えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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ぼくの中でアナログ・レコードが復活してしまった。この二枚はぜひともレコードで聴きたい。ディスク・ユニオンで見つけて、秋の夜長に素敵な名盤「イパネマの娘/バーデン・パウエルの偉大な世界 第1集 BADEN POWELL A VONTADE」と「トリステーザ/バーデン・パウエルの偉大な世界 第2集 O SOM DE BADEN POWELL」を聴きまする。「第1集」が「バーデン・パウエル伝」の趣ならば、「第2集」は「バーデン・パウエル外伝」。いわゆる「白盤」と「赤盤」などとも呼ばれているらしい。それから、「第2集」の内ジャケのイラストがかっこよすぎてしまうなぁ。
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こんな夢を見た。自分の部屋の窓から青空が見える。ぼくはベランダにいる母に晴れたねと声をかけると、母は嵐は過ぎ去ったんだよと答える。

そこで目が覚めた。そうか、嵐は過ぎ去るんですね。今夜、ぼくは鶴間の菩南座で嵐の中のバーでブルースを歌っています。遊びに来てね。

http://bonanzataro.web.fc2.com/
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こんな夢を見た。ぼくはどこかのお祭りの会場らしき所にいる。そこは人がいっぱいにぎわっている。その広場にはスクリーンがはられ、映画らしきものが投影されている。ぼくは何だろうと思い、そのスクリーンに近づいていくと、そのスクリーンの前に黒いスーツの男たちが一列に並び何かを護衛しているかのようなのだ。スクリーンには試合が始まる前のサッカーのグラウンドが写し出されている。日本代表とどこかの試合が始まりそうだ。それを見ていると、どこからか、エルモア・ジェームズのようなスライド・ギターのブルースのバンド・サウンドが聞こえてきて、ぼくはその方に近づいて行く。すると、小さな公園のような所で松竹谷清さんのスリー・ピースのバンド、ギター・ボーカル、ベース、ドラムスのバンドがブルースを演奏している。お客さんは女子、二人だけ。一曲、終わり、ぼくは清さんに声をかける。トマトスの曲が好きでした、何かトマトスの歌を演奏してくださいとリクエストする。松竹谷清さんはにやっと笑い、トマトスの曲を演奏し始めるところ。

そこで目が覚めた。きっと、ぼくはサッカーの試合よりももほろ苦く甘いブルースを聴いていたいのかも。おやすみZZZzzz.....

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ブレイディみかこさんの著した「労働者階級の反乱 地べたから見た英国EU離脱」を読了した。ブレイディみかこさんは、最近、ぼくの思う一等注目すべきおもしろいライターです。イギリスのブライトンの公営住宅にダンプカー運転手の旦那さんと子どもと自らは保育士をしながら暮らしている人からの英国からレポート。彼女のまわりはワーキング・クラスばかりなのだそう。本の帯にこうありました。

「彼らは「排外主義に走った愚かな人々」なのか―??」

この本もやっぱおもしろかった。この本の章立てを紹介します。「第Ⅰ部 地べたから見たブレグジットの「その後」」、「第Ⅱ部 労働者階級とはどんな人たちなのか」、「第Ⅲ部 英国労働者階級の100年―歴史の中に今が見える」。ぼくはこの本から、いろいろ知らないことも知りました。例えば、英語の'PEOPLE'という言葉が「人びと」ということと同時に「労働者」という意味であるちうこととか。その労働者が歴史の節々で立ち上がり、世界を動かし、変えてきたこととか。別の本に書いてあったのだけど、EU離脱の決まった次の朝、生粋のワーキング・クラスでEU離脱に賛成を投じた隣のおじさんに朝の挨拶をみかこさんはしたそうだよ。

