えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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町田市立国際版画美術館で「パリに生きた銅版画家 長谷川潔展―はるかなる精神の高みへ―」を見ました。

一木一草に神、仏が宿るという言葉があるのを知ってはいましたが、長谷川が第二次世界大戦中の最も苦しい時に、一本の木が、自分にボンジュールと挨拶ししているのを聞いたのだそうです。それから、すべての事物に神が宿り、象徴として輝いているのを感じ、版画の黒い線や面が、輝き始める。その静かなる輝きも少しはぼくも感じることができたような気がしたのです。静かな黒の輝きです。

いつも町田市立国際版画美術館に来ると思うのだが、版画を自分でもやってみたいな。そして、CDを出すなら自分の版画をジャケットにするのです。もちろん輝けるモノクロームで。

パリに生きた銅版画家 長谷川潔展―はるかなる精神の高みへ― | 展覧会
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こんな夢を見た。ぼくは小さな一人乗りの飛行機で空を飛んでいる。下の方に自分の家が見えている。そろそろ着陸しなくてはと思う。ぼくの家の近くの小さな公園にこの前も着陸できたのだから、今度もできると思う。ぼくは少しづつ飛行機の高度を下げていく。

そこで目が覚めた。「星の王子さま」を書いたサン=テグジュペリの飛行機乗りの小説「夜間飛行」とか「人間の土地」とか、好きだったな。再読してまたくなりました。
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泣きながら今夜はおやすみZZZzzz.....

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ビルボード・ライヴ東京に、 ダン・ペン & スプーナー・オールダムを見に行ってきました。レコードの作詞作曲として"Dan Penn and Spooner Oldham"とレコードに表わされていた何曲ものサザン・ソウルの名曲が歌われ、二人でちびりちびりとビールを飲みながら演奏しているだけなのに、音楽の泉から清水がこんこんと涌き出るかのよう。ときおりぼくはうつらうつらしながらも、それはそれは至福の時だったのです。かっこよすぎるぞ、南部の田舎者の二人組。

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大林宣彦さんの著した「戦争などいらない‐未来を紡ぐ映画を」を一気読みしてしまった。

大林さんは自身の名刺で「映画監督」ではなく、その肩書として「映画作家」と名のっているそうだけれど、ぼくはそんな大林さんの紡いだ映画が大好きなのです。今でも映画を撮り続けていて、近年の「反戦三部作」とも呼ばれ、大林さん自身は「古里映画」と呼んでいる「この空の花-長岡花火物語」、「野のなななのか」、「花筐/HANAGATAMI」、どれも素晴らしかった。大林組の映画って、わけがわからないんだけど、おもしろくて、感動してしまう。「古里映画」というのは「この空の中-長岡花火物語」が新潟の長岡、「野のなななのか」は北海道の芦別、「花筐/HANAGATAMI」が佐賀の唐津を舞台にしていて、去年撮り終えて、今年の夏に公開が決まっているらしい「海辺の映画館-キネマの玉手箱」はついに大林さん自身の古里、広島の尾道を舞台にした「古里映画」だそう。とても楽しみです。

ところで、この本で知ったのだけれど、あの世界的な巨匠、黒澤明とは、もちろん大林さん自身も世界の巨匠だけれども、黒澤監督の映画「夢」のころから親しくしていらして、黒澤さんからこんなことを話されていたということも「戦争などいらない-未来を紡ぐ映画を」に書かれていた。

「映画には必ず世界を救う力と美しさがある。でも、それを実現するには四百年はかかる。俺はもう八十歳で、人生が足りない。君が五十歳なら、俺よりもう少し先に行けるだろう。君が無理だったら、君の子どもたちの世代、さらにそれがダメだったら孫たちの世代が、少しずつ俺の先の映画をつくってほしい。そして、俺の四百年先の映画をつくってくれたら、そのときにはきっと映画の力で世界から戦争がなくなっている」

「夢」のラストシーンを思い出し、映画はポップ・ミュージックと同じなんだとも思う。

大林宣彦さんのいう「奇想天外の映画マジック」、「ウソから出たマコト」の奥にある人生の真実が少しだけ「戦争などいらない-未来を紡ぐ映画を」では明かされているようなのです。










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いつかディジュリデュと共演したい曲があって、ナンキプーさんのお助けにより、ついに夢がかないました。ありがとう。こんな詞でもある"Life is a dream time?"です。きみは夢を信じるかい? おやすみZZZzzz.....

♪♪♪
キャンプファイヤーの夜
不思議な女の子にあったよ
彼女は黒い長い髪をしていた
黒い大きな瞳をしていた

キャンプファイヤーの向こうで
思いだしてるみたいに言った
彼女はどんなに悲しくてもいいのさ
彼女はどんなにつらくてもいいのさ

彼女は踊ることが大好きで
だけど、機械のビートにあわせて踊れなくて
誰かのハートのビートにあわせて踊る
だけど、僕とは踊ってくれなかった

彼女はインダス川を南に下り
静かな南の海を、旅をした
オーストラリアの赤い砂漠にたどりつき
虹色の蛇の言葉が降ってきた

Life is a dream time.
Life is a dream time.
Life is a dream time.
Life is a dream time.

彼女のママは行ってしまった
彼女はパパにさよならを言った

Life is a dream time?
Life is a dream time?
Life is a dream time?
Life is a dream time?♪♪♪

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ピーター・ファレリー監督の「グリーンブック」を見ました。1962年の秋からクリスマスの冬にかけて、アメリカ南部を性格のまったく違う二人の男が車に乗って、旅をするうちに強い友情が芽生え、育つというような物語です。性格も違うけれど、一人は黒人で一人は白人、一人は上層階級で三歳のころからピアノを弾き、なんとレイナード・バーンスタインに「神業」と呼ばれたのピアニスト、一人は中下層階級の高級サパークラブ「コカパバーナ」に用心棒に雇われたやさぐれやくざ。そんな凸凹な二人のロード・ムービー。なんとも想像どおりのラストの物語の展開が気持ちよく、心がほっこりあたたまりました。黒人の側から生ぬるい白人視点の映画だとの批判の意見もあるらしいのですが、人種差別をいつの間にか越えてしまったかのような二人のとてもいい映画だと思いました。

この映画を見て、黒人・白人の混成リズム・アンド・ブルース・バンド、Booker T & The MG'sのスティーブ・クロッパーのインタビューでの言葉を思い出す。

「メンフィス・レコード・スタジオで録音していて、人種差別なんてなかったし、考えもしなかったけれど、ひとたびスタジオの外に出れば、それはあったんだよ。南部のツアーの時、白人しか泊めてくれないホテルしか見つからなくて、黒人のメンバーは白人のおまえたちだけで泊まれと言ってくれたけれど、それはできなくて、みんなでトラックやバスで夜を明かしたものさ」

Duke Ellington's "New World A-Comin'". Carnegie Hall 1955 (Don Shirley, piano)


Traveling While Negro Green Book

映画『グリーンブック』公式サイト
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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