えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

entry_top_w.png
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の「ブレードランナー2049」を会社帰りに映画館に寄り、見ました。監督はリドリー・スコットじゃないんだね。リドリー・スコットは製作・総指揮という形でこの映画に関わっております。金も出すが、口も出すということか。2時間40分があっという間でしたが、1982年公開の一作目の「ブレードランナー」のわかりにくさもそのまま。一作目は映画館やビデオで、ぼくは、3回以上は見ました。

一作目の「ブレードランナー」のストーリーとか、もうあまり思い出せないんだけど、今度の「ブレードランナー2049」を見ているうちに思い出して、一作目で感じたもしかしてこういうことなのかなというのが、そうだったのです。少しびっくり。

雨と夜に閉ざさされた近未来の映画といった趣は第一作のまま。

映画も素晴らしいけれど、ぼくはフィリップ・K・ディックの原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」の方がもっと好き。渇いているけれど、なんか哀切な小説でさ。SFはフィリップ・K・ディックとかJ・G・バラードとかロバート・A・ハインラインとかよく読んでいた時期があったな。J・G・バラードの「結晶世界」とかロバート・A・ハインライン「夏への扉」はもう一度、読んでみたい。もちろんフィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」もです。

映画『ブレードランナー2049』 | オフィシャルサイト
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png

秋ですなぁ。未明に目が覚めて聴いているのは"Chat Baker sings and plays"。昔、見たチェっと・ベイカー映画"Let's Get Lost"は衝撃的だった。何かが崩壊してしまった人間が、美しい音楽を奏でているのが不思議ですらあった。そのドキュメンタリー映画の撮影の最中にチェットはパリのホテルから飛び降りて自殺してしまい、映画は彼の人生とともに唐突に終わってしまう。写真家が本業である美しくフォトジェニックな映画"Let's Get Lost"の映画監督、ブルース・ウェバーが最も愛したアルバムがChat Baker sings and plays"でその中でもその一曲目に入っていた"Let's Get Lost"なのだという。その詞のようにブルースの目の前からチェットはいなくなったわけさ。いまごろ、天国で、秋に聞くおれの音楽は最高だろうと、トランペットを吹き、歌を歌っているのだろう。"Let's Get Lost"を意訳してみました。

♪♪♪
消えてしまおう
ぼくたち二人の腕の中に
いなくなろう
目覚まし時計は切って

二人が怠け者といわれたら
二人の見ている狂った夢の話を彼らにしてあげたらいい
わからない物語の霧の中を氷はとけていく
誰のノートにももうぼくたちは載っていない
二人で見つけた夜に祝福し
消えてしまおう

空想の霧の中、氷はとけていく
だれかのメモに書かれた二人の名前を消して
二人の見つけた夜を祝福し
いなくなってしまおう♪♪♪








entry_bottom_w.png
entry_top_w.png

雨の降らない夜は、会社帰りに最寄り駅の一駅手前で電車を降りて歩いて帰ります。帰り道に日枝神社があってお参りします。

きっとうまくいく
いいことあるよ

ゆめゆめうたがふことなかれ
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png

ぼくの中でアナログ・レコードが復活してしまった。この二枚はぜひともレコードで聴きたい。ディスク・ユニオンで見つけて、秋の夜長に素敵な名盤「イパネマの娘/バーデン・パウエルの偉大な世界 第1集 BADEN POWELL A VONTADE」と「トリステーザ/バーデン・パウエルの偉大な世界 第2集 O SOM DE BADEN POWELL」を聴きまする。「第1集」が「バーデン・パウエル伝」の趣ならば、「第2集」は「バーデン・パウエル外伝」。いわゆる「白盤」と「赤盤」などとも呼ばれているらしい。それから、「第2集」の内ジャケのイラストがかっこよすぎてしまうなぁ。
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png
こんな夢を見た。自分の部屋の窓から青空が見える。ぼくはベランダにいる母に晴れたねと声をかけると、母は嵐は過ぎ去ったんだよと答える。

