARL"を残してジャニスは逝ってしまう。どの曲も、どの歌もこのうえなく素晴らしい。その中でも"My Baby"という歌では、悲しい歌ばかり歌ってきた彼女にも希望のひとすじが見えてきたような、そんな歌なのに、旅暮らしのホテルの一室で空の向こうに旅だってしまうとは。
ジャニス・ジョップリンは最高です。おやすみZZZzzz.....
1枚目は"BIG BROTHER & THE HOLDING COMPANY"というアルバムで、ここでのジャニスはサイケデリックなガレージ・バンドにほうりこまれたブルース好きのおきゃんな少女の趣。その中でもA面の1曲目の"Bye Bye Baby"という曲は、短い生涯を破れた恋のつらさばかりを歌うことについやした、彼女のまず一番初めの歌として相応しい。これからの歌手人生を予言するかのような歌なのだ。
2枚目は"CHEAP THRILLS"。ここでのガーシュイン兄弟作を大胆にアレンジした強烈な"Summertime"にぶっとびます。それから、ロバート・クラムの漫画のジャケットも最高だし、コンサートではハイライトとして必ず歌っていた"Ball And Chain"も入っています。
3枚目は"I Got Dem Al' Kozmic Blues Again Mama"。このアルバムのバックのプレイヤーの奏でる音が一番ソウルっぽい。それで、アメリカの批評家たちはアレサ・フランクリンの真似はやめるべきだ、などというお門違いないちゃもんをつけていたのだけど、"Maybe"や"Little Girl Blue"のような歌を、こんな歌い方で歌えるのはジャニス以外に誰ができるのだろう。
で、4枚目に"PEARL"を残してジャニスは逝ってしまう。どの曲も、どの歌もこのうえなく素晴らしい。その中でも"My Baby"という歌では、悲しい歌ばかり歌ってきた彼女にも希望のひとすじが見えてきたような、そんな歌なのに、旅暮らしのホテルの一室で空の向こうに旅だってしまうとは。
ジャニス・ジョップリンは最高です。おやすみZZZzzz.....
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高橋健二さんの訳したヘルマン・ヘッセの「シッダールタ」の抜粋に竹田武史さんのインドの写真をちりばめた「シッダールタの旅」を読みました。写真もヘッセの文章も少し残酷で、とても美しい。どこか遠くに旅する時はこの本をリュックの中にしのばせて、クロスシートの列車の中で読みたいですね。それとも、会う機会のなくなったインド好きのあの人にプレゼントしたいですね。ヘッセの「シッダールタ」を再読してみたくなったのは、もちろんのこと。新潮文庫の高橋健二さん訳でですよ。
この本は美しいのですが、ぼくには、この美しさがどこからきて、どこへゆくのか、さっぱりまだわからないのです。
この本は美しいのですが、ぼくには、この美しさがどこからきて、どこへゆくのか、さっぱりまだわからないのです。
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二つの"Little Girl Blue"がありますね。ニーナ・シモンとジャニス・ジョップリン。ずいぶん違う二人の歌だけれども、二つとも大好きなのです。意訳してみました。
ニーナ・シモンの"Little Girl Blue"
♪♪♪
そこのすわって 指折り数えている
何ができるというのでしょう?
もうすぎてしまったこと
そこのすわって指折り数えている
不幸せなかわいいブルーの少女
そこにすわって 雨粒を数えている
あなたに降っています
わかるころなのです
いままで数えたことが
雨粒みたくに降っていることが
不幸せなかわいいブルーの少女に
そこにすわりたいんでしょう?
あなたにそそぐ
小さな雨粒を数えて
わかるころなのです
いままで数えたことが
雨粒みたくに降っていることが
不幸せなかわいいブルーの少女に
まだ時はそんなにたってはいないよ
降参したほうがいいかもしれない
そんなにやせほそってしまった少女
不幸せなかわいいブルーの少女に乾杯する
不幸せなかわいいブルーの少年が現れるのです♪♪♪
ジャニス・ジョップリンの"Little Girl Blue"
♪♪♪
そこのすわって 指折り数えている
他のだれかに何ができるというの?