「大変なことになりましたね」
「あぁ、大変なことになったな。おれたちはこれから、地獄に行くんだよ。そして、そこからまた立ち上がる」

EUに対してはこんな意見があることも知った。英国の労働党左派議員だったスチュアート・ホランドはEUの仕事に深く関わり、今はこう警告を発しているそうだ。

「ドイツは20世紀に二度、ヨーロッパを破壊しそうになったが、21世紀は緊縮財政の押し付けで同じことをしている」

みかこさんは英国の労働者階級の人たちのことをこう書いている。

「EU離脱投票の結果を知った朝、わたしが一番最初に思ったのは、「この国の人たちは本当にやってしまう人たちなのだ」ということだった。いいにしろ、悪いにしろ、英国の労働者は黙って我慢するような人たちじゃない。必ず反撃の一手に出る。ものすごい暴挙でも、大それたことでも、彼らを怒らせたら、本当にやってしまう」

さて、紹介するムービーはこの本でも取り上げられているケン・ローチ監督のドキュメンタリー"The Spirit of '45"。1945年、戦争が終わり、その年に英国では選挙が行われたのだが、英国の人たちは、特にワーキング・クラスは戦勝国の首相、ウィンストン・チャーチルを選ばなかった。命をかけて戦ったのはおれたちだ、おれたちに分け前をよこせと、保守党は敗退し、チャーチルは失脚した。(けれど、ぼくはウィンストン・チャーチルはなんか好きだけどね。)



英国はもっとも尖鋭な民主主義の国かもしれないよ。




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映画も見たのだけれども、東野圭吾さんの「ナミヤ雑貨店の奇蹟」を読了した。映画は映画で良かったし、本は本でとてもおもしろかったよ。こんな謎解きの物語があったんだねぇ。すこしだけ人生とか時間とかの謎も解けたかな? それはぼくにはわからない。けれど、それでもいいのさ。こんど、ナミヤ雑貨店に手紙を書きます。






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こんな夢を見た。ぼくと一人の女はロシアの大平原のハイウェイのわきの道を歩いている。見渡す限り原っぱだらけで、片側三車線の真っ直ぐな道ののびる道路にはまばらにしか車は走っていなくて、そのわきの砂利道の歩道を二人は歩いていて、歩き草臥れている。たまにしか走っていない車が後ろの方から来たので、ぼくは車道の方に駆けより、いちかばちか、親指を横にして、ヒッチハイクをしてみる。すると、奇跡的に二台のとても大きなアメ車が停まってくれる。一台目の方の後部座席のドアを開けると、前には二人の男女、後ろには前の男女よりも若いティーン・エイジャーらしき二人の男女が乗っている。みんなアメリカ人らしい。どうやらこの四人は家族らしい。ぼくは二人、乗りたいんだと言うと前の座席のドライバーは乗りなよと答える。座席にはカウチ・ソファに置くような大きなクッションがいくつも置かれていて、それを後部座席の二人は後ろのトランクに入れてくれて、ぼくたち二人がゆうに座れるスペースができる。ぼくたちは車に乗り込み、総勢六人でのドライブの旅が始まる。前の二人は上機嫌で、いつも笑いながらおしゃべりしている。ぼくがずいぶん楽しそうだねと声をかけると、ハンドルをにぎる男がブランデーとスパークリング・ワインを飲んだのさと答えて、車を路肩に停める。ぼくたちは窓から景色を見る。どこまでも野原が続くすばらしい景色。しばらくして、また車は動き始める。

そこで目が覚めた。たまにヒッチハイクをする夢を見ます。夢の中で大きなアメ車に乗って平原をドライブしたのさ。人生もヒッチハイクみたいなもんだなぁ。ひとりぼっちじゃ生きていけないのさ。だから、乗せてやったり、乗せられたりするのさ。楽しいよ。きっと夢の中の道は広大なユーラシア大陸を横断し、サンクトペテルブルグをつっきり、ドーヴァー海峡までつづいているのかな。さて、夢のつづき、夢のつづきで、おやすみZZZzzz.....
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友だちだったわけではないのですが、がまんしきれずに、伊藤耕について書いてみます。ライブに足を運んで遠くで見ていただけなのですが、そんなやつもきっといっぱいいるだろう。