そこで目が覚めた。そうか、嵐は過ぎ去るんですね。今夜、ぼくは鶴間の菩南座で嵐の中のバーでブルースを歌っています。遊びに来てね。

http://bonanzataro.web.fc2.com/
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png
こんな夢を見た。ぼくはどこかのお祭りの会場らしき所にいる。そこは人がいっぱいにぎわっている。その広場にはスクリーンがはられ、映画らしきものが投影されている。ぼくは何だろうと思い、そのスクリーンに近づいていくと、そのスクリーンの前に黒いスーツの男たちが一列に並び何かを護衛しているかのようなのだ。スクリーンには試合が始まる前のサッカーのグラウンドが写し出されている。日本代表とどこかの試合が始まりそうだ。それを見ていると、どこからか、エルモア・ジェームズのようなスライド・ギターのブルースのバンド・サウンドが聞こえてきて、ぼくはその方に近づいて行く。すると、小さな公園のような所で松竹谷清さんのスリー・ピースのバンド、ギター・ボーカル、ベース、ドラムスのバンドがブルースを演奏している。お客さんは女子、二人だけ。一曲、終わり、ぼくは清さんに声をかける。トマトスの曲が好きでした、何かトマトスの歌を演奏してくださいとリクエストする。松竹谷清さんはにやっと笑い、トマトスの曲を演奏し始めるところ。

そこで目が覚めた。きっと、ぼくはサッカーの試合よりももほろ苦く甘いブルースを聴いていたいのかも。おやすみZZZzzz.....

entry_bottom_w.png
entry_top_w.png
ブレイディみかこさんの著した「労働者階級の反乱 地べたから見た英国EU離脱」を読了した。ブレイディみかこさんは、最近、ぼくの思う一等注目すべきおもしろいライターです。イギリスのブライトンの公営住宅にダンプカー運転手の旦那さんと子どもと自らは保育士をしながら暮らしている人からの英国からレポート。彼女のまわりはワーキング・クラスばかりなのだそう。本の帯にこうありました。

「彼らは「排外主義に走った愚かな人々」なのか―??」

この本もやっぱおもしろかった。この本の章立てを紹介します。「第Ⅰ部 地べたから見たブレグジットの「その後」」、「第Ⅱ部 労働者階級とはどんな人たちなのか」、「第Ⅲ部 英国労働者階級の100年―歴史の中に今が見える」。ぼくはこの本から、いろいろ知らないことも知りました。例えば、英語の'PEOPLE'という言葉が「人びと」ということと同時に「労働者」という意味であるちうこととか。その労働者が歴史の節々で立ち上がり、世界を動かし、変えてきたこととか。別の本に書いてあったのだけど、EU離脱の決まった次の朝、生粋のワーキング・クラスでEU離脱に賛成を投じた隣のおじさんに朝の挨拶をみかこさんはしたそうだよ。

「大変なことになりましたね」
「あぁ、大変なことになったな。おれたちはこれから、地獄に行くんだよ。そして、そこからまた立ち上がる」

EUに対してはこんな意見があることも知った。英国の労働党左派議員だったスチュアート・ホランドはEUの仕事に深く関わり、今はこう警告を発しているそうだ。

「ドイツは20世紀に二度、ヨーロッパを破壊しそうになったが、21世紀は緊縮財政の押し付けで同じことをしている」

みかこさんは英国の労働者階級の人たちのことをこう書いている。

「EU離脱投票の結果を知った朝、わたしが一番最初に思ったのは、「この国の人たちは本当にやってしまう人たちなのだ」ということだった。いいにしろ、悪いにしろ、英国の労働者は黙って我慢するような人たちじゃない。必ず反撃の一手に出る。ものすごい暴挙でも、大それたことでも、彼らを怒らせたら、本当にやってしまう」

さて、紹介するムービーはこの本でも取り上げられているケン・ローチ監督のドキュメンタリー"The Spirit of '45"。1945年、戦争が終わり、その年に英国では選挙が行われたのだが、英国の人たちは、特にワーキング・クラスは戦勝国の首相、ウィンストン・チャーチルを選ばなかった。命をかけて戦ったのはおれたちだ、おれたちに分け前をよこせと、保守党は敗退し、チャーチルは失脚した。(けれど、ぼくはウィンストン・チャーチルはなんか好きだけどね。)



英国はもっとも尖鋭な民主主義の国かもしれないよ。




entry_bottom_w.png
<< 前のページ 次のページ >>
[211]  [212]  [213]  [214]  [215]  [216]  [217]  [218]  [219]  [220]  [221
plugin_top_w.png
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
4 7
12 13
16 18 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
えいちゃんのお奨め

ライブのお知らせ

ぼくのTwitter

plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
最新コメント
[05/19 Pg Soft]
[05/04 ペコ]
[12/23 ロンサム・スー]
[07/27 gmail account]
[08/29 えいちゃん]
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
ブログ内検索
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
最新トラックバック
plugin_bottom_w.png
Copyright えいちゃん(さかい きよたか) by えいちゃん All Rights Reserved.
Template by テンプレート@忍者ブログ