あなたがどんふうに感じているかわかるよ
そんなもうすぎてしまったことも知っているよ
そこのすわって指折り数えている
不幸せなかわいいブルーの少女
そこにすわって 雨粒を数えている
あなたのまわりに降っているよ
わかるころなのです
誰か特別な人がやってきて
ずいぶん数えなくてはいけなかったんだねという
あなたはそれともその人に身をゆだねてみようかしらと思う
雨がたくさん降っているのを感じるみたく
あなたのまわり雨がそそぐころ
あなたが不幸せなのをわたしは知っているよ
だからそこにずっとすわっていてください
指折り数えて
ほかのだれか ほかの何か
なにがしたいのかもわからず
わたしにもあなたの感じていることがわかる気がして
わけもわからずに
すべてはすぎていってしまうしかなかったとしても
そこにずっとすわっていてもいいんだよ
いつまでも指折り数えていてください
わたしの不幸せで わたしのついていない
わたしのブルーの少女
あなたは不幸せだね
わたしだけは知っているのです♪♪♪
From the T.V. "Tom Jones show"
ニーナ・シモンの"Little Girl Blue"
♪♪♪
そこのすわって 指折り数えている
何ができるというのでしょう?
もうすぎてしまったこと
そこのすわって指折り数えている
不幸せなかわいいブルーの少女
そこにすわって 雨粒を数えている
あなたに降っています
わかるころなのです
いままで数えたことが
雨粒みたくに降っていることが
不幸せなかわいいブルーの少女に
そこにすわりたいんでしょう?
あなたにそそぐ
小さな雨粒を数えて
わかるころなのです
いままで数えたことが
雨粒みたくに降っていることが
不幸せなかわいいブルーの少女に
まだ時はそんなにたってはいないよ
降参したほうがいいかもしれない
そんなにやせほそってしまった少女
不幸せなかわいいブルーの少女に乾杯する
不幸せなかわいいブルーの少年が現れるのです♪♪♪
ジャニス・ジョップリンの"Little Girl Blue"
♪♪♪
そこのすわって 指折り数えている
他のだれかに何ができるというの?
あなたがどんふうに感じているかわかるよ
そんなもうすぎてしまったことも知っているよ
そこのすわって指折り数えている
不幸せなかわいいブルーの少女
そこにすわって 雨粒を数えている
あなたのまわりに降っているよ
わかるころなのです
誰か特別な人がやってきて
ずいぶん数えなくてはいけなかったんだねという
あなたはそれともその人に身をゆだねてみようかしらと思う
雨がたくさん降っているのを感じるみたく
あなたのまわり雨がそそぐころ
あなたが不幸せなのをわたしは知っているよ
だからそこにずっとすわっていてください
指折り数えて
ほかのだれか ほかの何か
なにがしたいのかもわからず
わたしにもあなたの感じていることがわかる気がして
わけもわからずに
すべてはすぎていってしまうしかなかったとしても
そこにずっとすわっていてもいいんだよ
いつまでも指折り数えていてください
わたしの不幸せで わたしのついていない
わたしのブルーの少女
あなたは不幸せだね
わたしだけは知っているのです♪♪♪
From the T.V. "Tom Jones show"
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こんな夢を見た。ぼくはとあるバーにいる。そこのマスターが蛇口に付けるような青いホースを持って来て、これをみんなで握って輪になろうと言うので、ぼくはそのホースを握って、そのバーにいる数人と輪になる。すると、マスターはこのまま外に行こうと言う。ホースを握ったまま数人でマスターを先頭に扉から外に出る。それから、ホースを握ったまま、マスターは走ろうと言い、ぼくたちは走り始める。しんがりにいたぼくはそこから離れたくなり、ホースから手を放し、一人、歩き始める。家に帰らなければと思い、見知らぬ町をうろうろするが、迷子になってわからない。もと来た道に帰り、そこで初めにまがるところを間違えていたのに気づく。歩いていると横断歩道がありそこを上がっていくと、見知らぬ駅とたくさんのバスが発着するロータリーが見える。知らない所だけど、これで家に帰れそうだ、とぼくはほっとひと安心する。
そこで目が覚めた。ホースとはいかにもフロイト的な夢の道具であるのだろう。けれど、それを放し、そこから帰れそうな駅が見えてきて、よかったです。空の向こうの河合隼雄ドクターは、拡充するためにぼくにこう問いかけてくれるでしょう。その駅はどんなところですか? ぼくは答えます。そこのプラットホームにはある女の人がいて、ぼくにこう言うのです。
「どうしていたの? もう帰ろうよ」
そして、ぼくは答えました。
「そうだね、帰ろう」
そこで目が覚めた。ホースとはいかにもフロイト的な夢の道具であるのだろう。けれど、それを放し、そこから帰れそうな駅が見えてきて、よかったです。空の向こうの河合隼雄ドクターは、拡充するためにぼくにこう問いかけてくれるでしょう。その駅はどんなところですか? ぼくは答えます。そこのプラットホームにはある女の人がいて、ぼくにこう言うのです。
「どうしていたの? もう帰ろうよ」
そして、ぼくは答えました。
「そうだね、帰ろう」
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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