えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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谷保のかけこみ亭で「第6回護憲と反戦・平和のための女たちの「共謀」コンサート」を見ました。初めてかけこみ亭に入り驚いてしまった。大学の頃のサークルの部室のような空気がありました。すっかり、昔へとタイムスリップしたみたく感じ、なんだか馴染んでしまって、とてもリラックスできました。食べたカレーライスもとてもおいしかった。

演者の志万田さをりさん、ケニー井上さん、高月まなさん、石原ミキコさん、館野公一さん、よしだよしこさん、飛び入りのウッディーさんらの個性的ですてきな歌と演奏の数々がすばらしかった。思いがけず、黒一点、ケニー井上さんの歌とギターを聞けてしまったこともうれしい。ぼくは夕焼け楽団のアルバムは全部、持っているんです。そうか、ケニーさんも今の社会や政治を憂えているのかとも思いました。みなさん、楽しく共謀しましょう。

かけこみ亭
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劇団民藝の「正造の石」を紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAに見に行きました。明治の足尾鉱山鉱毒事件を背景に一人の女性の自立を描いておりました。この物語が決して古くならないような日本の現状が悲しい。一部と二部の幕間にお年をめした二人のご婦人が、ぼくの後ろの方でお話をされておりました。

「わたし、このような劇を見て、いつも思うんですよ。わたしって何も日本のことを知らなかったんだなって」

しかも、その過去が今につづいていて、同じことが繰りかえされ、誰かが泣いている。さて、演劇にもどり、婦人解放運動のさきがけともいわれる福田英子やあの偉大な田中正造も登場します。とても感動したことはいうまでもありません。そして、谷中村から東京に出てきた田舎やまだしねーちゃんのヒロインを華麗に演じた森田咲子さんがとても素敵でした。

正造の石|2019年上演作品|劇団民藝公式サイト
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矢部宏治さんが文を著し、須田慎太郎さんの写真の本「戦争をしない国 明仁天皇のメッセージ」を一気読みしました。近ごろでは左どころか右と呼ばれる人たちにも敵視されているようにぼくが思える平成の天皇の言葉による日本が表わされているようなのです。

こんな本を読んだからには、ぼくもいっぱしの右翼とかウヨクかなと思うとそうでもないらしいけれども、国旗とか国歌とか何か好きではない、そのような人でも日本が好きな人がいたらどうでしょうかと明仁天皇と美智子皇后に畏れおおくも問いかければ、そのような人がいてもいいのではないかしらお答えになってくれそうなお二人は、いまや民主主義と平和の守護者のようではないかしら。

天皇陛下が沖縄を訪れた際に詠まれた琉歌は、今、沖縄戦の最激戦地に建てられた住民、軍人、日本人、アメリカ人の区別なく身元不明者遺骨を収めた「魂魄の塔」に刻まれているそうです。

花よおしやげゆん
人 知らぬ魂
戦 ないらぬ世よ
肝に願て

陛下とともに日本がいつまでも戦争をしない国であることを願ってやみません。






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ケネス・ルオフ先生によるハーバード大学での天皇制についての講義が新書になり、それを読みました。「天皇と日本人 ハーバード大学講義でみる「平成」と改元」です。おもしろくて一気読みしてしまった。ほとんどが平成の明仁天皇と美智子皇后について書かれている。アメリカの日本現代史の研究者は明仁天皇と美智子皇后の目標と象徴性は五つのことに特徴づけられるといっています。

(1)戦後憲法固有のさまざまな価値を含め、戦後体制を明確に指示してきたこと。
(2)社会の弱者に配慮し、地理的その他の要因により周辺でくらす人びとに手を差し伸べ、社会の周縁との距離を縮めるよう努力してきたこと。
(3)戦争の傷跡と、さらに全般的に帝国の時代がもたらした深い傷跡をいやし、戦後を終結させようと努力してきたこと。
(4)日本が示すぺき誇りを堂々と提示してきたこと。ただし、その誇りは、日本史の見方を含め、単純きわまるナショナリズムとは異なる国際協調主義に裏づけられたものであったこと。
(5)美智子皇后が際立った行動を示し、重要な役割を果たしてきたこと。

お二人を尊敬いたします。具体的な論証は本書をお読みください。すべてとはいいませんが、サヨクにもウヨクにも敵視されているようなところがある。苦しい立場ながら、明仁天皇と美智子皇后は伝統から立ちのぼってきた平和と民主主義の守護者のようではなかろうか。




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亡き父の思い出です。自治会というのがありますね。近所のゴミ出しとか、下水道のどぶさらいとかしています。その小さな自治会を自分の属する、もしくは指示する政党の宣伝の場にしようとした人がいたのです。(この話は政党の名前は関係なく、それについては控えさせてください。)父はそれに猛反発し、それを無きものとしました。その後、自治会の人から言われたのです。ありがとうございます、あれは私もおかしいと思っていたんですよ、その話が無くなってよかったです、と。近所の手前、遠慮もあるだろうけれど、言い出す人は父一人。どうして、みんな、声をあげないんだろうと思いましたよ。そして、正しきトラブル・メイカ―、その父の血をぼくは受け継いでいるんだなと、近ごろときたま思うようなことがあります。
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この前の日曜日、巣鴨から湯島、御茶ノ水、神田へと古いお寺、神社、教会を巡りました。

巣鴨では、おばあちゃんの原宿とも呼ばれる巣鴨地蔵通り商店街からとげぬき地蔵尊のある高岩寺を参りました。ここに洗い観音様がおり、水で洗っていると体が軽くなって、気持ちよくなっていくという不思議な経験をしました。きっと、観音様を洗うということは、父や母や遠いご先祖を洗う、まだ見ぬ子供たちを洗う、すべての生きとし生けるものを洗うということに通じているような気もしたのです。いつもの座右の銘を思います。

ゆめゆめうたがふことなかれ



湯島の湯島天神こと湯島天満宮では梅まつりが開かれておりました。梅は二分咲きか三分咲きぐらいかな。祭囃子が奏でられていてたくさんの人。


神田明神こと神田神社に。


湯島聖堂は静かです。


御茶ノ水のニコライ堂こと東京復活大聖堂教会へ。


そして、カトリック神田教会聖堂です。


さて夜はKAKADOで智歌さんの歌を聴きました。映像とのコラボレーションも素晴らしい。歌の言葉がメロディーとリズムとともに心にすーっと胸に入ってきました。


いい一日になりました。
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こんな夢を見た。ぼくはどこかの高原のようなところを歩いている。会社に出勤しようとしているらしい。そこで、忘れ物に気づき、来た道を引き返し、取りに行こうとする。その道から遠く西の方にも東の方にも山々が見えている。すると片方の西だか東の山々の峰の一番高い山が噴火するのを見る。そして、もう片方の西だか東の山々の一番高い山も噴火する。遠く二つ火山の噴火に挟まれるようにして、ぼくは家に帰ろうとしている。二つの峰々は富士山ではないが、ぼくはついに来るべき時が来てしまったのだろうかと思う。家に着くと、そこは大きな平屋でいくつかの世帯が共同でそこに住まわっている。となりの家族の一人にぼくは避難しなきゃだめだ、急いで急いでと声をかけられる。

そこで目が覚めた。実際のぼくの家からは山は見えないのだけど、火山は怒りという感情の放出のメタファーでもあるそうなのです。怒りや苦痛のない平和で自由などこかに移り住みたいとも思う。きっとそこは心の真ん中にあるはずです。

そして、黒澤明監督の大好きなオムニバス映画「夢」の中から「赤富士」を紹介いたします。

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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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