そうだ、ぼくが高校に入った頃、パンク・ロックというやつがイギリスのロンドンやアメリカのニューヨークからやってやってきていたのです。ある時、友だちと新宿の輸入レコード屋さんでぶらついて、レコ―ドを見て暇つぶししている時、レコード屋さんの掲示板にライブのお知らせのチラシ(当時はフライヤーなんてしゃれた言葉はありませんでした)があったのです。そのチラシには、パンクロックのライブとあり、ぼくは日本にもパンクロックをやっている人がいるのかと思い、行ってみようよと友だちにもちかけたのでありました。そうか、行ってみようとなり、出かけたのであります。もう遠い昔のんころ、出かけたそこは新宿の三丁目、バーのようなところで、ギターアンプとかベースアンプとかドラムセットがあり、そこで高校生の二人はロックの洗礼を受けたのであります。耳をつんざく大音量で。バンドは三つ、SPEEDと自殺とSYZE。一番初めに登場したSYZEのヴォーカルが伊藤耕さんでした。MCはほとんどしゃべらなく、一曲ごとに煙草の火を付けようと、お客さんのそばに近よって、煙草をさしだすと、お客さんはライターで煙草に火を付けます。その煙草に火を付けてもらう伊藤耕は忘れらませんわ。(あとになってそこはゲイバーみたいなところだったのを知った。)

そしてSYZEはいつのまにかFOOLSと名前を変え、伊藤耕のバックで演奏するメンバーも少し変わっていたのだけど、そのころ、ぼくは本当にFOOLSのライブには何度も足を運びました。Sly & Family StoneとRolling Stonesを足し算したのではなく、掛け算したような強烈なダンス・ビートで伊藤耕はMCでわけのわからないおもしろいことをしゃべくりまくり、歌を歌って、みんなを踊り狂わせておりました。ぼくは、なんというか、日本にもこんなMick Jaggerみたいなかっこいいヴォーカリストがいて、こんなFUNKYなビートで踊らせてくれるバンドがいるんだと思って、ちょくちょくライブに通っていたのです。すごかった。バンドの演奏も興にのった後半のころ、オーディエンスがみんな、ステージにかけ上り、いやなことを笑い飛ばしながら数えきれない男女がいつも踊り狂っているのです。1980年代の初めのころでしょうか。FOOLSのライブはいつもそんなパーティー。それから、ある時期、FOOLSはライブ・シーンから姿を消しました。

ある時、お茶の水の楽器店街をぶらぶらしていて、とあるレコード屋さんに入ると、FOOLSの真新しいレコード"Silly Blues"が目に入りました。買って聴いてみると、すごくかっちょいい。別荘のこととかもリアルに歌っている。ある時、大晦日の渋谷クアトロかどこかのライブを見に行った時もすげえかこよかった。主催はじゃがたらだったけな。けれども、それから数年後、FOOLSはほどんど、ライブをしなくなってしまった。

21世紀になり数年後、伊藤耕がブルース・ビンボーズというバンドでまた、歌を歌っているという噂を聞き、静岡のどっかの町にまで聞きに行ったのさ。すこし齢を取った耕がそこにいて、半分以上が新曲で、どの曲もすばらしくて、まだRock'n' Rollは転がりつづけているぞと思ったのです。それからのFOOLSの再結成でのクロコダイルでのライブもかっこよかったなぁ。何度も見にいったさ。

遠くからしか知らないけれど、おいらはさ、伊藤耕は長生きすると思っていた。別荘の中では規則正しい生活でそこで健康を回復してとか、おめでたいこととか思ったりしていた。ところが、二年ぶりの耕が高円寺に帰って来て、みんななぜか、泣いているのかもしれない。おいらも泣く。

今夜、伊藤耕の歌を聴いて踊っていたみんなは仲間だって気がするよ。献杯!
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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