えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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群馬の方に日帰りのバスツアーをしました。苺、すき焼き、湯葉の食べ放題。できたての湯葉がこんなにおいしいものだとは知りませんでした。ビールや日本酒も飲んでお腹いっぱいです。盛りだくさんで楽しい時はすぐに過ぎていくのに、このツアーはなんだかゆるい感じもあります。楽しかった。
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玉川せせらぎホールで第七回せせらぎ寄席の昼の会「江戸前の落語を聞く会」を見ました。見た演目を書き記します。前座の柳家しろ八くんの「鶴」、病気療養の柳家権太楼師匠の代演での瀧川鯉昇師匠の「時蕎麦」、古今亭文菊師匠「棒鱈」で仲入り。主任は桃月庵白酒師匠の「笠碁」。

桃月庵白酒師匠の「笠碁」がとてもよかったです。社会への皮肉もちくりと刺さる絶妙なる枕の爆笑から入る定番の古典落語に滑稽と人情の機微の両方もいたく感じ入った次第です。落語は楽し。
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ビルボードライブ横浜で吾妻光良 & The Swinging Boppersを見ました。定期的にこの日本語で歌うブルージーな八管のゴージャスなジャンプ・ブルース・バンドを見たくなります。一列目の管楽隊の真正面で見ると、曲と曲の合間のメンバーの世間話らしきものが聞こえてきます。いわく、さっきちょっとまちがえちゃった、云々。ゆるくても激しくホットなこのバンド、やっぱ最高ですな。
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こんな夢を見た。ぼくは古い昔のバンド仲間と大きなどこかの駅の地下街を歩いている。バンドをしていた友だちは、この先にある学習塾で、バンドのファンであった女子が結婚祝いのパーティーをしている、行かないか、と言う。それじゃ後で駆けつけるよ、とぼくは言い、仲間と別れる。地下街を歩きながら、なんとなく気が進まなくなり、行くのをよそうかな、とも思う。けれども、こんな機会は二度とないと思い、その人とも二度と会えないかもしれず、結婚祝いをしているらしい学習塾に向けて歩きだす。すると、たくさんの小学生がそのパーティー会場の学習塾に向けて、整列して歩いているのを見かける。こんなにたくさんの子どもたちも祝うのか、すごいな、とぼくは思う。会場の建物には墨で筆で手書きされた大きな看板があり、覗くと、今日のパーティーの主人公が子どもたちに沖縄の三線を弾けながら、何かの授業をしている。本当に先生になったんだ、とぼくは感心する。そこのテーブルに用意してあったハイボールか何かを何杯も飲み、ぼくはしこたま酔っぱらってしまう。いつの間にか周りにほとんどいなくなり、ぼくとバンド仲間などの数人と今日のパーティーの主役の女子のみとなっている。ぼくは、挨拶しなくては、と思い、なぜかその女子の前で土下座をして、憶えておいででしょうか、さかいきよたかと申します、みなさまからはえいちゃんと呼ばれておりました、ご結婚、誠におまでとうごさいます、と言うと、その女子は、ずっとえいちゃんの歌に憧れていました、わざわざ来てくれて嬉しいです、と涙を目にためて、答えるようなのだ。女子は、さあ、お立ちになってください、と言う。ぼくが立つと、女子はハイボールを作ってくれる。そんなにおれの歌ってよかったかな、などとぼくは思っている。

そこで目が覚めた。なんだか、嬉しい夢でした。過ぎ去ったことは戻ってきませんな。いまだにぼくは、時々は歌っておりますが、ふとした瞬間に報われる時があるのかもしれまそんぞ。
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田中優子さんの著した『蔦屋重三郎 江戸を編集した男』を読みました。今年の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』で話題の蔦屋重三郎の足跡を個人史ではなく、蔦屋重三郎が編集し、世に送り出したさまざまな本、浮世絵によって、明らかにするといった内容でした。

さすが田中優子さんの著述で、そこから立ち上る江戸の空気にぼくは魅せられてしまいます。と同時に、当時、疑われていなかった差別と偏見による蔦重の限界についても書かれています。常に天災に翻弄されつづけてきた歴史の日本にあって、江戸元禄の時代の自由は、天明の大飢饉、浅間山の大噴火により、失われてしまうのだけれど、現代は、徳川家の長き二百七十年にわたる平和の治世に、いいことも、悪いことも学ぶ意味は大きいと思うのです。

歌麿、写楽を売り出した大編集者『蔦屋重三郎 江戸を編集した男』田中優子 | 文春新書
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成瀬巳喜男監督の『女の座』を渋谷の映画館で見ました。1962年の白黒映画。1962年は、NHKラジオの戦争行方不明者の捜索を呼びかける番組「尋ね人の時間」が打ち切りになり、小津安二郎の最後の監督作品『秋刀魚の味』が封切りになり、初めての首都高速道路が開通した。

『女の座』は女系大家族のホーム・ドラマ。その家長である父を笠智衆が演じ、母を杉村春子が演じている。女系家族の娘たちを演ずるのは、高峰秀子、三益愛子、草笛光子、淡路恵子、司葉子、星由里子。高峰秀子や草笛光子がうまい。髪結いの亭主のような役で加東大介が出てくるのだけど、ぼくは、敗戦国の元臣民兵士の悲哀を感じてしまう。ストーリーはとりたててなく、会話劇によって表されるのも庶民の悲哀で、ユーモアの笑いをさしはさみつつ、しかも、その中に見え隠れするものはエゴイズムの残酷さなのだ。どこか、小津安二郎監督の『東京物語』のようでもある。ラストは序破急の破が起こり急となり、涙を誘う。どこか毒を含みつつも、日本のいい映画なのだった。

帰りにムルギーによりカレーライスを食べました。おいしかった。
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四月一日、新宿末廣亭 令和七年四月上席昼の部を見ました。いつものように見た演目を書き出してみます。前座の林家十八くんの「穴子でからぬけ」、二つ目の古今亭雛菊さんの「平林」、春風亭柳枝師匠の「狸の恩返し」、岡大介さんのカンカラ三線、柳家小平太師匠の「ふだんの袴」、古今亭志ん丸師匠の「白犬」、林家八楽師匠の紙切り、三遊亭武蔵丸師匠の「不精床」、橘家蔵之助師匠の「猫と電車」、アサダ二世さんの奇術、林家種平師匠の「ぼやき酒屋」、入船亭扇遊師匠の「一目上り」でお仲入りでした。林家つる子師匠の「やかん」、ニックスのお二人の漫才、古今亭文菊師匠の「親子酒」、柳家三三師匠の「釜どろ」、翁家勝丸師匠の太神楽。主任は古今亭菊志ん師匠の「火焔太鼓」でした。

林家つる子師匠の「やかん」や古今亭文菊師匠の「親子酒」でおおいに笑いました。主任の古今亭菊志ん師匠の「火焔太鼓」は、古今亭志ん生の得意としていた演目で、古今亭の宝刀であることを見せつけてくれるかのような何ごとかを見せつけてくれたようなのです。

そこで、ぼくはCDでしか聴いたことのない古今亭志ん生の「火焔太鼓」のことを思ってしまう。昭和の戦後に遅く花咲いた名人は、その花ひらく前の人生は貧乏の辛酸をきわめていたらしく、志ん生にとっての「火焔太鼓」に出てくる火焔太鼓は落語そのものではなかったのか? まさに落語でしか昭和の破天荒な一世一代の大名人の人生は救われなかったのである。落語は素晴らしく、寄席はパラダイスなのです。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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