えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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八王子にはおもしろいぼく好みの居酒屋がけっこうあり、「シムラホール」もその一店。日本酒のメニューも揃っていて、定番の肴のメニューは安定したおいしさだ。雰囲気は1970年代のどこかにタイムスリップしたようで、楽しい。カウンターの向こうの調理場のお店の大将にこの牛筋の煮込みはやわらかくて美味しいねとぼくが声をかけると、簡単ですよ、圧力鍋を使うんです、と答えてくれた、その人の気さくさも素敵です。
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フィンランドの巨匠、ミカ・カウリスマキ監督の『世界で一番しあわせな食堂』を見ました。

同じくフィンランドの巨匠、アキ・カウリスマキ監督とは兄弟で、ミカ・カウリスマキお兄さんなんだね。二人とも、日本の巨匠、小津安二郎監督を尊敬していて、ミカ・カウリスマキには「静かなる反抗者」という論考もあるそうなのだが、ぼくは未だそれは読んでいない。『世界で一番しあわせな食堂』の主人公は、フィンランドの片田舎の町に訪れた妻を亡くした中国人のコックで、アキ・カウリスマキ監督の前作『希望のかなた』の主人公はフィンランドにやって来たトルコ人で、二人とも、ネーションやらステート、いわゆる国家という怪物、化け物に絡めとらわれてしまいつつあるこの世界に静かなる反抗を企てているのかもしれない。

この『世界で一番しあわせな食堂』は何のストーリー展開もなく、淡々と進んでいき、おしまいの方ですこしハラハラしつつ、ハッピー・エンドで締めくくられ、全編を通してほっとするようなユーモア溢れる多幸感に満ちていて、見てよかったな、と思いました。

どちらがいいともいえないのだけれど、小津映画はなんとも惜別とした別れでエンディングとなり、カウリスマキの映画は出会いの後の希望でファイナルとなるのですね。

この映画に出てくるフィンランドの人たちのやさしさにぼくのハートはあたたかくなる。

映画『世界で一番しあわせな食堂』 公式サイト
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『路傍の反骨、歌の始まり 姜信子 × 中川五郎 往復書簡』を読みました。

読みながら、この本を少なからぬ人数の歌いつづける人生を選んだぼくの友だちに回覧をしたい、などとも思ってしまう。

この本は、近ごろは語りべを始められ、たくさんの著作もある姜信子さんと、半世紀以上も歌い続けてきたシンガー、中川五郎さんのとても深い内容の公開された往復書簡集で、熊本で大きな災難をもたらした地震のあった、およそ一か月後の2016年5月31日に石牟礼道子さんの童話『水はみどろの宮』の話に始まる姜信子さんの手紙は、何通ものやりとりがあり、それはいつしか「「無縁」の場」のこととなり、新型コロナウィルス禍に世界が席捲されてしまう前夜のような2020年2月1日、中川五郎さんの姜信子さんへの新しい旅への誘いで幕を閉じる。ぼくもその旅の席にどこかにいて、同じ列車の中にいれればいいな、と思った次第。

さて、姜信子さんの手紙に出てきた「「無縁」の場」とは脚注によればこんなこと。

「無縁の「場」 無縁はもともと村社会や寺社から切り離された場所や状態を指す言葉だが、中世日本の研究者網野善彦が著書『無縁・公界・楽』において、世俗から切り離された特殊な空間で権力から自由や平等が確保され、いきいきとした人間性が発揮されていたことを指摘し、その概念を捉え直した。また、権力の及ばないそのような自由なエリア、聖域はヨーロッパや中国でもアジール等と呼ばれる特別な場として歴史的に社会内に確保されていたことも指摘された」

そうか、無縁の場は何度も立ち現れて消えていくもので、ぼくが惹きつけられるものは、人を縛る「絆」ではなく「無縁」ではなかったのか? いくつかの場所も思い浮かびもする。今、ウィルス禍の中、そのような場が奪われて、失われつつあるのかもしれないけれど、何度でもそれはこれからの未来に立ち現れるのだろう。旅の途中のそのような無縁の場で、ぼくは、また、きみと再会したいのです。






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ひさしぶりにBob Barley & the Wailersのアルバム"Burnin'"を聴いていたら、この前、空の向こうに旅立ったBunny Wailerの歌声が、こんな夜に、ぼくの部屋に響きはじめた。"Pass It On"、音楽は、とてもすばらしくて聞き入ってしまう。詞を意訳してみました。おやすみなさいZZZzzz.....

♪♪♪
きみが何を手にしようが
自分の目で見るんだよ
じぶんのしたことがどうなのか、ちゃんとわきまえて
すると、いいことがもどってくるのさ
すると、きみに残っているのはきみの良心で
きみを裁くのは他の誰でもないきみ自身の心だけ
もう自分のことばかり考えるのはやめて
次に渡そう

自分のためだけに生きているのなんて虚しいだろう
自分のもっているささやかなものを次に渡そう
必要な時に兄弟を助けよう
次に渡そう
自分のためにだけに生きるなんてつまらない
だれかのために生きよう もう一度、生きてみるのさ
そうすれば、そこは神様の治める王国なのさ
次に渡そう

暗闇の中にいたとしても
光があばいてくれる
善と悪を区別し裁くためにぼくたちはここにいるんじゃない
けれど、正しいことをすれば
暑くうなされる日も
日陰が救ってくれる
けれど、日が過ぎていき
太陽の下、だれもきみを見つけられはしない
自分勝手はやめて
次に渡そう

必要な時に兄弟を助けよう
次に渡そう
自分のためにだけに生きるなんてつまらない
だれかのために生きよう もう一度、生きてみるのさ
そうすれば、そこは神様の治める王国なのさ
次に渡そう♪♪♪


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季節は寒さのぶり返した今日でありましたが、梅の花の残る町田天満宮にふらりと立ち寄り、世の中の平和とぼくの健康長寿を願い、参拝いたしました。御神籤をひけば「大吉」。

「第十八番 御神籤

 渦を巻く
 谷の小川の
  丸木橋
 渡る夕べの
  こヽち
  するかな

 運勢 大吉」

ゆめゆめうたがふことなかれ
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吉祥寺のアップリンクでジョン・コニー監督の『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』を見た。

この映画は、昔、レンタル・ビデオで見たことがあったな。レンタルビデオ店がつたや以外にも、昔はあって、どこかの変わった個人経営のお店で借りたのだと思う。その時は、わけのわからない映画だと思い、けれど、サン・ラーはぶっ飛んでいてかっこいいな、と思ったものでした。今、改めて、書籍「サン・ラー伝」を監修した湯浅学さんの日本語字幕付きで、少しは分かりやすいけれど、それでも、なんだかよく分からない映画で、けれども、かっこよかったし、サン・ラーの音楽は最高です。

サン・ラーが宇宙からやって来るUFOというかフライングソーサーというか空飛ぶ円盤が、おっぱいの形をしていて、その奇妙さに笑ってしまう。

冒頭のシーンが昔の1940年代のジャズクラブでサン・ラーがピアノを弾いていいると、テーブルの上のコップが割れ、ありたあらゆるものが壊れてしまうといいのは、サン・ラー自身がインタビューで、こんなことがあったと答えていた話でもあります。

この映画は、場面のありとあらゆるところにサン・ラーのアストロノミーの秘密が記号がちりばめられ、隠されているに違いない。それを解き明かすために、ぼくは再びサン・ラーの音楽を聞かねばなるまい。

映画『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』公式サイト
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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