えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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こんな夢を見た。ぼくはスペインかどこかのリーグのサッカーの試合をテレビで見ている。ちょうどハーフタイムの時間で数人の審判がテロリストの人質になっているのが映し出される。テロリストは無慈悲に審判員の顔をめがけて至近距離でピストルの引き金を引くが、顔に弾痕をつけ、血を流しながら、審判員は倒れない。そのようにテロリストは審判たちを処刑していこく。ところが、ある審判が顔に塗られたドーランのようなものを拭い落とすと、顔に傷跡はあとかたもなく、消えていく。次々に審判たちはそのように顔のメイクを落とし始める。ぼくは、これはハーフタイムのショウだったのかな、と思う。それにしても、誰も死ぬ人がいなくてよかった、と思う。

そこで目が覚めた。われながら危ない夢を見ますな。くわばら、くわばら。そして、夢の神さまは夢に意外な着地点を用意してくれているものですな。きっと、現実だってそうさ。
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去年からずっと見たいと思っていた伊藤智生監督の「ゴンドラ」を横浜伊勢佐木町の映画館、ジャック・アンド・ベティーで見た。30年ぶりのリバイバル上映の幻の名品だとのこと。ジャック・アンド・ベティーでは、なんと、デジタルではなく、30年前のフィルムで上映してくれていた。

見ながら、日本でロード・ムービーをルイス・ブニュエルを撮ったならこんな映画になるのではなどと思っていた。きっと、映画というフォーマットでしか表現できなことっていうのもあるんだ。

いつしか、映画に惹きこまれ、ぼくは、ぼくも子どもんころは、どこか、どこにも自分の居場所がこの世界には用意されていないように感じていたのを思い出した。その思いは今でもぼくに憑りついていて、きっと、おしまいまでそうなのかもしれない。見ながら、ずっと、初めて見る映画なのに、デジャブ、既視感を感じていた。30年前に見たことがあったのどうか、その記憶のないのが不思議。

上映後、映画館で伊藤監督のトークを聞いた。こんな名画を撮ったのはこんな人なのか。今、劇場映画の第二作目を準備しているとのこと。心の中で応援しています。見に行きます。楽しみです。

映画「ゴンドラ」公式サイト あなたには居場所がありますか?
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その昔、残業続きの夜、終電で家に帰ってくると、深夜にNHKで「兵士たちの戦争」という番組をやっていて、見始めると、その戦争の悲惨さにいつしか深夜の二時になるまで見ていた。その番組は第二次世界大戦を戦った(名もなき)兵士にインタビューするという内容で、インタビューに答える兵士は、怒りのような感情で、ついには手も声も震えて証言する人も多くいた。その時に、哲学や理念での真実とか本当とかでははなしに、戦争の現実とは何だろうかと、ぼくは考えてしまうようになった。

ついちかごろも吉田裕さんの「日本軍兵士 ―アジア・太平洋戦争の現実」を読んだ。戦争の現実は恐ろしい。戦争は地獄です。

そして、人の命を大切にしない政軍一致のかつての日本と、過労死や自殺を顧みず、何も変わろうとしない、変えようとしない今の日本の多くの企業は、まったく地続き暗黒であるとも思う。

番組|NHK 戦争証言アーカイブス - NHK オンライン





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松田町寄のロウバイ円の蝋梅畑をほろ酔いでほっつき歩いていたのです。あたり一面黄色い梅で、ぼくを夢心地に誘うそこらじゅうかぐわしい黄色い梅の香り、梅の香り、梅の香り・・・
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町田天満宮では梅の花が咲きはじめていました。お参りをし、御神籤をひいたら「大吉」だったのです。

「第十八番 御神籤

 渦を巻く
 谷の小川の
 丸木橋
 渡る夕べの
 ここち するかな

 運勢 大吉」

ゆめゆめうたがふことなかれ
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この前、見た坂本長利さんの芝居の「土佐源氏」がすごく良くて、原作の「土佐源氏」が所収されている民俗学者、宮本常一の「忘れられた日本人」を読みました。何度目かの再読です。

この本に載せられた「土佐源氏」は自伝的要素の濃い創作だなどともいわれてきたのだけれども、いつか、この「土佐源氏」について記した発表されなかった日記も見つかり、本当の聞き書きであったことも証明されたことは、カーテンコールの答えて、拍手の中を登場した坂本長利さんも言っておりました。

「忘れられた日本人」に書かれた戦前の日本人の男女の性の奔放さに、はにかみ屋のぼくは驚いてしまうのだった。民俗学という学問を起こした柳田国男はそのようなことは、ほとんど書いていないのになと思う。柳田国男は性については、何か抑圧していたのかもしれないな。

そして、宮本常一の「忘れられた日本人」に登場する人たち、男も女もなんと生き生きとしていることだろう。これは日本の風土に根ざしたブルーズだ。旅する民俗学者、宮本常一の歌うように唱えた聞き書きは常民学とも呼ばれたのだけれども、あるブルーズ・マンはぼくにブルーズはordinary(普通の、平凡な、ありきたりな)だから素晴らしいと教えてくれたことも思い出した。宮本常一は日本の古い村でたくさんのロバート・ジョンソンやライトニン・ホプキンスとも出会ったことだろう。





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レンタルDVDで大林宜彦監督の「野のなななのか」を見る。初見だと思って見始めたら、実は昔、映画館で見ていたのを思い出した。自分のブログを探してみたら、そこにもあったのです。

えいちゃんのブログ 野のなななのか

再び見て、圧巻でした。再び感動しました。生きているものも死んでいるものも、みんな、本当はいっしょにいるんだね。山中綾野を演じる安達祐実さんがすごい存在感。奇をてらわないメッセージ。野辺送りの音楽を奏でる野の音楽隊にはぼくの姿もあるのではないかと妄想してしまう。そして、何度も引用される中原中也の詩。

大林監督、まだまだ何本も映画を作りつづけてください。ぼくはファンです。それから、あー、芦別を旅してみたい。

野のなななのか : 作品情報 - 映画.com
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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