えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

杉浦日向子さんとソ連(ソバ連)のみなさんが著し、編集した「ソバ屋で憩う」を読む。1997年に出された本で、当時の東京を中心とするそば屋案内とソバとソバ屋談義の本。この本に紹介されているソバ屋がまだ存続していることを願い、もしもあるとするならば、行って、食して、午後にお酒を飲みたい。そう、ソバ屋とは、杉浦日向子さんとソ連のみなさんによれば、ソバを食すところであるとともに、昼から酒を飲み、憩うところでもあるらしい。杉浦日向子さんがこの本で説かれている「ソバ屋の客のたしなみ」を心する。引用します。
「ソバの香りは繊細だ。ソバ屋では、きつく匂う話題は避けたい。なま臭い色恋の修羅話、うさん臭い商談、キナ臭い口論は、禁煙席より徹底して排すべきだ。
店に入ったら、つとめて自然体で背景に溶け込む。そこから、じわじわ憩いが醸し出される」
さて、憩いとは何だろうか? 「野麦 長野・松本 山野草のごとき清楚なたたずまい」の章で杉浦日向子さんはこうも述べられている。
「憩う、とは、のんべんだらりと時を過ごすことではない。余分なものをそぎおとして、素になるときこそが、憩いであろう。野麦で憩う。ソバが好きで、ほんとうに良かったと、必ず実感できるだろう」
なるほどですね。ソバ屋に憩いにいきましょう。

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